リレーコラム_ペット広場

今できる事をひとつずつ

私たちは北見市近郊で、主に犬の保護活動をしている「ぐるーぷ せた」です。
北見市犬猫愛護協議会、アニウェル北海道と協力、連携し動物と共生できる社会を目指しています。
“今できる事をひとつずつ”をスローガンに活動する仲間です。
メンバーはそれぞれに家事、仕事をしながら保護犬と関わる時間を作り活動しております。
スローガンにもあるように、自分が今できる事(保護、預かり、譲渡、シッター、チラシ作成、SNSへの投稿など)を無理のない範囲で行っています。
保護犬は色々な環境から、様々な理由で放棄されています。なかには過酷な環境下で生き残ってきた犬もいます。その保護犬達の状況、健康状態、さらに心のケアも含め、その命を次の暖かい家族に繋ぐために、私たちは活動しています。
保護犬を迎える場合、新しい家庭になじむまで時間がかかる場合があります。犬が自分のペースで心を開いていけるよう、人には忍耐力が求められると感じます。これは保護預かり期間でも同様です。
よく耳にする「仔犬じゃないと懐つかない、躾ができない」という事はありません。時間と愛情を注ぎ続けることで必ず犬達はその愛情に応え、感謝を持って深い絆をつくり、日常の中でのしぐさで私たちに笑顔と、共に暮らす豊かな時間をプレゼントしてくれます。
また、彼らの物語や経験を通じて、動物の権利、愛護活動、環境問題など様々な新しい視点を学ぶことは私たち自身の成長と発見につながり、より豊かな幸せをもたらしてくれることでしょう。
最近の傾向としては、飼い主様の高齢による、拠無い事情により置き去りにされるケースが増えています。この場合は保護、譲渡の流れとなります。また突然の入院による飼育不能な状況には、飼い主様が健康回復し自宅へ戻るまでの預かりや、シッティングの活動も増えています。その時々の事情に合わせたサポートを心がけ活動しております。
この様な事例から、伴侶動物と暮らす飼い主様にはペット信託など自分に万が一のことがあった場合の事も事前に考えて頂きたいと思います。
大切な家族として共に暮らす伴侶動物が、飼い主様を失った先でも安定した暮らしが継続できるよう環境を整えることも飼い主様の責任と思います。
その他、仲間の一員である「ツナグネコ」のご厚意により、昨年より東武端野店様で、毎月第一日曜日の啓蒙活動に参加させて頂いております。飼い主のいない犬猫に対する北見市の助成金活用のご案内、ペット防災情報の展示などを行っています。また、支援金の一部を物資支援としてご寄付頂き保護犬達の暮らしに使わせて頂いております。
そんな、私たちと一緒に活動してくださる仲間を募集しています。興味のある方はお問い合わせください。

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高橋さん高橋さんくるーぷ・せた 代表 高橋 真美 氏
次の方へバトンを渡します。

ぐるーぷ・せた   2025/11/25   gracom
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