タイトル

白斑


 今日は、嶋川先生は出張で、札幌の内竹さんのようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【内竹、ゆきみ】「嶋川先生、のぞめさん、いらっしゃいませ。」
【ゆきみ】「先月の大雪の時は、大変だったのではないですか?」
【嶋川】「3日間吹雪が続いて、道路も閉鎖になり、出勤も出来ない位でした。」
【内竹】「前も見えない位の吹雪だったと聞きましたが。」
【嶋川】「北見はどうでもなかったのですが、網走ではいわゆるホワイトアウトの状態だったみたいです。」


【ゆきみ】「ホワイトと言えば、皮膚の病気は、皮膚が赤くなって痒くなるというイメージがありますが、白くなる皮膚の病気というのもあるのですか?」
【嶋川】「確かに赤くなる病気が多いですが、白く見える皮膚病もありますよ。」
【ゆきみ】「どんな病気ですか?」
【嶋川】「一番多いのは、尋常性白斑と言われる病気です。」
【ゆきみ】「どのような症状になるのでしょうか?」
【嶋川】「皮膚の色を作っているのは、メラニンという色素なのですが、そのメラニンを作る色素細胞の働きが悪くなり、その部分の皮膚の色が白く抜けて来る病気です。」
【ゆきみ】「原因は分かっているのでしょうか?」
【嶋川】「残念ながら現在のところ、はっきりとした原因は分かっていません。甲状腺などの病気の人に多いとも言われています。」
【ゆきみ】「治療法はあるのでしょうか?」
【嶋川】「塗り薬、飲み薬に加えて、紫外線を照射する方法があります。しかし、なかなか治りにくく、治療期間は長くなる傾向にあります。」
【ゆきみ】「そうですか、難しい病気ですね。その他にも皮膚が白くなる病気はあるのでしょうか?」
【嶋川】「白斑と同じように皮膚が白く見えても、赤ちゃんなどの場合には、貧血性母斑と言って、一種の痣のような病気もあります。その他にもいろいろとあるのですが、今度またお話します。」
【のぞめ】「それより今日は何を頂こうかな。やはり今日は白、ということでドライジンとホワイトキュラソーとレモンジュースのカクテルを下さい。」
【ゆきみ】「はい、承知しました。」
【嶋川】「それでは私も…」
【内竹】「それでは嶋川先生には、サントリーホワイトの水割りをご用意しますね。」
【嶋川】「…」
2014年03月06日(木) No.653 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

子どものアレルギー 住居におけるアレルギー対策


 環境中のアレルゲン(アレルギーの原因となる抗原物質)の中で、アレルギー疾患のもっとも大きな原因となっているのはダニアレルゲンです。また一般にホコリの中の主要なアレルゲンはダニアレルゲンです。今回は、..
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2014年03月06日(木) No.652 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(114) 〜関節痛と肥満?〜


『40歳Nさん。数か月前から手指の関節痛を感じるようになり、他院にて関節リウマチではないとの診断。漢方薬を試してみたいとの事で来院。』
 Nさんには、最初は『薏苡仁湯(ヨクイニントウ)』(ハトムギが生薬として含まれています)を、次に『防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)』を処方いたしましたが、関節痛は全く消えず、鎮痛剤を併用するに至って1年ほど経過して、朝方に手指の屈伸で痛むが後は気にならない程度のようでした。しかしながら、その頃から足底部の痛みを訴えるようになり、朝起床時の数歩が特に痛むとの事でしたので、以前からの『防已黄耆湯』に痛みを取るために『附子(ブシ)』(トリカブトを無毒化したもの)を加えてみました。痛まない日もありましたが、カゼで発熱したときは両手の小関節が全部痛むという事もありました。しかし、関節が腫れたりするような所見は一切ありませんでした。


 ある日、めずらしく?全身倦怠感を訴えて薬を取りに来院したときに、最近肥満気味(元々だと思うのですが…)というので、便秘は無かったのですが、『防已黄耆湯』を『防風通聖散(ボウフウツウショウサン)』(巷では「痩せ薬」と称されている。本当はそうではないのですが…詳細は以前の号参照)に変えて二週間だけ飲んでもらうことにしました。
こちらに変えたところ、「飲むと30分もすると尿意が起きて、顔や手足がスッキリして、顔や手足の痛みが軽くなる感じがする。」との事でしたので、本人も鎮痛剤を飲まなくなりました。
 鎮痛剤を止めて最初の一か月間余りは、痛みを訴えることもありましたが、その後は少なくなったようです。残念ながら体重の増加の歯止めにはなりませんでしたが、その後は便通も良く、体調は一層良くなり、手足の痛みを訴えることがなくなったとの事です。
 Nさんのように、『防風通聖散』が利尿効果を発揮して、結果として難治な痛みを鎮めた例は実は漢方の古典にも記載があります。痛みに対して最初から『防風通聖散』を処方することはほとんどありませんが、今回の症例を通じて、「木をみて森をみず」の治療ではいけないと反省させられました。
2014年03月06日(木) No.651 (山内先生(産婦人科)のコラム)

訪問診療とは?


 皆さん、訪問診療という言葉を聞いたことがあるでしょうか?もし聞いたことがない方も、往診という言葉は聞いたことがあると思います。まず訪問診療と往診の違いについてお話ししたいと思います。簡単に言うと往診..
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2014年03月06日(木) No.650 (本間先生(内科)のコラム)

昔と変わった薬による治療


 新しい薬が開発されまったく変わってしまったのが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍の治療です。
 昔は手術で治すのが一般的でしたが、今ではほとんどのケースが薬で治療できます。
 それを可能にしたのがガスター10などで有名なH2ブロッカーとPPIとよばれるプロトンポンプ阻害薬のおかげです。これらの薬の作用としては胃酸の分泌を抑えて潰瘍を治療するのですが、効果は画期的で外科の病気が内科の病気になったと言われるほど手術を激減させました。
 特にPPIは胃酸分泌に関する病気の90%以上の人に治療効果をあげ究極の胃酸抑制薬と言われる他に、胃がんの原因菌とも言われるピロリ菌に対しても除菌の際に有効とされ、消化性潰瘍治療薬プラス胃がん予防薬として両面の能力を発揮するファイターズの大谷翔平ばりの二刀流の薬とも言えます。


 ちなみにH2ブロッカーは薬剤師のいるドラックストアーや薬局で市販されていますが、PPIは市販されていませんので、必ず病院に受診してお医者さんに処方してもらいましょう。
 つぎに骨髄の造血システム障害で発症するのが、再生不良性貧血で骨髄移植が最良の治療法ですが適合するドナーはとても少ないのが現状です。かつてはこの病気や白血病は有効な治療法がないと言われ、骨髄移植のみが頼みの綱だったのですが、ドナーの拒絶反応などの問題もあって簡単なものではありませんでした。
 そこで骨髄移植に代わるものとして注目されたのが免疫抑制薬で、この薬は自らの免疫機能が造血幹細胞(血液を作る細胞)を攻撃してしまうために起こるとされる再生不良貧血を阻害してくれる働きがあり、増え続けている患者さんを前に免疫抑制薬で症状の悪化を防ぐことが急務となっています。
 また、これで再生不良貧血の治療効果が上がればその間にドナーを探したり、骨髄移植を減らす可能性も期待できる新しい薬による治療法とも言えます。
2014年03月06日(木) No.649 (原口先生(薬剤師)のコラム)