タイトル

マダニ


今日は嶋川先生とのぞめさんは、バー・ザムーンのようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【田杉】「嶋川先生、のぞめさん、いらっしゃいませ。」
【島大】「嶋川先生、今晩は。今日も少しお聞きしたい事があったのですが、宜しいでしょうか?」
【嶋川】「もちろん構いませんよ。今日はどうしましたか?」
【島大】「先日親戚の子供が、公園で遊んでいてダニに咬まれたらしいのです。親が自分で取ってしまったらしいのですが、大丈夫なのでしょうか?」
【嶋川】「最近はマダニに咬まれる患者さんが多いですね。去年は少なかったようなのですが、今年は例年と同じくらいの患者さんがいるようです。公園、校庭、山などでダニに咬まれる事が多いですが、自分で取ろうとはせずに、そのまま医療機関を受診する事を勧めます。と言うのも、マダニは皮膚を咬んだ時に、セメントのような物質を出して皮膚と強力に接着してしまい、無理に取ろうとしても頭が残ってしまう事が多いのです。」


【島大】「そうですか。でも病院がお休みの週末などは、皮膚にダニをつけたまま一日、二日そのままにしておいても大丈夫なのですか?」
【嶋川】「一晩、二晩おいても問題はありません。血液を吸ってダニが少し大きく膨れるかもしれませんがね。それと、医療機関を受診するもう一つの大切な理由が、ライム病という病気です。聞いたことはありますか?」
【島大】「いいえ、初めて聞きました。」
【嶋川】「ダニによっては、ボレリアという病原菌を保有している場合があります。その場合には咬まれるとすぐにこの菌が人の体内に入り、ライム病という病気を引き起こす可能性があります。2、3週間経ってから、皮膚が真っ赤に腫れ上がったり、関節炎や不整脈を起こす事もあると言われています。そのため、ダニに咬まれた時は、必ず医療機関を受診するようにして下さい。」
【島大】「分かりました、有難うございます。」
【田杉】「今日は何を召し上がりますか?」
【のぞめ】「今日はいつもの物をお願い致します。」
【田杉】「承知しました。竹鶴の水割り、ただ今ご用意致します。」
2016年06月30日(木) No.753 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(142)〜漢方薬解説(2)五苓散(ゴレイサン)〜


 今回は、幾度か取り上げたことのある『五苓散(ゴレイサン)』についてお話します。『五苓散』は「沢瀉(タクシャ)・猪苓(チョレイ)・茯苓(ブクリョウ)・白朮(ビャクジュツ)・桂枝(ケイシ)」の5つの生薬..
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2016年06月30日(木) No.752 (山内先生(産婦人科)のコラム)

子どもの便秘その


【便秘対策】
・とにかく便を溜めないで出すこと
 便秘の悪循環に陥らないように、便秘に気づかれたら早めに浣腸、薬を使用してでも硬くなりかけた便を出してあげることが大切です。
 薬や浣腸が「くせに..
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2016年06月30日(木) No.751 (秋山先生(小児科)のコラム)

金より高いスパイスが薬!?


 スパイスの中でも有名なブラックペッパーはコショウ科に属し、主に東洋で栽培されています。また紐状になるブラックペッパーの果実からは、熟成の度合いと加工法に応じて様々な種類の香料が作られます。
 ペッ..
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2016年06月30日(木) No.750 (原口先生(薬剤師)のコラム)

湿布かぶれ


 今日も嶋川先生とのぞめさんは、バーライアのようです。
【田吉】「嶋川先生、のぞめさん、いらっしゃいませ。」
【嶋川、のぞめ】「田吉さん、今晩は。」
【田吉】「嶋川先生、今日も少しお聞きしたい事があったのですがいいでしょうか?」
【嶋川】「もちろん良いですよ。今日はどうしましたか?」
【田吉】「私の親戚の子の事なのですが、運動会で張り切りすぎたのか、筋肉痛になって、市販の湿布を張ったらかぶれてしまったようなのです。確か去年も同じことがあったようなのですが、もう湿布は使わないようにした方がいいのでしょうか?」
【嶋川】「湿布かぶれ自体は、皮膚科に行って薬をもらえば一週間程度で治ると思います。問題はその後ですが、同じ湿布は二度と使ってはいけません。」


【田吉】「来年でもだめですか?」
【嶋川】「一度かぶれたものは、一生使えません。繰り返すとだんだん症状が強くなるので気をつけて下さい。」
【田吉】「分かりました、ありがとうございます。」
【嶋川】「湿布と言えば、もっと注意が必要なものがあります。ケトプロフェンという湿布は、貼っている間は何ともなくても、はがした後に日光が当たると、ひどくかぶれる人がいます。」
【田吉】「はがした後というのは、はがした次の日とかの事ですか?」
【嶋川】「かぶれる人は、はがして一か月、二か月経ってからでも日光を当てるとかぶれの症状が出ます。しかも、かぶれの症状が非常に強く出て、治った後もしみのような色素沈着が何か月も消えない事があります。」
【田吉】「湿布かぶれと簡単に考えることはできませんね。」
【嶋川】「そうですね。とにかく一度かぶれたものは、何年たっても、また他の場所に貼っても同じようにかぶれてしまいますので、十分な注意が必要ですね。」
【田吉】「分かりました。ところで今日は何を召し上がりますか?」
【のぞめ】「今日は普通にいつものものをお願いします。」
【嶋川】「承知しました、竹鶴のお水割り、ただ今ご用意致します。」
2016年06月02日(木) No.749 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(141)〜いわゆる虚弱児と漢方薬〜


 今回は女性に限ったお話ではありませんが、お子さんをもつ母親に関連した内容です。「虚弱児」とは、医学上の明確な定義はなく、多くは体調不良などの理由で学校を休みがちな児童・生徒に対して使われてきた言葉です。病気にかかりやすく治りにくい、発熱・頭痛・腹痛などの症状をしばしば訴える、疲れやすく回復が遅い、神経質、無気力、発育不良などがみられる児童を身体虚弱児としてきました。


 漢方医学では身体を養う働きを「気・血・水」に分けてとらえますが、このうちの「気」(目にはみえない生命エネルギーのようなもの)が何らかの理由で減少した状態(「気虚」といいます)になるとウイルス感染やストレスなどの攻撃を受けやすくなり、風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなったりします。「気」の供給は、出生前に親から受け継いだ生命力としての「先天の気」と、出生後に食事や呼吸によって外から取り込む「後天の気」に大きく分けられます。
 出世後早期から成長障害がみられるなど、先天的に虚弱な状態が考えられる場合には『六味丸(ロクミガン)』などを使用しますが、胃腸虚弱による吸収障害などが考えられる場合には、胃腸の働きを補う『小建中湯(ショウケンチュウトウ)』は第一選択としてよく用いられます。一方、胃腸虚弱などはなく、咽頭炎・中耳炎などを繰り返したり、扁桃腺やリンパ節の腫脹を繰り返したりする子どもには、『柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)』をはじめとする「柴胡剤(柴胡という生薬が配合された漢方薬)」がよく用いられます。
小児は、成人と比べて体内水分量が比較的多いため、時に「水」のバランス異常による症状(「水毒」といいます)として、乗り物酔い・めまい・ふらつき(特に天候不良時に悪化しやすい)などが起こりやすいです。この場合には、「水毒」を改善する生薬が配合された『五苓散(ゴレイサン)』『苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)』『半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)』などの漢方薬を使用します。
 入園や入学してから少し経ちましたが、お子さんがこのような症状で該当してお悩みの場合は、漢方薬も一つの治療の選択肢として考慮されてもよろしいかと思います。
2016年06月02日(木) No.748 (山内先生(産婦人科)のコラム)

子どもの便秘その


 便がなかなか出ないことを主訴に、外来を受診されるケースは多くみられます。
 便秘とは、排便回数が1週間に2回以下の場合や、毎日のように出ていても便が硬く、排便に苦痛を感じる場合を指します。器質的あるいは全身的な原因がないにもかかわらず便秘が1〜2か月以上続いている場合は、慢性機能的便秘症として、継続的な治療が必要となります。
 離乳食をまだ与えていない乳児期早期、それまで毎日のように出ていた便が突然出なくなることがあります。これは、ウンチを出す力が弱いことによるもので、綿棒などの肛門刺激で改善することがほとんどです。便秘になりやすい時期とその要因としては、
‘児期の母乳からミルクへの移行、また離乳食開始時期
⇒鳥期の不適切なトイレットトレーニング
3愼鹸の入学に伴う環境変化やストレス、学校での排便ガマン、などです。
 発症のピークは、2〜4歳で、トイレットトレーニングや排便痛による不快な体験をすると、子どもは便をすることをいやがるようになります。便が大腸内に長くとどまると水分が吸収され、便が硬くなってゆきます。硬い便を排泄するのに肛門が痛むので、子どもはとりあえず出さずに我慢してしまいます。そのため、さらに水分の吸収が進みより一層便が硬くなるという悪循環となります(図の内側)。このような状態が続いて、常に便が溜まっている状態が長く続くと直腸が拡張してきます。便意を感じるメカニズムに直腸が便により伸びる刺激や内圧の上昇がありますが、直腸が拡張するとその閾値も上昇し(鈍感になる)、多少の便では、便意が起こらなくなり、さらに便が溜まりやすくなるという二重の悪循環(図の外側)に陥ります。


 この悪循環が続くと、直腸や結腸が次第に拡大して巨大結腸となり、さらに大腸内に巨大な便の塊ができた結果、少量の便が漏れでる状態(遺糞症、便失禁)となることもあります。このような器質的な変化(巨大結腸症)をきたすと、治療が大変となります。早期に有効な治療をおこなって、便秘の悪循環を断ち切って便秘でない状態を維持し、器質的な変化に陥らないようにすることが、便秘の治療で最も重要です。
2016年06月02日(木) No.747 (秋山先生(小児科)のコラム)

かかりつけ薬剤師


 かかりつけ薬剤師と言われてもあまりピンとこない方が多いと思いますが、かかりつけのお医者さんや病院、診療所(クリニック)があるように、実は大分前からかかりつけ薬局と言う名称と一緒にありましたが、今年の..
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2016年06月02日(木) No.746 (原口先生(薬剤師)のコラム)