タイトル

蜂刺され


 今日も嶋川先生とのぞめさんは、バー里美のようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【里美、緒詩里】「いらっしゃいませ。」
【緒詩里】「嶋川先生、早速で申し訳ないのですが、つい先日私の友人が、腕..
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2013年09月05日(木) No.622 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

子どものアレルギー③  食物アレルギーの原因食物


 即時型食物アレルギーの疫学調査は平成10年から定期的に実施されています。わが国の3大原因食物は、鶏卵、牛乳、小麦です(図)。この3つで全体の3分の2を占め、上位10原因食物で約90%を占めています。これらの原因食物の頻度は、年齢によって大きく異なります(表)。乳児期では鶏卵が約6割、乳・乳製品が約3割を占めますが、学童期になると、鶏卵は2割くらいにまで減り、そばや甲殻類が増えてきます。さらに成人になると、小麦、甲殻類、果実類(キウイ、バナナ、リンゴ、モモ、メロン)が3大原因食物で、全体の約6割を占めます。学童期以降の原因食物は、乳幼児早期の鶏卵や牛乳のように、一部の食べ物で多くを占めることはなく、いろいろな食物に対してアレルギーを起こしてきます。最近増加傾向にあるキウイやイクラアレルギーは消費量の増加と関係しており、最新の調査では、1〜3歳児の新しい発症例で鶏卵に次いで2番目に多いのはイクラであったりします。年長児から成人では、シラカバ花粉症と関連したリンゴ、モモなどに対する口腔アレルギー症候群の割合が増えてきます。
 食物アレルギーでは重篤な症状をおこしやすい原因食物を知っておくことも重要です。一般的にはソバやピーナッツが有名です。しかしこれらは誘発率が高いのであって、起こした原因食物の数でみてみると、実はやはり発症数の多い鶏卵、乳・乳製品、小麦の順に多いのです。これ以外にもナッツ類や乳幼児では増加傾向のイクラにも注意が必要です。

2013年09月05日(木) No.621 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(108) 〜夏になると胃腸が弱って倦怠感がひどくなる〜


『18歳Nさん。色白で普段は丈夫であるが、毎年6〜7月頃になると、からだがだるく、食欲もなくなり、下痢することが多い。今年は特に、だるさがひどく、やせてくるのが目立ち、母親とともに漢方薬を希望して来院。』
 Nさんには『真武湯(シンブトウ)』を処方してみましたが、一週間位で何となく力がついた感じがしたとの事。その後は下痢もおさまり、二か月後には体重はかなり?増えていました。
 Nさんには『真武湯』がよいのか『人参湯(ニンジントウ)』がよいのか迷うところでしたが、「おなかが冷える」という訴えを参考にして『真武湯』にしました。後で聞いた話ですが、夏場は冷たいアイスキャンディーが大好きで、日課のように食べていたようです。『真武湯』はむしろ冬になると下痢をするようなタイプに有効なことが多いのですが、最近は冷たいものをとる機会があるせいか、夏でも冷たいものを過剰に摂取して、冬のようなお腹になったりするので、『真武湯』も結構外来でよく処方します。
 以前に多汗症で『防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)』が全く効かない方に『真武湯』にしてうまくいったケースがありました。結局、裏(お腹)が冷えて表面に熱が押し出されてきたような形で、本人は冷えてる、冷えてるというんですが、汗がだらだらと出るタイプの女性でした。『真武湯』には温めて水をさばく生薬が含まれていますので、水が順調にめぐるようになったと思われます。


 私が子供の頃は、アイスキャンディーは勝手に食べると親によく叱られたものですが、最近は冷蔵庫も大容量で好きなときに好きなだけ冷たいものがとれる環境です。
 古典では冬に頻用されていた漢方が、現代では夏にも使われる状況に時代の流れを感じますね。
2013年09月05日(木) No.620 (山内先生(産婦人科)のコラム)

九月に多い病気


 気管支喘息は、温度や気圧の急な変化が起こりやすい五月と九月に悪化しやすいという傾向があります。その為今回のコラムでは、気管支喘息についてお話したいと思います。
 気管支喘息は、空気の通り道である気道が、炎症によって狭くなる病気です。気管支喘息の気道は炎症が起こっているため、喫煙や冷たい空気などの刺激に過敏になっていて、発作が起こりやすくなっています。ちょっとした刺激で気道が狭くなり、息苦しくなったりします。  
 気管支喘息発作の原因として多いものには、風邪や天候・気候の急激な変化、運動が挙げられます。その他に、ホコリや動物のフケ、喫煙、ストレス、花粉なども挙げられます。その為、なるべく風邪をひかないような予防や体調管理をしっかり行い、タバコは絶対に吸わないことが発作を起こさないためには最低限必要です。


 以前は気管支喘息の発作が起こった時に、発作を抑える治療というのが主流でしたが、現在は喘息の発作を起こさないようにするというのが治療の目標となっています。なぜなら、喘息発作を起こせば起こすほど気道がだんだん固くなることで薬の反応が悪くなり、喘息の死亡率が上がるということがわかってきたためです。その為現在の喘息治療の目標は、症状がなく、健康な人と変わらない生活を送れることとなっています。このような目標を達成するには、症状がない時から発作を起こさないようにする治療が必要となります。その為治療薬としては、抗アレルギー薬や吸入ステロイド薬、吸入気管支拡張薬、経口気管支拡張薬などを組み合わせて普段から使用していることが重要です。
 気管支喘息の発作は、深夜から早朝に起こることが多く、すぐ医療機関に受診しにくい時間帯に起こる傾向があります。また喘息の発作は軽いものから、死に至るほどの重症な発作となることもあります。その為喘息発作を起こさないよう、体調管理と禁煙、発作を起こさないような治療が普段から必要です。それでも発作が起こってしまう場合には、医師と発作時の対応について相談しておくことが重要といえます。
2013年09月05日(木) No.619 (本間先生(内科)のコラム)

ビタミンの話2


 今回も前回に引き続きビタミンの話をします。
 前回は日本の脚気の話をしましたが、ヨーロッパではどうだったのでしょう。
 ヨーロッパでは食生活の違いにより脚気は存在しなかったのですが、その情報が皆無だった訳ではなく、アジアに植民地を持つイギリス、オランダでは現地に「ベリベリ」と称する奇病がある事が報告されていました。オランダの医師が飼っていたニワトリで研究した結果、ベリベリ症状に伝染性は無く、餌を白米にしたときのみ発病し、玄米に変えた時は発病しなかったと発表されていたそうです。これは脚気である事がわかります。
 日本ではこの学説を受け止め、赤痢菌を発見した志賀潔が1910年4月に同様の結果を発表しています。
 1912年にはオリザニン(いまのビタミンB1)を発見した鈴木梅太郎が、のちの三共株式会社(現在の第一三共株式会社)よりオリザニンを製品化して販売したが、残念ながらあまり売れなかったようです。
 ビタミン様作用の要素は、その後新しいものが次々に発見され現在ではビタミン類は13種類、ビタミン様物質が26種類になっています。ちなみに、ビタミンは発見された順番からアルファベットが付けられ、その後の研究でビタミンでないことがわかると外されています。また、ビタミン様物質とはビタミンではないものの、そのような働きをするもので、たとえばビタミンPとされた「ルチン」やビタミンFとされた「リノール酸」、ビタミンU「キャベジン」、ビタミンQ「ユビキノン(コエンザイムQ10)」などがあります。
 飽食の時代である現在では、ビタミン不足などと言われてもピンとこないですが、無理なダイエットや夏バテで食事がまともに摂れない人などは、充分その可能性があります。
 現にこの私も数人の脚気の患者さんに遭遇した事があります。


 皆さんもバランスの良い食事をしっかり摂って病気を予防しましょう。
2013年09月05日(木) No.618 (原口先生(薬剤師)のコラム)