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ペット広場タイトル

グラ・コムペット広場は、毎月のように送られてくる読者からの要望により2003年8月号より連載がはじまりました。その時々の人気のペットの紹介や育て方、接し方などに触れながら続いてきました。
アース動物病院院長 高良広之先生による医療コラムは、2003年12月号より連載が始まりました。グラコムネットではペット医療コラムとかわいい自慢のペット達を紹介する「みんなのひろば」のコーナーがあります。ぜひ参加してくださいね。

ペット医療コラム Vol.154

人と動物のハッピーライフ

 

9月20日から26日が動物愛護週間でした。この期間以外にも各地で様々な催しが行われ、2日には札幌では約7千名の市民の方が参加した「人と動物の暮らし広場」が北海道庁周辺で行われました。動物を飼っているいないに関わらず「人と動物のハッピーライフ」を伝えるすばらしい催しでした。

動物たちが私たちヒトにもたらしてくれることって何でしょう?先月調べてみるとまとめられたものがあったのでご紹介します。

1.今を十分に生きる:動物達は、「今」を生きることに集中しています。一方、私達人間は、過去や未来に気持ちが奪われてしまっていることが多いものです。もっと気持ちを「今」に向け、この瞬間に感謝し、今を十分に生きることで、幸せを感じることができると動物達が教えてくれます。2. 直感に従う:動物は、彼らを取り巻く世界で起きていることに非常に敏感で、環境の変化に対して自分の直感に従い、行動しています。もっと自分の感覚を信じ、直感から与えられるメッセージを認知すれば、新しいチャンスや選択肢が開かれていくことを動物達が気づかせてくれます。3. 一番大切なことに焦点をあてる:何もかもが上手くいかないような日は、疲れ果てて帰宅します。そんな時でも、愛する動物達は、いつもと変わらぬ愛と愛情で出迎えてくれます。彼等は、いかに他者とつながっていることが大切か、いかに他者と心を分かち合うことが大切かを思い出させてくれます。4. 心無い言葉に落ち込まない:誰かに気持ちを伝える時は、言葉だけに頼るのではなく、心から、態度で伝えることが大切なんだと動物達が教えてくれます。5. 十分休息する:犬や猫を観ていると、私達人間も、休息する時間をもたなければならないと気づかされます。6. 遊ぶことを忘れない:どんな生き物も皆、遊びを一日の生活の中に入れ、創造したり、発見したり、喜んだりしています。生き延びることだけに、四六時中気持ちを向けているわけではありません。遊んだっていいんだってことを動物が教えてくれます。7. あまり生真面目にならない:犬や猫は、第三者に自分がどのように映るだろうかなんて考えることもなく、遊びに夢中になっています。私たちも自分の中に居る批判的な第三者を締めだしてしまいましょう。そうすれば、楽しい時間をもっと楽しく過ごせることを動物達が表現してくれています。8. 誰が正しいかということに拘らない:動物達は誰が正しいかなんてことは気にしません。美味しい物を食べて、健康で、十分な休息をとって、家族といっしょに過ごすことに一生懸命です。「自分が一番正しい」という執着から自分を解放することで、本当に価値のある生き方ができるようになると動物達が教えてくれます。9. 許す:もちろん動物も不幸を悲しみ、哀れに苦しみます。でも、彼等は私達人間よりもずっと賢い方法で、それを乗り越えます。彼等は、過去を再び生きるよりも人生を前に進めることを優先するのです。動物達がするように、それがなかったかの様にふるまうことで、相手を許すということを、動物達が示してくれます。10. 無条件に愛す:犬や猫がそばにいるだけでも互いの考えや感情に、お互いが寄り添っていることを感じることができます。何のためらいもなく優しさがあふれています。もし望むなら、私達は、他の人間ともそのような関係を築くことができるのではないかと、動物達が思わせてくれます。(動物行動医学のVIRGA博士の著書『The Soul of All Living Creatures: What Animals Can Teach Us About Being Human』)

動物といっしょにいるとこんなことを気付かせてくれるのだと改めて知りました。動物といっしょに暮らすってすばらしいことですね。

アドバイス:アース動物病院 院長 高良広之氏
北見市北進町4丁目3番43
TEL0157-22-6367
グラコム2017年10月号掲載

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