予防医学コラム

当院の検査機器(その1)

 今回は、当院の検査機器をご紹介します。まず、心臓の検査に必要な検査機器が多数ありますので、2回にわけてご紹介したいと思います。
心電計
心電図検査のことですが、第一次世界大戦の頃に開発されたものです。正しくは12誘導心電図のことで循環器診療の第一歩と言っても過言ではありません。手足4ヶ所、胸部6ケ所に電極のシールを貼り、心臓が動くときに出る微弱な電気信号を12か所からなる方向から記録したものです。いまではどこの診療所や病院にもあり、狭心症や心筋梗塞、不整脈などの診断が可能です。ただ心電図を読み解くには12本の心電図の波形を理解し、微妙な異常を見つけられるかが鍵になりますので、毎日多数の心電図を見ている私でも難解な時があります。
心臓超音波検査
当院では経胸壁心エコーといって、胸から超音波端子をあてて、心臓の形や大きさ、動き、弁の状態を観察するものです。心電図検査と同様、無害で痛みもなく、簡便な検査ですが、当院では熟練した検査技師がおこなっておりますので、微小な異常も見落としがありません。
24時間ホルター心電図検査
24時間胸部に心電図のシールを貼って記録する機械ですが、不整脈や狭心症発作を見つけるために行います。今では非常に小さく軽い機器となり、防水もされていますので、昔のような重い機械をつける必要はありません。もちろん自宅での記録になりますので、入院の必要はありません。動悸を訴えられる患者様で何度か行うことで、不整脈の発見に至り、適切な治療により動悸から解放された方がたくさんおられます。原因不明の動悸がある方はご相談ください。
ABI検査
動脈硬化の検査です。ABI(Ankle Brachial Index)検査と言って、足首と上腕の血圧を同時に測定し、その比率から足の血流状態を評価する検査で、末梢動脈疾患(PAD)の診断が可能です。また、ABIは全身の動脈硬化の指標としても有用で、ABIが低い場合、足だけでなく心臓や脳の血管にも動脈硬化が進行している可能性があります。
ここまでは非侵襲的(無害・無痛)な検査をご紹介しましたが、次回、『当院の検査機器(その2)』では放射線を使用した検査機器を紹介したいと思います。

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