タイトル

慢性色素性紫斑


 嶋川先生とのぞめさんは、今日もバー里美のようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【里美、緒詩理】「いらっしゃいませ。」
【緒詩理】「嶋川先生、今日も一つ教えて欲しい事があるのですが、宜しいでしょうか?」
【嶋川】「もちろん良いですよ。今日はどうしましたか?」
【緒詩理】「私の知り合いの女性なのですが、1・2ヵ月前頃から、両方の脚に湿疹のようなものが出て来たと言って困っているようなのです。」
【嶋川】「痒みなどはどうでしょうか?」
【緒詩理】「確か、あまり痒くはないと言っていました。」
【嶋川】「その湿疹らしきものの色とか大きさなどは分かりますか?」
【緒詩理】「一度見せてもらったので、大体分かります。確か色は、赤というよりは茶色っぽいような、少し紫色がかっていたような。大きさは小さな点のようなものが集まったような感じで、両方の脚にたくさん広がっていました。」
【嶋川】「その知り合いの方は、少し年配の方ですか?」
【緒詩理】「確か50歳位だったと思います。」
【嶋川】「大体分かりました。多分、慢性色素性紫斑というものだと思いますよ。」
【緒詩理】「なんだか難しそうな名前ですね。悪い病気なのでしょうか?」
【嶋川】「皮膚の毛細血管が弱くなり、血管から少し血液が漏れて皮膚に症状が出てくる病気だと言われています。原因などははっきりしていないのですが、皮膚以外に症状が出ることもなく、心配な病気ではありません。」


【緒詩理】「治療はどうすれば良いのでしょうか?」
【嶋川】「皮膚科を受診すると飲み薬と塗り薬を処方してもらえると思います。お薬により症状は改善しますが、良くなったり悪くなったりを繰り返すことも多いので、根気よく治療を続ける必要があるかもしれません。」
【緒詩理】「分かりました。説明を聞いて安心しました。有難うございます。」
【里美】「嶋川先生、のぞめさん、今日は何を召し上がりますか?」
【のぞめ】「今日は紫色の話なので、普通にバイオレットリキュール、レモンジュース、炭酸水を使ったカクテルかな?」
【嶋川先生】「そのカクテルを二つお願いします。」
【里美】「承知しました。ただ今ご用意致します。」
2014年02月06日(木) No.648 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

子どものアレルギー⑧  気管支喘息〜その②


 2000年に、小児アレルギー学会が小児気管支喘息の治療・管理ガイドラインを作成し、その後も数年おきに改訂をおこなっています。これに従い、重症度を判定し、重症度を評価することにより、それに対応した治療法が全国でおこなわれています。治療の主役は、年齢を問わず、強力な抗炎症薬であるステロイドの吸入薬や異なる機序を持つ抗炎症薬であるロイコトリエン受容体拮抗薬となっています。これによりコントロールが困難な重症例や死亡例が近年、著しく減少しています。しかし、Quality lifeの観点からみると、喘息のため学校を欠席したり、体育の授業や部活動ができなかったりする児も多くみられています。小児期の喘息が大人になってどのような経過をたどっているかを示した報告によると、約半数は程度の差はありますが何らかの形で、成人しても喘息をcarry over(持ち越す)しており、治療という観点からもまだまだ十分ではありません。特に、図に示すように、小児期に適切に治療が行われていない場合、高率に大人になっても喘息が改善せず、一生喘息と付き合ってゆかねばなりません。治療の目標は、長期的かつ最終的な治癒ということになりますが、日常の治療の目標は、完全な症状のコントロールです。そのために最近はとくに、軽症の状態から早期に介入する重要性が指摘されています。
(乳児の喘息に対する早期介入)


 3才くらいまでの乳幼児はカゼをひいてもゼイゼイすることがあるので、必ずしも喘息の診断は容易ではありません。最近は、気道感染の有無にかかわらず、明らかな呼気性喘鳴を3エピソード以上繰り返した場合を乳児喘息としています。乳幼児の喘鳴がどのくらいの頻度であるかを調査したところ、5人1人は経験しており、このうちの8割が結果的に喘息の診断がなされていました。ゼイゼイする頻度が多くなったり、症状が強くなってくる場合、まずロイコトリエン拮抗薬を、さらに効果が十分でない場合、ステロイドの吸入を開始します。乳幼児では一般に、ネブライザー吸入器を購入していただき、家庭で毎日1〜2回吸入してもらいます。このように軽症の早い時期から抗炎症薬療法を積極的に行うことで、重症化することを防ぐことが可能となり、その結果、より早い治療につながるとされています。
2014年02月06日(木) No.647 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(113) 〜東洋医学における「中庸」の意味〜


「中庸」とは、「偏りのないこと」を意味する言葉です。『論語』の中で孔子は「過不足なく偏りのない徳」を「中庸」と呼びました。また、江戸時代の有名な儒学者、貝原益軒は著書『養生訓』の中で、「養生の道は中庸..
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2014年02月06日(木) No.646 (山内先生(産婦人科)のコラム)

在宅支援診療所とは?


 現在診療所(クリニック)は、①通常の診療所と②在宅支援診療所、③強化型在宅支援診療所に分類されます。その中で当院は③に分類されています。まず①と②との違いについてですが..
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2014年02月06日(木) No.645 (本間先生(内科)のコラム)

薬剤師の仕事


 薬剤師の仕事の中の一つとして薬の調剤、正しい説明、投薬がありますが、薬の効果や残薬の確認、副作用の発現など、患者さんにとってはいちいち聞かれるのが面倒と思える事がたくさんあるかも知れません。
 し..
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2014年02月06日(木) No.644 (原口先生(薬剤師)のコラム)