これまでのCOVID-19感染状況を見てみましょう
●全国のCOVID-19感染者数
2021年11月10日現在、世界全体で感染者2億5千万人超(死者505万人)、日本全体で172万4826人(死者18362人)です。
図1は国内の第1波から第5波の新規感染者数の推移を示しています。
2021年6月下旬頃から始まった第5波は、8月20日に過去最多となる25851人の新規感染者を記録しました。入院者数は一時20万人を超え、第5波の累計入院患者数は80万人に達しました。インフルエンザの1シーズンの入院患者数は、1万5千人〜2万人ですので、第5波でのCOVID-19入院者数は例年のインフルエンザの入院患者の50倍であったということになります。また患者数の爆発的な増加によって入院できず自宅療養や宿泊療養となる方も、都内だけで4万人を超える事態となっていました。
●北海道の感染者数
2021年11月10日までで、感染者数6万838人(死者数1472人)です。その推移を図2に示します。全国と比較すると第5波の大きな波は見られず、第4波と同レベルとなっています。
オホーツク圏内のこれまでの感染者数は979人です。
2021年の北見保健所管内(北見市、訓子府町、置戸町、美幌町)の月別の発生数を図3に示します。総数515人のうち7月からの3ヶ月間で371人(72%)が罹患しています。表は管内のクラスター事例です。このうち高校でのクラスターが1件、小児関連では保育施設のクラスターが2021年9月に発生し、園児8人が感染しています。