予防医学コラム

眼瞼けいれん

 まぶたがピクピクとけいれんするのを感じたことがある方は多いと思いますが、この状態は眼瞼ミオキニアと呼ばれます。まぶたを閉じる筋肉である眼輪筋が不随意に収縮している状態で、睡眠不足、疲労、ストレスなどによって起きると考えられています。数分から数週間で自然に軽快することが多く、休息や睡眠により改善します。一方で、治療が必要なものもあります。  眼瞼けいれんとは、自分の意思と関係なく、まばたきに異常をきたす状態をいいます。眼輪筋が持続的に収縮し、それが間をおいて繰り返します。自分では制御できず、どうすることもできません。まばたきをリズミカルにすることができず、症状が進行すると自分では目を開けることができないため歩行中にぶつかってしまうこともあります。精神的な影響を受けることも多く、緊張で症状が悪化することもある一方、普段の生活では重症で目を開けられないのに、診察室では無症状ということもあります。  自覚症状は『目を開けているのが辛い』『眩しい』『ゴロゴロする』などで、頬や口の周りまでけいれんするタイプもあります。  原因は、大脳基底核にある運動抑制システムの機能障害と考えられています。その他には、パーキンソン病などに合併するものや、薬剤性のものがあります。中高齢者に多く、やや女性が多いようです。  治療は筋肉の収縮を抑制するボトックス注射が効果的です。薬物療法や、まぶたを支えるクラッチ眼鏡が有効なこともあります。  皮膚のたるみや、眼瞼下垂症を合併している場合は手術を考慮することもありますが、手術をすると症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。

 

渡邊先生コラム2308

 

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