タイトル

虫刺され


 今日も嶋川先生とのぞめさんは、バーザムーンのようです。
【田杉、島大】「嶋川先生、のぞめさんいらっしゃいませ。」
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【島大】「今年の夏は涼しかったですが、8月には暑い日もありましたね。」
【嶋川】「そうですね、蒸し暑い日もありましたしね。」
【島大】「私はイベントなどに出かけて、あちこち虫に刺されてしまいました。」
【嶋川】「そうですか。虫刺されは、きれいに治りましたか?」
【島大】「ほとんど良くなりましたが、私の友達の中には、今だにきちんと治らずに痒いと言っている人もいます。放っておいても、そのうちに治りますよね。」
【嶋川】「そうとも限りませんね。虫さされから、結節性痒疹と言って、イボのようになり非常に治りにくい病気に移行する事があります。夏に虫にさされて、まだ治っていないのであれば、結節性痒疹のなり始めかもしれないので、早めに治療を開始した方が良いと思いますよ。治療が遅くなればなるほど、治るのにも時間がかかってしまいます。」


【島大】「ありがとうございます。友達にはそのように伝えておきます。ところで、なぜ、私は治ったのに友人は治らなかったのでしょうか?刺された虫の種類が違ったのでしょうか?」
【嶋川】「虫の種類もありますが、いわゆる体質のようなものが関係すると考えられます。虫刺されに対する反応は、個人差が大きいようです。あまり腫れないですぐに治ってしまう人もいれば、刺される度に大きく腫れて塗り薬だけではおさまらずに飲み薬も必要になる人など、様々です。腫れがひどくなるだけではなく、そこからとびひになったり、全身に湿疹が広がったりする人などもいますので、少しおかしいなと感じたら、たかが虫刺されと思わないですぐに皮膚科を受診すると良いと思います。」
【島大】「よくわかりました、有難うございます。」
【田杉】「今日は何に致しますか?」
【のぞめ】「今日もいつものでお願い致します。」
【田杉】「承知致しました。ただ今ご用意致します。」
2016年09月01日(木) No.757 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(144)〜漢方薬解説(3)白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)〜


 今回は『白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)』についてお話します。「白虎」とは秋をもたらす神の名です。この漢方薬には、鉱物の「石膏」が使用され重要な役割りをはたしています。「石膏」は白い色でギブスや石膏像でおなじみですが、漢方薬としては身体にこもった熱を冷ます働きがあります。『白虎加人参湯』は熱中症に使われる漢方薬として有名ですが、熱中症のみならず「口渇」や「身体のほてり」のある症状にも全般的に有効です。口渇をきたす疾患は心因性のものが多い傾向がありますが、シェーグレン症候群などの口内乾燥症や薬剤性の口渇にも有効なことがあります。また、糖尿病性の口渇にもよいのですが、原疾患の治療が最優先であることは言うまでもありません。ほてりや発汗では、更年期症状のそれにも効果がみられます。私自身の経験では、ほてりのために不眠になった方に何度か用いて有効だった症例があります。また、皮膚の熱感を抑えるので、アトピー性皮膚炎にも用いることもあります。


 有名な詩人北原白秋の名前のように、白色は秋を象徴する色です。実は『白虎加人参湯』は秋をイメージし象徴した薬なのです。つまり暑さのために火照った体を、秋の涼しさのようにさわやかにする働きからの命名であります。『白虎加人参湯』は体の熱感やほてり、発汗、口の渇き、頭痛といった熱中症特有の症状が出現した時によく使用されますが、ペットボトルなどに溶かして少しずつ飲用すると熱中症の予防にもなります。
 いずれにせよ、『白虎加人参湯』は発汗しているもの・熱(熱感)のあるものに有効です。舌を診る場合には、舌が赤く、乾燥しているのが使用目標の特徴です。アトピー性皮膚炎の中でも皮膚の赤みが強く、熱をもっている状態の場合には『黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)』(清熱作用が強い)と組み合わせて用いるとさらに効果が高まり、私は皮膚炎の漢方治療の初期にこの組み合わせを用いることがあります。『黄連解毒湯』はもっぱら熱を取る薬であるのに対し『白虎加人参湯』は潤いをもたらす作用があります。ですから、乾燥しているときや脱水に近い状態に有効なのです。
2016年09月01日(木) No.756 (山内先生(産婦人科)のコラム)

小児のマイコプラズマ肺炎


 マイコプラズマ肺炎は、他の細菌感染症が減っているのにもかかわらず年々増加しています(図)。これは薬が効きにくい耐性菌の増加と関係がありそうです。今話題となっている耐性菌の問題を含めて、子どものマイコプラズマ感染症は、まことにやっかいで悩みが多い疾患といえます。それは他にはないマイコプラズマという細菌の持つ特異性にあります。


‐評の特徴
 マイコプラズマは、気管支から肺にかけての気道に感染します。初発症状は咳です。はじめは乾いた咳が繰り返し起こりますが、経過とともに痰がからんでくるようになります。鼻水があまりみられないのがひとつの特徴ともいえます。微熱のことが多いのですが、肺炎を起こしてくると高熱が続くことになります。
∪伏期間が長く、しかも感染期間が長い
 感染してから発症するまでの潜伏期間は、通常1週間から3週間程度(長い時で4週間)です。発症すると回復までに1ヶ月以上かかることが多く、この間は、人に感染させてしまう可能性があります。おもに飛沫感染ですが、感染力はそれほど強くはなく、感染しても症状が出ない場合(不顕性感染)が多いことも知られています。しかし感染期間が長期に渡るため、小規模ながら地域で流行が見られる原因となります。また感染して一度免疫を獲得しても、免疫が長く続きません。そのため子どもでは、繰り返して感染することがあります。
A甦の診断が難しい
 マイコプラズマは、培養が難しく、菌の検索は一般に行いません。最近、マイコプラズマ抗原やマイコプラズマ特異的IgM抗体をベッドサイドで検出する迅速診断キットも出ていますが、インフルエンザや溶連菌ほどの有用性はなく、まだ早期診断する手段がありません。いまだにペア血清による抗体価の上昇をみて診断され、確定診断に数週間を要します。血液検査では、強い炎症反応が出ないことが特徴といえます。レントゲン所見は、スリガラス様の淡い陰影とされていますが、さまざまな像を示すことが多く、一般の細菌性肺炎との区別はできません。
2016年09月01日(木) No.755 (秋山先生(小児科)のコラム)

青いポケモントレーナーの薬!?


 みなさんはポケモンの中のキャラクターにカミツレというスーパーモデルのトレーナーがいることをご存知ですか?
 このカミツレですが実際に存在する花から名前を取った様で、和名ではカミツレで西洋名ではカモ..
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2016年09月01日(木) No.754 (原口先生(薬剤師)のコラム)