さわやかな風に、夏の気配を感じる頃となりました。 ここ数年、外出を控えていた方も「今年こそは…」と久しぶりの旅行を楽しみにしている方もいるのではないでしょうか？ 旅行のほかに、趣味や生きがいを思う存分楽しむためにも、心やからだを健やかに保つことは大切ですね。
～自分のため、大切な人のために『がん検診』を受けましょう！～ 日本人の２人に1人は生涯に1度はがんにかかるといわれています。 はじめは自覚症状がなく、からだに異常を感じた時にはすでに相当進行していることが多いです。そのため、がんについて『死の病』のイメージをもつ方もいるかもしれませんが、今は早期に治療できれば約9割は完治するとの報告もあります。 がんは誰でもかかる可能性がある身近な病気であり、早めの段階で見つけるための定期的な検診と日常生活での予防が大切です。
【がん予防のための５つの健康習慣】
～国立がん研究センター「科学的根拠に基づくがん予防」より～
１．禁煙する（たばこは吸わない・他人のたばこの煙を避ける）
２．節酒する
３．食生活を見直す（減塩する・野菜と果物をとるなど）
４．身体を動かす（今より毎日10分ずつ長く歩くなど）
５．適正体重を維持する（太りすぎやせすぎに注意）
「忙しくて暇がない」「もし見つかったら怖い…」「自分は元気だからきっと大丈夫」などの理由で、検診のチャンスを逃している方はいませんか？
検診を受けることで、早期発見・早期治療につながること、異常なしの場合はホッと一息…安心して過ごせるメリットは大きいです。
自分自身のため、大切な人の笑顔を守るために、ぜひ検診を受けましょう！
■お話 北見市保健福祉部健康推進課 保健師 岡田 梢 氏
