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グラ・コムペット広場は、毎月のように送られてくる読者からの要望により2003年8月号より連載がはじまりました。その時々の人気のペットの紹介や育て方、接し方などに触れながら続いてきました。
アース動物病院院長 高良広之先生による医療コラムは、2003年12月号より連載が始まりました。グラコムネットではペット医療コラムとかわいい自慢のペット達を紹介する「みんなのひろば」のコーナーがあります。ぜひ参加してくださいね。

ペット医療コラム Vol.173

ワンちゃんたちの誤食

〜クリスマスを迎える前に〜

 今年も残すところ1ヶ月。新型コロナウイルス感染症拡大により、大きな変化が訪れた1年でした。引き続き密を避け、感染症対策をおこなって行きましょう。

今回はイヌたちの誤食について書きます。コロナ禍で家にいることが多くなり、癒しを求めたり、話相手としてぺットを飼い始める方が増えたとも言われています。人との接触が多くなったせいかわかりませんが、人が食べている物であったり、おもちゃをを丸呑みして来院するぺットが増えています。また散歩に行くことが少なくなりストレスが溜まっているせいでしょうか?タオルをかじり飲み込んだり、砂利を飲み込んだりするイヌもいます。ほぼ毎週のように来院されていますが、こんなに頻繁に来られることは今までありませんでした。2月はチョコレートを、12月は骨付きチキンを誤食してしまうことが多くなります。なぜ?ご想像通りバレンタインやクリスマスというヒトのイベントに関係することもあるんです。

誤食を防ぐためには、犬が届く場所にはヒトの食べ物、薬、手袋、キャップ、飲み込んでしまいそうな子供のオモチャなどを置かないことが一番大切です。テーブルの上とか大丈夫と思っても意外と登りますからご注意を!また日頃訓練しておくことで防げる場合もあります。例えば、「ダメ!」などの号令により、くわえているおもちゃを離したらおやつをあげ、さらにすぐおもちゃも返してあげる、という遊びを繰り返していれば、犬は「くわえているものを飼い主さんに渡すといいことがある!」と思い、咄嗟のときに号令をかけることで、飲み込まずに口から離してくれることが期待できます。散歩中の拾い食いなどは、物理的に食べられないように口輪をするのが安全ではありますが、室内で、リードをつけ、床におちているフードを拾い食いせずに通り過ぎることができたらご褒美をあげたり、褒めるという練習もいいでしょう。

誤食したものが小さくて、イヌにとって無害なものであればいいのですが、中には中毒を起こしたり、胃や腸を傷つけたり、腸閉塞になる場合もあります。少しでもご心配な場合は動物病院へ連絡するといいでしょう。動物病院ではいつ、何を、どれぐらい食べたのかを聞きますので、メモをしておいていただけますと助かります。それによってどのような処置が必要か判断します。吐かせることができる場合は点滴をつけて、催吐剤を注射して吐かせます。胃洗浄をする場合もあります。鳥串や比較的大きなものは麻酔をして胃カメラで観ながら、引っ張り出します。それでも取れない場合や異物が腸まで下りてしまい、腸閉塞になっている場合は開腹手術をします。こうなった場合は数日間の入院が必要となり、イヌも飼主さんも大きな負担となります。

「備あれば憂いなし」日頃のちょっとした注意としつけで誤食は多くの場合防ぐことができます。クリスマスが楽しいひと時でありますようにお祈りいたします。

アドバイス:アース動物病院 院長 高良広之氏
北見市北進町4丁目3番43
TEL0157-22-6367
グラコム2020年12月号掲載

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