陽気が良くなり吹く風も爽やかな季節になりました。戸外へ出て散歩やジョギング、山菜採り、サイクリング、パークゴルフ等々楽しいですね。ところであなたは骨の健康気にした事ありますか?骨の健康はアクティブな人生を送るためにとても大切なものです。 目に見えないので気づきにくいのですが日々の生活の中でこんなことはありませんか? 家に上がろうと足をあげた時につまづく、雨の日に道で足が滑ったり、バスに乗り降りするときヒャッとしたり。もしかしたら、骨密度が低下しているサインかもしれません。 「骨密度」とは骨を形成するカルシウムなどのミネラル成分を計測したもので骨の強さを評価する指標です。丈夫な骨を維持していくためには骨密度を低下させないことが大切です。
◎骨密度を高める栄養素は
①カルシウム…丈夫な骨には欠かせない成分です。骨の主成分はリン酸カルシウムです。新しい骨を作るために欠かせません。1日に必要なカルシウムは70代で650㎎牛乳ですと約3.2杯分ですが、他にはチーズやシジミ、木綿豆腐などにも多く含まれます。
②ビタミンD…カルシウムの吸収を促進し血液に入ったカルシウムを骨まで運ぶ働きがあります1日の必要量は8.5μg。 鮭で1/3切れ程度、その他、しらす干し、うなぎなどにも含まれます。
③ビタミンK…骨のたんぱく質を活性化して骨の形成を促します。小松菜で3株程度、ブロッコリー、春菊、納豆などにも多く含まれます。
④マグネシウム…骨を作る成分の様々な酵素の働きを助けます。70歳男性で350mg女性では280mg必要で、さつま芋だと小1ケ程度。バナナやひじきにも含まれます。
食事はバランスよく摂ることが大切ですが1日でそれらは賄いきれません。1週間の中でいろいろな食品を食べるよう工夫してみましょう。もう一つ、よく噛んで食べることも大切です。よく噛むことによって食品に含まれている栄養素の吸収を良くします。又運動も大切な要素になります。1日2、3分程度でもかかとの上げ下ろし片足立ち等。ラジオ体操もおすすめです。ラジオ体操は道具の要らない、どこでも、いつでも、誰にでも気軽にできる運動の一つです。
北見市では5月10日から29の地区で毎朝6:30から「おはよう会」でラジオ体操を行っています。
(開催場所の問い合わせは北見市スポーツ課0157-33-1842へ)
さあ、ちょっとした心がけで骨を丈夫にし、元気な毎日を送りましょう。
■お話 北見地区栄養士会 後藤田 倫子 氏