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グラ・コムペット広場は、毎月のように送られてくる読者からの要望により2003年8月号より連載がはじまりました。その時々の人気のペットの紹介や育て方、接し方などに触れながら続いてきました。
アース動物病院院長 高良広之先生による医療コラムは、2003年12月号より連載が始まりました。グラコムネットではペット医療コラムとかわいい自慢のペット達を紹介する「みんなのひろば」のコーナーがあります。ぜひ参加してくださいね。

ペット医療コラム Vol.152

健康診断はなぜ大切?

 

6月になり、初夏を感じる季節となりましたが、朝晩寒暖の差が大きい時期でもあり、体調を崩される方も多くなります。皆さん、お気をつけてお過ごしください。

4〜6月の狂犬病予防対策月間を始め、マダニの予防、フィラリアの予防などで動物病院に来院されることが多くなる時期だと思います。お忙しい中、せっかく病院に行くのであれば、この時期を「病気の早期発見月間」と捉え、「健康診断」をされたらいかがでしょうか。

犬や猫はヒトの4倍ほど早く年を取っていきます。1年間にヒトで言えば4〜5歳年をとるわけです。半年でも2歳です。

健康診断はなぜ大切なのでしょう?健康に見えても実は、、、ということはよくあります。また、その子にとっての健康な状態の基準値を把握しておくことにより、もしもの時の判定に利用でき、将来の病気の早期発見にもつながります。ある動物の保険会社の報告によりますと、健康診断で異常が見つかる割合は37%と言われています。元気そうに見えても、実は病気だったということも少なくないのです。早期発見することで、病気に対して早く対処できます。治せたり、進行を遅らせることができるかもしれません。私たちは動物たちにできるだけ長く、健康に過ごしてほしいのです。動物病院で行う健康診断はどんなことをするか?どんなことが分かるのか?簡単に説明しておきましょう。

お話を聞いて分かること(問診) 飼育環境、食事・水の回数と量、おやつ、運動状態、排泄の状態などを聞くことで、ある程度病気の有無、経過がわかります。

診察してみて分かること 診察室で動物たちの歩き方・皮膚・眼・耳・口などを観て、心臓の音・呼吸の音・消化管の音を聞いて、体のいろんな部位を触って、体臭・耳・口・便・尿の臭いを嗅いで分かることがたくさんあります。

血液検査から分かること 診察室で採血をさせていただき、病院内か検査センターに依頼して検査します。貧血・炎症・脱水の有無と程度。腎臓・肝臓・膵臓などの異常の有無、栄養状態、糖尿病などは判ります。

レントゲン検査から分かること 骨・関節の異常、肺の異常、心臓の形・大きさの異常、お腹の臓器(肝・腎・脾)の形・大きさの異常、膀胱の尿貯留状態、異常ガスなどを読影していきます。

超音波検査から分かること 臓器(心臓・肝臓・腎臓・脾臓・膵臓・膀胱・副腎)の形・異常なデキモノ、腸の壁の状態、心臓・胃・腸の動き、大血管の血液の流れなどが麻酔をしなくても分かります。

その他、ご希望されればCTやMRIがある病院をご紹介し、いわゆる人間ドッグのようなことまでできます。また、全国的な取り組みとして「Team Hope」とか「ペットの健康を守る会」など予防を積極的にお勧めしている会も出来てきています。特に7歳以上のペットを飼われている方は、半年に1回の健康診断をお勧めします。かけがえのない命。長生きしてほしいですね。

アドバイス:アース動物病院 院長 高良広之氏
北見市北進町4丁目3番43
TEL0157-22-6367
グラコム2017年6月号掲載

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