予防医学コラム

『狭心症のカテーテル治療法』とは

 今回は、狭心症のカテーテル治療(PCI治療)についてのお話しです。
PCI治療とは、経皮的冠動脈形成術・経皮的冠動脈インターベンションとも言い、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患に対する治療の1つです。狭心症や心筋梗塞は血液中の脂肪やコレステロールが血管壁にこびりついたり、動脈硬化が進行したりして、心臓の血管が細くなることにより発症します。
PCI治療は、この細くなった血管をカテーテルを使って押し広げ、血流を回復させます。 簡単に手順を説明します。
①シースを挿入後、カテーテルを挿入
②冠動脈を造影して、狭窄部を確認
③ワイヤーを通過
④バルーンで前拡張
⑤ステントを膨らませる
⑥カテーテルを抜去
⑦シースを抜いて、止血
以上の工程をひとつひとつミスのないように進めることで完成です。
次回は『カテーテル治療のメリットとデメリット』に関して説明したいと思います

fukuhara2406

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