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爪白癬


 今日も嶋川先生とのぞめさんは、バーザムーンのようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【田杉】「嶋川先生、のぞめさん、いらっしゃいませ。」
【島大】「嶋川先生、今日も少し教えて欲しい事があった..
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2018年04月25日(水) No.841 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(164)〜花粉症に「竜虎湯(リュウコトウ)〜


 花粉症に対して『小青竜湯(ショウセイリュウトウ)』は「うすい鼻水が出るタイプのカゼ」によく用いられますし、アレルギー性鼻炎にも漢方薬としては頻用され、最近はドラッグストアにも見かけるほど有名です。しかしながら、スギ花粉症に対する『小青竜湯』の治療効果を検討した報告例では有効率は45%でした。
 今回は花粉症の辛い急性期を乗り切るために大阪の耳鼻咽喉科の今中先生が開発された『竜虎湯』に関してご紹介します。『小青竜湯』単独では有効で効かないに対して、「麻黄(マオウ)」「石膏(セッコウ)」が配合された『五虎湯(ゴコトウ)』を併用すると有効率が87%と飛躍的に向上したことで、『小青竜湯』と『五虎湯』の同時併用を『竜虎湯』と命名したそうです。
 ただし、この漢方薬は「麻黄」の量が多くなるため、「麻黄」で胃腸障害や動悸などが現れやすい方には不向きであるという欠点もあります。胃もたれタイプの方には『六君子湯(リックンシトウ)』+『麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)』や『苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)』に変更してみるとよいでしょう。以前漢方研究会で、「麻黄」の量が増えると副作用でどうしても飲めない方に『竜虎湯』の『五虎湯』を『釣藤散(チュウトウサン)』に切り替える方法について発表がありました。その先生は重症の高血圧症の方に『釣藤散』(早朝時の頭痛や高血圧によく用います)を服用してもらっていたところ、「最近、花粉症に悩まされない」というお話を聞いてから、「おや!」と思ったそうです。確かに『釣藤散』には、アレルギーの炎症に効きそうな生薬が実は含まれているのです。


 花粉症で目のかゆみを訴える方には『越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)』が頻用されますが、こちらにも「麻黄」が多く含まれていますので、『釣藤散』単独や『釣藤散』+『小青竜湯』(『小青竜湯』の「麻黄」の量は少な目です)にするのも有効かもしれません。
 花粉症のシーズンには『竜虎湯』が登場する機会が多くなるかもしれませんが、ちなみに大阪の今中先生が阪神ファンにも関わらず、『虎竜湯』と命名しなかったのは、韓国の処方ですでに『虎竜湯』があるとのことで避けられたそうです。
2018年04月25日(水) No.840 (山内先生(産婦人科)のコラム)

3歳児健診


 3歳児健診は、母子保健法により満3歳〜4歳未満に行うように決められています。北見市は3歳で実施していますが、視聴覚検査の精度や、小学校入学前の就学時健診までの間隔が空くことから、全国的には3歳6か月..
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2018年04月25日(水) No.839 (秋山先生(小児科)のコラム)

薬剤師になるには


 オホーツク地区は医師、看護師を筆頭に医療資格者が少なく、各病院や医療機関の多くは人材確保に苦労していることと思われます。
 薬剤師についても例外ではなく各病院、薬局などで人員不足で常に求人されているところが多々見られます。
 では現状、薬剤師になるためにはどんなことをクリアーしていかなければならないか、今回は簡単に説明いたします。
 まずは高校卒業後、大学の薬学部か薬科大など入学し6年間勉強しなければならないのですが、レベル的には北海道大学を例にとると医療系の学部で上位はどれも6年制の学部ですが医学部、獣医学部、薬学部、歯学部の順で偏差値が高く、一般的にどこの大学もほぼ順位は同じで、数年前から薬学部の合格が年々厳しい状態になってきている様です。この偏差値の順位には歯医者さんが多くなり歯学部に進学する学生が少なくなっているという事情も要因の1つですが、私の大学の同期でも歯科医師の資格と薬剤師の資格の両方を持っている人が数人いますが、その中の1人は歯科医師としてではなく薬剤師として働いている人もいます。
 また、札幌でも1、2を争う進学校出身の子が私立の大学に入学し入試は何とかなったが、単位の取得や勉強の質や内容、量などで進級が大変だと嘆いていたと聞いたことがあります。ほかの資格取得する学部と同じく研究や卒業論文と並行して国家試験の勉強もしていかなければならないからだと思われます。


 それで無事卒業しても、薬剤師国家試験が待っています。今年の合格率を全体でみると14、867人
が出願し合格者は9、584名の
70.58%という状態で、その中には受験生の35%しか合格できなかった大学もあり、毎年5、000人以上が国家試験浪人になると言うのが現状です。
 これだけの難関を乗り越えて生まれてくる薬剤師なので、数的には決して多くないことを考えると、地方に薬剤師が不足するのも仕方がないのかも知れません。
 つまり簡単に補充できる資格者ではないということを解っていただければと思います。
 また、それを目指して勉学に勤しむ優秀な学生達やそれを応援してくださる方々に感謝したいと思います。
2018年04月25日(水) No.838 (原口先生(薬剤師)のコラム)