健康・福祉コラム

食事にまつわる時代の変遷 ~不足から飽食へ、そして健康長寿へ〜

食は人の歴史そのものです。戦後の食糧不足から、豊かさの時代を経て、健康長寿を目指す時代へと移り変わってきました。
戦後復興期(1945〜1950年代)
食べること自体が課題で、代用食や配給制度に頼る毎日でした。学校給食法の制定により給食が広がり、子どもたちの成長を支えました。
高度経済成長期(1970年代)
コンビニや外食産業が広がり、便利で豊かな食生活が定着。肥満など新しい課題も生まれ、「成人病」は「生活習慣病」と呼び変えられました。
健康志向期(2000年代〜)
「食育」や「栄養バランス」が注目され、食は健康を育むものへ。2005年に食育基本法が施行され、2013年には「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

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健康長寿への工夫
塩分を減らし、野菜を増やす
•塩分を控え、野菜や魚を増やす
•鍋や麺の汁物は、飲む汁を減らす
•保存食(佃煮など)は量を減らし、生野菜と一緒に食べる
•醤油は減塩タイプを使ったり、薬味を利用して量を減らす
•漬物は「浅漬け」や「酢の物」に置き換える
朝食を食べる
• 朝食を欠かさず食べ、生活リズムを整える
年の始めに食習慣の目標を立て、健康を育み、食を通じて人とのつながりや地域の恵みを大切にしていきましょう。
参考資料
日本人の栄養と健康の変遷 はこちら 

健康コラム2512

お話 北見地区栄養士会 酒井 氏 田中 氏

  2025/12/26   gracom
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