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グラ・コムペット広場は、毎月のように送られてくる読者からの要望により2003年8月号より連載がはじまりました。その時々の人気のペットの紹介や育て方、接し方などに触れながら続いてきました。
アース動物病院院長 高良広之先生による医療コラムは、2003年12月号より連載が始まりました。グラコムネットではペット医療コラムとかわいい自慢のペット達を紹介する「みんなのひろば」のコーナーがあります。ぜひ参加してくださいね。

ペット医療コラム Vol.175

新しくペットを迎える方が増加!

〜予防できる病気はしっかりと予防〜

 新入生、新入社員が入り、初々しい風が流れる季節になりました。昨年から続く新型コロナウイルス感染症により例年とは違う4月を迎えているのではないでしょうか。

 毎年ペットフード協会は犬猫飼育実態調査を行い、推計値ではありますが全国の動向を発表しています。それによりますと2020年は犬も猫も全体の飼育頭数は減ってはいるものの、今まで飼育経験がなく、初めて犬や猫をペットとして飼育する人が増えていることが分かりました。前年に比べて犬が14%増加、猫が16%増加しました。新規飼育に限ると過去5年間で伸び率、飼育頭数とも最も多く、新型コロナの影響が伺えます。自粛や巣ごもり、リモートワークの増加により家にいる時間が増え、ペットに癒しや安らぎを求めて購入する方が増えているようです。そのせいかと思いますが、ペットショップの販売価格が高騰しているのがとても気になります。ペットを飼うということは家族が増えること。食事もしますし、排泄もします。成長も人の約4倍。1年で大人になります。大きく成長した姿も想像して欲しいです。また病気をすると治療費もかかります。ペットは人に素晴らしいプレゼントをもたらしてくれますが、最後まで飼うことができないとお互い不幸にもなりかねません。よくよく考えて購入されることをお勧めします。

 春はペットたちの予防シーズンです。少なくとも3つの予防策を行ない、病気を予防して欲しいと思います。マダニ予防、犬フィラリア予防、犬の狂犬病予防です。加えて、春とは限りませんが混合ワクチンを打っていただくといいでしょう。

 マダニ予防について。前の年の秋に卵から孵った幼ダニたちは冬を越えて、いつもの散歩道でペットたちが通るのを待っています。ペットに咬着して血を吸います。それだけでなく細菌やウイルスを移してしまいます。ペットも病気になりますが、人にも感染するものもありますのでできるだけペットにダニがつかないようにする必要があります。飲み薬や背中に垂らすスポットタイプがありますので使ってください。

 犬のフィラリア症の予防です。蚊が媒介して犬に移す寄生虫病です。心臓に寄生しますので、ひどくなりますと心不全でなくなります。月に1回の飲み薬がありますので6月から10月の末まで飲ませてあげてください。

 狂犬病予防注射です。狂犬病は哺乳類に感染しますと致死率ほぼ100%というとても恐ろしい病気です。法律で生後91日以上の犬は登録(犬の戸籍)と1年に1回の予防注射が義務付けされています。4〜6月までが実施重点期間になっていますので、各自治体からの情報を見て、打ってあげてください。

 その他、混合ワクチン(犬のジステンパーウイルス感染症、パルボウイルス感染症、伝染性肝炎など。猫のヘルペスウイルス感染症、カリシウイルス感染症、パルボウイルス感染症など)は春先とは限りませんが、予防できる伝染病です。予防できることをしないで病気になってしまうと、精神的、経済的負担も増えます。是非とも予防はしてあげてください。また子犬・子猫の時期は社会化期と言われ、色々な環境になれる時期でもあります。将来の性格形成にとても大切な時期です。ペットショップのスタッフや動物病院のスタッフに相談されることもお勧めします。

アドバイス:アース動物病院 院長 高良広之氏
北見市北進町4丁目3番43
TEL0157-22-6367
グラコム2021年4月号掲載

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