日本では小型犬が好まれる傾向が強く、それに伴った先天性の疾患に気を付けなければなりません。
■膝や股関節の奇形
程度の大小はありますが、ほぼ半数に見られます。数週間から数カ月で判明しますが、購入時にはわからない場合もありますので飼主さんに渡ってから歩き方が変だったら、まずペット屋さん・ブリーダーに相談した方がいいでしょう。
■循環器系の奇形
肝臓に入る血管が迂回したり、心臓の血管の狭窄、欠損などや胎児の時の血管が出生後も残ってしまい支障をきたす場合もあります。
■その他の奇形
脳の奇形も小型犬には結構みられます。水頭症、小脳欠損などです。歩きはじめの頃から異常に気付くでしょう。その他、眼や口の奇形もたまにあります。
いずれも成長が遅れたり、沈うつになったりしますので、購入の際は気をつけてみてください。