タイトル

帯状疱疹


 今日も嶋川先生とのぞめさんは、バーザムーンのようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【田杉、島大】「嶋川先生、のぞめさん、いらっしゃいませ。」
【島大】「嶋川先生、今日も少し教えてほしい事があったのですが、宜しいでしょうか。」
【嶋川】「もちろんです。今日はどうしましたか?」
【島大】「先日、祖父の帯状疱疹のワクチンのお話を聞いてもらいましたよね。」
【嶋川】「そうですね。保険は利かないけれど、ワクチンを打つことによって、帯状疱疹になる確率が約半分になり、もしも帯状疱疹に罹っても、重症度も半分くらいになるでしょうというお話をしたと思います。その後、おじい様はワクチンを打つことにしたのですか?」
【島大】「まだはっきりと決めていないようなのです。」
【嶋川】「そうですか。急いで決める事もないと思います。ワクチンを打たなくて、万が一帯状疱疹になった場合にも、今は良い薬がありますから、すぐに治療を開始すれば、痛みが長く残る可能性も少ないと思います。」


【島大】「そうですよね。でも祖父はその治療のお薬の事も心配しているようなのです。」
【嶋川】「どのような事が心配なのでしょうか?」
【島大】「一つは、今いろいろなお薬を飲んでいるので、飲み合わせは大丈夫かという事です。もう一つは、最近祖父は腎臓が少し悪いと言われているようなので、帯状疱疹のお薬を飲んでも大丈夫なのかも心配しているようなのです。」
【嶋川】「なるほど、そうでしたか。飲み合わせに関しては具体的な薬の名前がわからないと何とも言えません。万が一帯状疱疹になって病院を受診する時には、必ずお薬手帖などを持参して、先生に現在飲んでいるお薬の事をお話しして下さい。腎臓に関しては腎機能の状態によってお薬の量を加減したりしなくてはいけない事もあります。ただし、新しく発売になった飲み薬があって、このお薬は腎臓が悪い人でも普通に飲むことが出来ます。しかも内服は一日一回で大丈夫なので服薬の負担も減ると思います。もしも帯状疱疹になったら、先生と良く相談してみるといいと思います。」
【島大】「よく分かりました、有難うございます。」
【田杉】「嶋川先生、のぞめさん、ところで今日もいつもの飲み物で宜しかったですか?」
【のぞめ】「はい、いつものでお願い致します。」
2017年09月01日(金) No.809 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(156) 〜食欲不振に対する漢方薬〜


 夏場が過ぎてどうも食欲がないということはよく耳にしますが、食欲不振に関しても漢方薬は西洋薬にはない視点で捉えることができます。食欲不振の漢方治療では、消化機能そのものが低下した「脾虚(ヒキョ)」という概念がありますが、消化管の問題であっても「気」の問題を考慮しながらの漢方薬の選択となります。
 「気」の異常では、「気虚」(「気」の減少…無気力、元気がない、疲れやすい、日中から眠いなど)の場合には『六君子湯(リックンシトウ)』『補中益気湯(ホチュウエッキトウ)』が、背景に「気逆」(「気」の上昇:冷え・のぼせ、ほてり、頭部発汗、イライラ、発作性の頭痛など)が疑われれば、『黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)』が適応になります。風邪や熱中症などの熱性疾患の後に食欲不振が出現した場合には『小柴胡湯(ショウサイコトウ)』などの「柴胡」を含む漢方薬が有効です。「気うつ」(「気」の滞り…不安感、憂うつ感、胃のつかえ感など)の状態がはっきりとある場合には『平胃散(ヘイイサン)』『半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)』『香蘇散(コウソサン)』が適応です。


 便秘と食欲不振が併発している場合には『大承気湯(ダイジョウキトウ)』『三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)』を、急性感染胃腸炎など急性の下痢を併発している場合には『半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)』『五苓散(ゴレイサン)』がよく用いられます。下痢が慢性的であり、「脾虚」の状態に陥った場合には『人参湯(ニンジントウ)』といった「人参」を含む漢方薬が有効です。
 また、妊娠悪阻(つわり)や抗がん剤を使用した場合で嘔気・嘔吐を伴う場合には『小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)』がよく用いられますが、先に述べた状態があれば漢方薬を適宜変更または併用することになります。
 西洋薬ではいわゆる「胃薬」しかありませんが、食欲不振でもそれぞれの状態にしたがった選択で漢方薬の効果が実感できることがあります。
2017年09月01日(金) No.808 (山内先生(産婦人科)のコラム)

小児の受動喫煙 その


 タバコの煙には一酸化炭素、ニコチン、シアン化水素、多数のフリーラジカルなど、250種類もの有害物質が含まれており、そのうちの70種類に発がん性が認められています。そのため受動喫煙でも健康に大きな害があ..
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2017年09月01日(金) No.807 (秋山先生(小児科)のコラム)

秋の体調不良


 気温も下がって爽やかな行楽の季節である秋。「夏場よりも過ごしやすいはずなのになぜか体調を崩しやすい」と感じている方はおられませんか?お盆も過ぎると 朝晩の気温が下がり涼しさを感じるようになります。夏..
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2017年09月01日(金) No.806 (原口先生(薬剤師)のコラム)