予防医学コラム

パッチ・アダムス

 先日、北見でパッチ・アダムス トゥルー・ストーリーと言う映画が上映されたようですが、パッチ・アダムスとは実在するワシントンD・C・生まれのアメリカの医師でクラウンドクターと呼ばれていて、本名はハンター・ドーティ・アダムスといいます。 映画ではロビン・ウィリアムズが主演で彼をモデルとして描いています。 ホスピタルクラウン、クリニクラウン(臨床道化師)を始めた人で、現在も世界中でクラウニング活動の実践や更なる普及に向けて講演活動をしていて、日本にも講演会の為に何度か来日しています。
父親がアメリカ軍の兵士だったため、韓国やドイツなどの駐屯地で育ち、父親とは疎遠で父親が亡くなったあと、教師をしていた母親と兄とともにアメリカに帰国しますが、学校でいじめに遭い、それから逃れるために3度入院生活をしました。18歳のときに、問題から逃げるのではなく、社会変革を起こして立ち向かおうと決心し、退院後、クラウン(ピエロ)の格好で人々を楽しませる活動を始めるともに、多くの書物を読みはじめ、学生時代から金儲け優先の医療のあり方に疑問を持ち、愛とユーモアを根底において人に優しい医療を目指しました。ヴァージニア医科大学卒業後、ウエストバージニア州ポカホンタスに、自分の目指す医療ができ、しかも無料で医療サービスの受けられる病院「ゲズントハイト・インスティテュート」を設立しました。「ゲズントハイト・インスティテュート」は「お達者(お元気)で病院」といった意味で、12年間そこで無料の診療活動を行いました。(当時はかなり奇異に思われてまったく寄付がなかった為、無料診療を続ける為に他で働かざるをえない状況だったそうです。)
パッチ・アダムスは、さらに社会的な活動家でもあり、一種の民間外交官でもあり、プロの道化師、アーティストであり、俳優でもあります。彼は毎年世界中のボランティアたちと共に孤児や患者やそのほかの大勢の人たちを喜ばせたり、希望を持たせるようなチャリティ活動をしています。 彼には7つの信条があって
①人をケアする理由はただひとつ。人間を愛しているからです。
②ケアは愛を動詞化する。ケアは概念ではなく行動です。
③人を思いやるという人生を送ることによって、あなたは自分のなかで一番深い平和と安らぎを得る。
良い意味のお返しをすること(良きカルマを積む/カルマからの解放)。例えば、米国がアフガンに爆弾を落とし始めたとき、私はアフガンの人々を愛したいと思い、即座に現地に飛んだ。
⑤平和のためにクリエイティブになる。例えば、死の床でアメイジング・グレイスを歌う。
⑥情熱を持ち、不可能だと思っていた夢を見る。
⑦人をケアすることは、科学的見地からしても、あなたのためにいいことがある。 と来日した時に講演で言っていたそうです。
私も彼が来日した時に忙しい中、会わせていただいてお話をする機会をもらいましたが、予定が合わず次回にでもと言うことになって、今思えば残念でなりません。
興味のある方は実話なのでDVDでも借りて見てみてください。

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