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ペット広場タイトル

グラ・コムペット広場は、毎月のように送られてくる読者からの要望により2003年8月号より連載がはじまりました。その時々の人気のペットの紹介や育て方、接し方などに触れながら続いてきました。
アース動物病院院長 高良広之先生による医療コラムは、2003年12月号より連載が始まりました。グラコムネットではペット医療コラムとかわいい自慢のペット達を紹介する「みんなのひろば」のコーナーがあります。ぜひ参加してくださいね。

ペット医療コラム Vol.102

散歩に行きやすい季節になりました

〜スキンケアのおすすめ〜

4月になり、皆様のところでも新しい出会いがあるのではないでしょうか。
本州では例年より何日も早いサクラの開花をむかえているようですが、今年の北海道はどうでしょうか。
冬の間運動不足でちょっと太ってしまったペットたちも、散歩が楽しみな季節になります。おおいに出かけましょう。
さて今回は、ワンちゃんのスキンケアについて書きましょう。

4月はまだ雪が残っている場所もあり、足や胸や腹が汚れてしまいます。
散歩から帰ってきたら拭いたり、軽く洗ったり毎日されていると思います。
そして、その後ブラシをかけていますかね。
ブラッシングは犬・家族双方に良い効果をもたらします。
汚れ取りや被毛を整える目的ですが、スキンシップがはかれ、心のつながり・絆が強くなります。
この時、どんなブラシをお使いでしょうか。
動物皮膚科専門医推奨は獣毛ブラシです。
毛の短い犬種には豚の毛、毛の長い犬種には猪の毛が良いようです。

また、ゴールデンレトリバーにはコームを推奨。
ゴムでできているものや金属製のもの、特にスリッカーは毛を余分に抜いてしまったり、皮膚に細かいキズを付けてしまいますので、一般家庭では使わない方がいいでしょう。
トリマーさんがトリミングの仕上げに毛をふわっと立たせるのが目的のブラシだからです。
ブラッシングは撫でるようにして,抜けるべき毛をすいてあげ、頭から尾にむけて行なって下さい。

次にシャンプーです。
健康な犬の皮膚は3週間で入れ替わります(ターンオーバー)。
古い角化した皮膚(フケ)を取り、汚れを取る意味でも3週間に1回は全身のシャンプーをした方がいいでしょう。
人の健康な皮膚はpH4.5~6.0の弱酸性と言われています。
また、犬は犬種、性別、避妊の有無などによっても違うのですが、概ね弱アルカリ性です。
そのためにも、犬には犬用のシャンプーを使うのがいいでしょう。
健康な犬は、市販のシャンプーで良いと思います。

ただ、体質的にあぶら症、ふけ症、汗っかき、しわ症、敏感肌の犬はそれにあったシャンプーとそのやり方がありますので、獣医師、または動物看護師に相談すると良いでしょう。
皮膚病の犬のケアについては、個々によって対応が違いますので動物病院での診察を受けてみてください。
4~6月は狂犬病予防注射の対策期間です。
最寄りの市町村の広報を見て会場を確認してください。
また、各動物病院でも実施していますので接種されたらいかがでしょうか。

アドバイス:アース動物病院 院長 高良広之氏
北見市北進町4丁目3番43
TEL0157-22-6367
グラコム2013年4月号掲載

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