健康・福祉コラム

“さかな” 食べていますか?

みなさんは、“さかな”を食べていますか?
魚介類には、筋肉などからだをつくるたんぱく質、丈夫な骨や歯の発育に欠かせないカルシウムやビタミンD等も含まれます。
また、魚の脂には、血液をサラサラにしてくれるEPA(エイコサペンタエン酸)や脳の発達に不可欠なDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれます。
毎日食べたいものですが、全国の魚介類の摂取量は減少し続けています。北見市で令和3年度に実施した健康に関する意識アンケート調査では、魚介類を食べる頻度が週に2回以下の人は48.2%を占め、魚介類の摂取が少ない状況です。
魚料理はハードルが高いイメージがある方が多いのでしょうか?
「魚介類は、手間がかかって大変」「骨があるから」など魚を敬遠する声も聞こえてきます。もっと手軽に簡単に魚料理を楽しめるよう、解決策を考えてみました。
「生臭さが気になる…」
魚の生臭さは腐敗が進む過程で出てきます。買ったら早めに調理しましょう。
・流水でさっと洗う。
・塩や酒をふって置き、出てきた水分をふきとる。
下ごしらえや調理が面倒…」
骨抜き処理済みのもの、味付きのものなど、加熱するだけで食べられるものもあります。
おろしていない魚は、お願いすると捌いて内臓をとって切り身や3枚おろし等にしてくれるお店もあります。買い物に行ったら、お魚コーナーをチェックしてみてください。
缶詰は、骨ごと柔らかくなっていてまるごと食べられ、常温で長期保存も可能です。また、電子レンジやフライパン、オーブンシートを使って調理すると片づけも簡単です。
魚介類は、たんぱく質などのほかにも栄養成分を豊富に含み、健康を支える重要な働きを担っています。毎日の食生活に積極的に取り入れましょう。
健康推進課では、おさかなレシピ集を作成し配布しています。ご希望の方は、北見市保健センター(まちきた大通ビル4階)健康推進課窓口までお越しください。
水産庁では、毎月3~7日を「さかなの日」として、水産物の消費拡大に向けた取組を官民協働で推進しています。
色々な情報やレシピが載っていますので、ぜひご覧ください。

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■お話 北見市保健福祉部健康推進課  管理栄養士 鈴木 さゆり 氏

  2024/02/26   M I
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