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手根管症候群


 手根管とは手首にある骨と靭帯でかこまれたトンネルで、中には指を動かす腱と正中神経という神経が通っています。手根管症候群は、このトンネルの中で正中神経が締め付けられることによりしびれや痛みがでる状態です。


 原因は物理的な狭窄ですが、元々トンネルが狭い事に加えて骨の変形、靭帯の硬化、腱の腫れなど様々な原因によりトンネル内の圧力が高まり、正中神経が絞扼されます。
 手をよく使う職業の方、糖尿病、血液透析患者、喫煙者、妊娠している方に多くみられます。また閉経後の女性の発症が多いことから、女性ホルモンの減少が一因と考えられています。
 正中神経は親指から薬指までの皮膚の感覚と親指の運動を司っていて、これが締め付けられるとこの領域のしびれや痛み、親指の筋力低下が生じます。初期ではこのしびれや痛みは夜間から明け方に強く、手を振ったり指を曲げ伸ばしすると症状が一時的に楽になります。手のこわばりを感じることもあり、ひどくなると親指の付け根の筋肉が萎縮して動きが悪くなり、小さなものがつまみにくくなります。
  治療はまずは安静です。手首の曲げ伸ばしや、物を握る、持ち上げるなどの繰り返しの動きを避け、振動がある道具や工具の使用を避けます。手首を曲げると手根管の中の圧力が高まるので、家事や仕事でも手首をまっすぐにすることを心がけます。肩や肘は適度に動かし、散歩などで活動量を確保しましょう。体が冷えたり活動量が少なく血流が悪くなると症状が出やすくなります。また、装具をつけを手首を安静にすることも有効です。図のリハビリは、腱のむくみを軽減させトンネル内の圧を減少させる効果があります。
 手根管内のステロイド注射も有効です。これらで改善しない場合は手術を考慮します。
2020年09月30日(水) No.982 (渡邊先生(整形外科)のコラム)

コレステロールが高いと言われたら…



 今回は、コレステロールと中性脂肪についてです。健診でコレステロールが高い、中性脂肪が高い(最近は脂質異常症と言います)と言われたことがある人は多いと思います。ですが、その先に、どのような未来が待っているかはあまり知られていません。
 簡単に言うと、コレステロールが高い人は、血管が詰まりやすくなり「脳梗塞」や「心筋梗塞」になりやすくなります。つまり、健康に仕事ができる生活が脅かされるということです。
 では、コレステロールが高い人はどうすれば良いのでしょうか。最も簡単な方法は「薬を飲む」という方法です。薬を飲めば、程度の差はありますが、必ずコレステロール値が下がります。ですが、薬には副作用があるし、薬に頼りたくないという人もいるでしょう。
 その場合、食事が非常に重要になります。断食、または油物を全く食べないようにすると、コレステロール値は必ず下がります。しかし、これは体によくありません。なぜならば、コレステロールや中性脂肪は生きていくために必要なものだからです。そのため、食べる「脂」と「油」を選ぶことが大切です。「牛や豚の脂」ではなく「魚の脂」を取りましょう。「マーガリンやショートニングのような作られた油」ではなく、「オリーブオイルやえごま油、アマニ油」などを選びましょう。また、野菜、海藻、きのこ、こんにゃくなどを、炭水化物の代わりに、多く食べることも効果的です。
2020年09月30日(水) No.981 (仲澤先生(心臓血管外科)のコラム)

こどもとスマホ その 子どもにスマホを与える時


 最近は、中学1年生の6割がスマホを持っています。スマホの保有率は小学生の2〜3割、中学生の6〜7割、高校生では9割となっています。小学生の高学年になると、そろそろスマホを持たせようかな、..
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2020年09月30日(水) No.980 (秋山先生(小児科)のコラム)

新型コロナと報道


 毎日TVなどのマスコミでは新型コロナウイルス(以降コロナ)の報道がたくさん行われています。未だにワクチンや薬なども開発されておらず、皆さんは不安がいっぱいの事と思います。
 今回は、私のわかっている..
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2020年09月30日(水) No.979 (原口先生(薬剤師)のコラム)