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ペット広場タイトル

グラ・コムペット広場は、毎月のように送られてくる読者からの要望により2003年8月号より連載がはじまりました。その時々の人気のペットの紹介や育て方、接し方などに触れながら続いてきました。 アース動物病院院長 高良広之先生による医療コラムは、2003年12月号より連載が始まりました。グラコムネットではペット医療コラムとかわいい自慢のペット達を紹介する「みんなのひろば」のコーナーがあります。ぜひ参加してくださいね。

ペット医療コラム Vol.3(1)

犬の「老い」について

食餌管理

犬たちは、1才までに人間でいえば、16〜20才になります。その後は1年間で、ひと換算で4才ずつ年令を重ねます。10年間飼っていますと、人の55〜60才に相当するわけです。
ペットフードメーカーでは、7才から老齢用の食餌を用意しています。炭水化物、蛋白質、脂肪、繊維質、ミネラルが、高齢犬の健康維持に良いバランスで含まれています。特に、犬は心臓病や腎臓にんなりやすいため、若い時の食餌をそのまま続けていきますと、それらの病気に早くなってしまうかもしれません。
また、運動量も減っているのにカロリーが多い食餌のままでいますと、肥満になるばかりか、関節障害、肝臓病、糖尿病になる犬たちも少なくありません。
最近の老齢用のペットフードは、栄養のバランスだけでなく、関節障害予防のために【グルコサミン】や【コンドロイチ】を添加したものや、老齢性痴呆予防のためにDHAを多く含んだものが市販されています。
また、動物病院では、各病気に適した処方食も取り扱っています。心臓病、肝臓病、肝不全、皮膚疾患、消化器疾患、糖尿病、肥満など、いずれも重症になると家族の方も含め、大変苦労されます。
できるだけひどくならないように、もう一度「食べる事が大好き」な犬たちの食餌について考えてみましょう。

アドバイス:アース動物病院 院長 高良広之氏
北見市北進町4丁目3番43
TEL0157-22-6367
グラコム2004年2月号掲載

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