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ペット広場タイトル

グラ・コムペット広場は、毎月のように送られてくる読者からの要望により2003年8月号より連載がはじまりました。その時々の人気のペットの紹介や育て方、接し方などに触れながら続いてきました。
アース動物病院院長 高良広之先生による医療コラムは、2003年12月号より連載が始まりました。グラコムネットではペット医療コラムとかわいい自慢のペット達を紹介する「みんなのひろば」のコーナーがあります。ぜひ参加してくださいね。

ペット医療コラム Vol.139

ペットと出かけませんか!

〜出かける時の注意点〜

5月に入り、新緑の季節がやってきました。暖かくなり、GWもありますので、お出かけすることが多くなると思います。そこでペットと一緒に出かける時の注意点を少し書きましょう。

[初めて外に出す時の注意点]
@ 首輪とリードに慣れていますか?外に出す時は首輪とリードは必須アイテムです。首輪を初めてつける場合、違和感から全く歩けない子がいます。室内でご褒美とか優しい声を掛けながら、首輪をつけてみましょう。徐々に慣らして今度はリードをつけて外へ。初めて外に出る子はおびえて全く歩けない子がいます。ここも褒めながら、オヤツなどでつりながら、外は楽しいところということを教えていきましょう。飼主さん自身も楽しんでくださいね。
A 首輪が抜けてしまわないように!外に出ることが楽しくなってくると、はしゃいだり、リードを引っ張ったりします。首輪が抜けてしまうほど緩んでいたりしませんか?抜けてしまうと道路に飛び出したり、人や他の犬をかじったりすることがありますし、遠くまで行って帰って来られなくなる場合もあります。
B 首輪には鑑札や迷子札をつけておきましょう!万が一迷子になってしまった時の備えとして、犬の登録をした時に役所からもらう鑑札(番号が管理されていて、日本中どこで見つかっても、飼主さんが分かります。マイナンバーのようなものです)を首輪につけておきましょう。恥ずかしい話ですが、私の犬も迷子になって、5kmくらい遠くに行ってしまったことがあります。幸い市民の方に見つけていただき、保健所さんから連絡を受け、愛犬に会うことができました。このときは本当に鑑札をつけていて良かったと思いました。法律上、小型犬も登録は必要です。首輪が大きいようでしたら、ネックレス状にして鑑札をつけても良いかもしれません。また、最近ではマイクロチップを装着する犬も徐々に増えています。ここに記録されている情報は一元管理されていて、世界でその子だけの番号がつきます。迷子対策だけでなく、ペット保険の個体識別にも応用されています。

[混み合う場所へは、すいている時間に行きましょう]
犬たちもストレスを感じます。多くの人の中を歩かせたり、抱いて歩いたとしても、犬たちはすごく気を使っています。また、たくさん人が集まるところは、お客さんが落としていった食べ物やゴミが多く、それらを誤飲してしまう危険性があります。すいている時間に行って、一緒に遊んだり、記念写真をとって、楽しんで下さい。

[草むらにはマダニが潜んでいます]
雪解け時期から、マダニたちは動物たちが通りかかるのを草むらで待っています。動物たちに付き、吸血するためです。咬着して病気をうつす場合もあります。出かける前にしっかりと予防されることをお奨めします。いろいろなやり方がありますので、動物病院にご相談されると良いかと思います。

[お出かけから帰ってきたら]
楽しいお出かけから帰ってきたら、体のケアをしてあげてください。足を拭いたり、ブラッシングをしながら、ケガがないか、マダニがついていないか、植物の種がついていないかなど隅々のチェックをしてあげてください。ペットとお出かけして、素敵な思い出をたくさん作ってください。

アドバイス:アース動物病院 院長 高良広之氏
北見市北進町4丁目3番43
TEL0157-22-6367
グラコム2016年5月号掲載

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