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ペット広場タイトル

グラ・コムペット広場は、毎月のように送られてくる読者からの要望により2003年8月号より連載がはじまりました。その時々の人気のペットの紹介や育て方、接し方などに触れながら続いてきました。
アース動物病院院長 高良広之先生による医療コラムは、2003年12月号より連載が始まりました。グラコムネットではペット医療コラムとかわいい自慢のペット達を紹介する「みんなのひろば」のコーナーがあります。ぜひ参加してくださいね。

ペット医療コラム Vol.144

人と動物の動物のより良い関係のために

〜今年の動物愛護週間関連事業から〜

8月後半からの3つの台風(7、11、9号)の上陸、台風10号の影響。全道各地、特にオホーツク、十勝、上川の被害は甚大なものとなりました。被災された皆様に心より御見舞い申し上げます。全道の被害額は1,000億円を超え、被災面積は3万hr以上に及んでいます。農林水産業はもとより、商業・工業にも被害が及び、すべての産業を結ぶ交通網は復旧の見通しが立たない箇所もあります。一次産業が中心のこの地域におきましては、すべての産業に影響が及ぶものと思われます。

9月の動物愛護週間期間中、全道各地で様々なイベントが行われました。札幌、苫小牧、江別酪農学園大学では3千人から7千人の市民の皆様が参加してくれました。その他にも各地で工夫を凝らしたイベントが行われました。各種講演会、新しい飼主さんへの譲渡会、動物とのふれあいの場、狂犬病を含む人と動物の共通感染症のお話、ペットの絵画展、健康相談、ペット・ロスのお話、動物に関わる仕事の模擬体験などが行われました。その中でも、時流に即したイベントがありました。最近の猫の飼育頭数増加(ネコブーム?)の呼応し、「猫と一緒にハッピーライフ」という講演が北見で行われました。主催者側が用意した会場に入りきれないほどの市民の皆さんを迎え、猫の育て方、ストレスが少なくなるような病院のかかり方、猫特有のしつけの仕方、責任ある終生飼育のお願いなどユーモアたっぷりな講演となりました。また、札幌では道庁赤レンガ前の広場(アカプラ)と地下街チ・カ・ホ特設ステージを会場に、現在ペットを飼っていない市民に対しても、生活の中にペットがいるという素晴らしさをいろんな角度からお伝えしようと「人とペットの暮らし広場」が開催されました。今までとは違った視点からのイベントとなりました。私も参加させていただきましたが、大きな通りの中で行われましたので、その反響はすごく、今後の広がりに期待したいと思いました。

日本の家庭の67%が何のペットも飼っていません。そういう方々にペットのことを理解していただくためには、今ペットを飼っている方のマナーがとても大切だと思います。基本的な躾けはもとより、多くの人の前で静かにしてられることも求められます。私が先日、趣味のランニングをしていて、たくさんの犬のウンチが散歩コースに置き去りにされているのを発見しました。北見市の石北公園には「愛犬の○○○はあなたのゴミ」という立て看板を見ます。

思わず家に帰りビニール袋を持ってきてウンチを拾いながらのランニングとなりました。11月になりますと雪も降ってきます。雪の中に埋もれる前に、みなさんがいつも行っている散歩コースのウンチ拾いをしませんか!「体育の日」辺りいかがでしょう。私も朝、石北公園を回って見ます。

犬を飼っていない皆さんにご迷惑をかけず、少しでもペットがいる素晴らしさを伝えられたら良いと思います。

アドバイス:アース動物病院 院長 高良広之氏
北見市北進町4丁目3番43
TEL0157-22-6367
グラコム2016年10月号掲載

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