タイトル

手足口病


 今日は嶋川先生とのぞめさんは、網走のザムーンのようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【木鈴】「嶋川先生、のぞめさんいらっしゃいませ。」
【原菅】「先生今晩は。少し聞きたい事があったのですが、宜しいでしょうか?」
【嶋川】「もちろん良いですよ。どうしましたか?」
【原菅】「私の知り合いの子供さんが、手足口病らしいのですが、どのような病気なのでしょうか?」


【嶋川】「手足口病ですね。今年はいつもの年より患者さんの数が多いようですね。ウイルスによる感染症です。少し専門的な話になりますが、コックサッキーA16と呼ばれるウイルスが原因です。名前の通り手の掌、足の裏、口の中に症状が出ます。手と足には赤いブツブツあるいは小さな赤い水ぶくれが出来ます。この水ぶくれは、形が真ん丸ではなく、少し横長の楕円形になるのが特徴と言われています。」
【原菅】「知り合いの子供は掌、足の裏以外にも肘、膝、足首やお尻にも赤いブツブツが出ていると言っていました。これも手足口病の症状なのでしょうか?」
【嶋川】「これも少し専門的な話になってしまうのですが、最近はコックサッキーA16ではなく、A6という別のウイルスが原因の手足口病が流行しています。こちらのウイルスの場合、お知り合いのお子さんのように、掌、足の裏以外にも広範囲に皮疹が出ることが多いようです。また、こちらのウイルスが原因の場合、治った1、2か月後に爪が変形したり、一部はがれたりする事もあります。」
【原菅】「良く分かりました。ところで治療はどのようにするのでしょうか?」
【嶋川】「基本的には1、2週間で自然に治ります。ただし口内炎の痛みが強かったり、皮疹に痒みがあったりする場合には、対症療法として軟膏などを皮膚科で処方してもらうと良いでしょう。」
【原菅】「学校は休まなければいけませんか?」
【嶋川】「学校は休まなくても大丈夫です。ただし発熱を伴う事もあるので、そのような時には体調が回復するまでお休みをした方が良いかもしれません。」
【原菅】「有難うございました。」
【木鈴】「ところで、今日は何を召し上がりますか?」
【のぞめ】「今日はいつものを下さい。」
【木鈴】「承知しました。竹鶴の水割りを只今ご用意致します。」
2015年07月30日(木) No.709 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(131)〜更年期の睡眠障害と漢方薬〜


 女性は通常40歳を過ぎた頃から卵巣機能が低下し始め、50歳前後で閉経に至るのが大半です。卵巣からの女性ホルモンの分泌が急激に減少するため、閉経の数年前から閉経後数年間の間にかけてさまざまな不定愁訴としていわゆる更年期症候群が出現します。また、更年期には子供の独立、夫の定年、身体の衰えに対する不安など、多くの喪失体験やストレスに直面しやすく、心理社会的要因が更年期症状の増悪に関係していると考えられています。


 更年期女性の42〜52%が不眠との報告があり、更年期の患者さんには入眠困難・中途覚醒(特にほてり・のぼせによる)が多いのも特徴です。更年期には、ささいなことが気になる傾向があるので、睡眠へのこだわりが強く、不眠の恐怖により症状が慢性化し、精神生理性不眠へと移行することもあるようです。特にこのような場合には更年期障害の治療も併せて行う方が有効です。
 西洋医学的には、不眠症は入眠障害や中途覚醒・早朝覚醒に加えて神経症的傾向を踏まえて睡眠導入薬や抗不安薬が選択されますが、漢方医学的には睡眠障害は以下のように考えて対応します。
”坩臓不眠、決断できない、驚きやすいタイプ…疲れすぎて眠れないときに『酸棗仁湯(サンソウニントウ)』、より鎮静効果を期待するときに『加味帰脾湯(カミキヒトウ)』など
▲ぅ薀ぅ蕕主体のタイプ…『抑肝散(ヨクカンサン)』『抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)』など
0夢をよくみるタイプ…『柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)』『桂枝加竜骨牡蠣湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)』など
と莽が中心であるタイプ…『補中益気湯(ホチュウエッキトウ)』『黄耆建中湯(オウギケンチュウトウ)』など
 睡眠障害は、心身のバランスが崩れることによって引き起こされることが多く、この点を改善する意味では、漢方薬を併用することにより、睡眠薬の減量や睡眠の質の向上などにも役立つと思われます。
2015年07月30日(木) No.708 (山内先生(産婦人科)のコラム)

夏に多い感染症 プール熱」 咽頭結膜熱(プール熱)


 咽頭結膜熱は、ヘルパンギーナ、手足口病とともに夏かぜの代表的な疾患とされ、プール熱とも呼ばれている(プールだけでうつるわけではありませんが)こともあって、夏の病気だと思われがちですが、ほとんど1年を..
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2015年07月30日(木) No.707 (秋山先生(小児科)のコラム)

医療費を高くするのはあなたかもしれない!?


 前回お話したとおり、日本薬剤師会が2007年に、薬剤師がケアする在宅患者さん812人の残薬を調査した結果、患者さんの4割以上に「飲み残し」「飲み忘れ」があり、1人1カ月で3、220円が服用されていませんでした。金額ベースでは処方された薬全体の24%にあたり、厚生労働省がまとめた75歳以上の患者さんの薬剤費から推計すると、1年に処方される薬のうちの475億円が毎年残薬として残っている計算になります。75歳以下のあなたの分も入れると軽く1、000億円は捨てている事になるかも知れませんね。
 1日3食分の薬を処方されながら食事を1日1食しか取っておらず薬がたまっている高齢者や、複数の薬を処方され何をどう飲めばいいかわからないと90日分も残薬があった糖尿病患者さんなどの事例が全国各地から報告されています。


 お医者さんでもある日本在宅薬学会の狭間会長も「薬を飲んでいない患者さんに、飲んだ事を前提に対応している訳だから、治療自体が成り立たないし、薬代も無駄になる。」「薬の処方が必要以上に膨らめば、高齢化社会が進む中で医療費の拡大も危惧される」とおっしゃっていました。
 厚生労働省では去年より薬局での調剤報酬規定に残薬の確認を盛り込み、患者さんが面倒でも毎回一人一人に確認をする方向性を示しました。
 また、薬剤師が家まで行って服薬指導や薬の管理指導などを行う、在宅医療もすすめられていて、高知県の医事薬務課では「残薬の整理だけでは原因はわからず、薬剤師が出向いて解決のきっかけにしたい」と県内72の薬局に働きかけています。
 日本大学薬学部教授(社会薬学)の亀井美和子先生は、残薬の理由は複雑で、高齢者が1人暮らしで話し相手がいない事や、処方された薬の多さ、使用法の煩雑さなどが絡み合っており、結果的に治療効果が得られず症状が悪化し、不要な薬を追加される事もある。かかりつけの薬局やかかりつけの薬剤師さんなどに相談し、薬の種類や飲み方を見直してほしいとおっしゃっていました。
2015年07月30日(木) No.706 (原口先生(薬剤師)のコラム)

食物アレルギー(3)


 今日も嶋川先生とのぞめさんは、札幌のバー内竹のようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【内竹】「いらっしゃいませ。」
【凛】「嶋川先生、のぞめさんいらっしゃいませ。先日はアレルギーの詳しいお..
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2015年07月02日(木) No.705 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(130)〜膝の痛みと漢方薬〜


『26歳Nさん。2年前に妊娠浮腫あり、出産後肥満。左膝関節が腫れて痛みを伴い、整形外科にて減量の指示が出る。ダイエットは痩せると疲れて(?)続かず。普段はひどい汗かきで特に夏場は上半身滝のように汗が流れて、冷房車内でも一人で汗をかいている。階段の昇降ですぐ息切れし、風邪はひきやすく疲れやすい。外出帰宅後はすぐに横になりたがる。154僉82圓如⊃白で水太り体型。肌は湿っている。』


 この症例は講演会で提示されたものですが、Nさんには『防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)』と『越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)』を合わせて処方し、一ヶ月後に膝の腫れ・疼痛は減少し、二ヶ月後には体重の減少もみられ、五ヶ月後には膝の腫れ・疼痛は消失したとの事でした。 また、腹部の圧痛も取れて、風邪もひかず、疲れづらくなり、体重は結局15圓泙埜採未任たようです。
 『防已黄耆湯』の使用目標は「色白で俗に水太りと称される体質の人」「疲れやすく汗が多い傾向で下肢に浮腫のあることが多い」「膝関節の腫脹疼痛」ですが、Nさんはまさしくドンピシャリの症例です。『越婢加朮湯』は膝関節炎症状の強い場合によく併用されますが、少量から使い、少しづつ増量していきます。
  『防已黄耆湯』に含まれる生薬の「黄耆(オウギ)」が用いられる徴候は漢方薬の古典には「水太り肥満者で、多汗傾向や寝汗、手足がむくみやすい、朝手が握りにくい、皮膚や関節の腫脹、疼痛、しびれ感などがあり、皮膚粘膜の水分が多くて、しぼれば水が出てきそうに見える状態」と記載されています。
 講演会の症例の後日談として、Nさんは太った友人2名を紹介してくれたそうです。本人たちは痩せるのが目標で来院したようですが、一人は半年で体重が5垳詐し、もう一人は体重は不変だったようです。 講師の先生曰く「薬で痩せるのは無理なんですよ。漢方薬でも無理なものは無理です。」とおっしゃっていました。
 以前に『防風通聖散(ボウフウツウショウサン)』が漢方薬の痩せ薬としてもてはやされましたが、基本的には目的が違います。痩せても5圓慮詐止まりが多いような気がします。やはり、体重を減らすには食事と運動が一番かと思われます。
2015年07月02日(木) No.704 (山内先生(産婦人科)のコラム)

夏に多い感染症 エンテロウイルス感染症」 .悒襯僖鵐ーナ


 乳幼児に流行する夏かぜの一種で、夏に流行し、潜伏期間は2〜5日です。38℃〜40℃の発熱が1〜3日続き、のどの痛み、のどの奥ののどちんこの横に水泡ができ、破れて潰瘍になり痛みます。痛みのため物を食べるこ..
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2015年07月02日(木) No.703 (秋山先生(小児科)のコラム)

あなたの家も社会問題のゴミ屋敷!?


 最近TVでよく見るゴミ屋敷ですが、これを医療に置き換えると、高齢者宅(高齢者に限らず)の飲めないのか飲まないのかで山積みとなっている残薬が同じ問題となっています。
 その事例として大阪の78才の女性宅..
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2015年07月02日(木) No.702 (原口先生(薬剤師)のコラム)