タイトル


 今日も嶋川先生はバー里美のようです。
【嶋川、のぞめ】「今晩は。」
【里美、緒詩理】「嶋川先生、のぞめさん、いらっしゃいませ。」
【のぞめ】「もう北見も桜の季節なので楽しみですね。」
【緒詩..
続きを読む
2013年04月26日(金) No.602 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

おねしょ②


●自然に治るの?
 夜尿症は、そのうち治ると、よく言われます。実際に多くの場合、中学生になる頃にはみられなくなることがほとんどです。とくになにも治療しない場合でも、夜尿症はひとつ年をとるごとに10〜15%の割合で減少するとされています。7〜8才で週の半分以上おねしょをしているお子さん(66人)を対象にした調査では、約半数が12才で治っており、15才では約9割のお子さんが自然に治癒していました。このように結果的には、ほとんどのお子さんが自然に治っているのですが、治るまでにはお母さん方が思っているよりもかなり長い時間がかかっています。もちろん治癒する時期は、夜尿の程度、原因に大きく影響されるため、さまざまです。
●医療機関へ受診する目安は?
 小学校低学年で週に2〜3回程度のおねしょであれば、急ぐ必要はありません。毎晩のようにある場合は、生活指導を行うとともに、かかりつけ医に相談してみてください。小学校高学年になると、スポーツ合宿や修学旅行などの宿泊を伴う行事もあり、心配になります。夜尿が学齢期まである場合は、本人の心因的なストレスは大きなものになりますので、なるべく早く受診させることを勧めます。また幼児期でも、昼間に「おもらし」してしまうことがたびたびある場合は、相談されることが良いでしょう。以下の図を参考にしてみてください。


2013年04月26日(金) No.601 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(104)〜繰り返すアフタ性口内炎〜


 『41歳Nさん。数年前から口腔粘膜や舌の先にアフタ(楕円形の浅い潰瘍)ができやすく、最近は月に1〜3回位出現するようになったとの事。漢方薬が良いのでは?と友人に勧められて当院に来院。』
 Nさんは、来院時に口腔内に3か所アフタを認めました。『半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)』をまず2週間飲んでもらいましたが、初診時のアフタは3〜4日で治りましたが、すぐに新しいものが2個出現したとの事でした。さらに4週間続けて飲んでもらいましたところ、再発しなくなったようでした。追加で2ヶ月分処方しましたが、飲み終わって1週間薬が途切れた頃に、小さいものが1個できて、その後は出現していないのですが、本人は「心配だから、予備に薬をほしい」との事で久しぶりに来院してくれました。


 『瀉心』とは、「みぞおちのつかえをとる」という意味で、『半夏瀉心湯』はよく慢性胃炎などに使われますが、実は「口内炎」にも大変よく効きます。
 アフタの原因ははっきりしませんが、胃腸に炎症があったり調子が悪かったりする人に出来やすいことから、『半夏瀉心湯』に含まれている「黄苓(オウゴン)」「黄連(オウレン)」の清熱(冷やす)作用により軽い慢性胃炎の消化管炎症を抑えている点が有効性に関連がありそうです。また、ただ冷やすだけでは調子が悪くなることもあるので、「人参(ニンジン)」「乾姜(カンキョウ)」など温める作用のある生薬も配合されており、とてもバランスのよい漢方薬です。
 飲んでいると、「胃腸の調子も良くなって口内炎も治る」とおっしゃる方が多いです。早ければ数週間で調子がよくなる場合が多いのですが、難治性のケースでは何ヶ月か続けて飲んでいるうちに症状が出る回数が減ったり、軽くなったりする方もかなりいらっしゃいますので、口内炎でお悩みの方は一度試してもよろしいかと思います。
 ただし、ヘルペスで口内炎になっている方には効きませんので、ご注意を!(その方には別の漢方薬になりますので)
2013年04月26日(金) No.600 (山内先生(産婦人科)のコラム)

五月に多い病気


 五月は四月同様、自律神経の影響と入学や就職、昇進、転勤、引っ越しなどで新しい生活が始まり、疲れていた所にゴールデンウィークがきて、学校や仕事に行きたくなくなるいわゆる五月病が多い月でもあります。そん..
続きを読む
2013年04月26日(金) No.599 (本間先生(内科)のコラム)

気に病む病


 前回お話したように、今回は五月病の時期でもありますし、うつを疑うべき主な症状、新旧の薬の違いや用法などについてお話します。
 昔は心の病気は治らないと言われていましたが、今では軽いうちには薬で治る..
続きを読む
2013年04月26日(金) No.598 (原口先生(薬剤師)のコラム)

水いぼ


 今日も嶋川先生はバー里美のようです。
【嶋川】「今晩は。」
【里美】「嶋川先生、のぞめさん、いらっしゃいませ。」
【緒詩里】「嶋川先生、のぞめさん今晩は。また先生にお聞きしたい事があったのです..
続きを読む
2013年04月03日(水) No.597 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

おねしょ①


 「いつまでも、おねしょが治らず心配です」という相談をよく受けます。おねしょについて考えてみましょう。幼児期の夜尿を「おねしょ」といい、小学生以上の場合を「夜尿症」といいます。
●頻度は?
 生ま..
続きを読む
2013年04月03日(水) No.596 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(103)〜頭痛と漢方薬①〜


 『75歳Mさん。60歳頃よりときどき頭重感があり、数ヶ月前から朝目覚めた時の頭痛が始まった。最近は常時頭重を感じる。肩こり、手足のしびれ感もあり、熟睡ができず、朝早くから目が覚める。夜間2時間ごとに排尿し、便秘がちでもある。他院にて『八味地黄丸(ハチミジオウガン)』を処方されて飲んでいるが、最近胃が不調との事。漢方薬の相談にて来院。』
 Mさんは、48歳で脳血管障害を指摘されたことがあり、いつの頃からか軽症高血圧といわれるも降圧剤は飲んでいないとの事でした。生命の危険がある頭痛では、西洋医学的治療を優先することは当然ですが、Mさんのように高齢者の頭痛、更年期障害に伴う頭痛、月経時に悪化する頭痛、鎮痛剤で胃腸障害をきたす虚弱者や三叉神経痛などには漢方治療を試みる価値はあるかと思われます。


 Mさんには、『釣藤散(チュウトウサン)』を飲んでもらい、『八味地黄丸』に含まれている「地黄(ジオウ)」が胃を荒らしている可能性があるため、一時休薬してもらうことにしました。投与後、5日で頭痛が軽くなったようで、2週間後の来院時は「目もスッキリしてきた」との事。2ヶ月間飲んでもらい、「頭痛・頭重感ともになくなって快調です」とおっしゃるので継続してもらいました。最近薬を取りに来ないと思いきや、別の件で来院された時、「あれ以来、軽い頭重を感じることはあるが痛むことはありません」とおっしゃっていました。
 『釣藤散』には、主薬に脳血管を広げて脳循環を良くする「釣藤鈎(チュウトウコウ)」が含まれています。また、Mさんが同時に「ほてりが良くなった」と云われたのは、『釣藤散』に含まれている「石膏(セッコウ)」(冷やす作用をもつ)が効いたと思われます。ですから、「冷え症」の方にはむしろ『釣藤散』は適応にはなりません。
 中高年になり、高血圧などの生活習慣病の傾向が出てくるとともに、慢性的な頭痛がするといったことがある場合、特に起床時あるいは午前中に調子が悪い方に有効なのが『釣藤散』です。最近では、頭部の動脈硬化を改善したり、認知症の予防にも有効な点が報告されています。
2013年04月03日(水) No.595 (山内先生(産婦人科)のコラム)

四月に多い病気


 四月に多いと思われる病気の一つにうつ病があります。多い理由として二つ考えられます。一つは、自律神経による影響です。冬の間は寒さを乗り切るために、自律神経の交感神経が優位になって身体が頑張っている状態..
続きを読む
2013年04月03日(水) No.594 (本間先生(内科)のコラム)

春と鬱


 日本では毎年3万人以上の人が自殺されていましたが、2012年は15年ぶりに2万8千人弱と3万人を下回りました。
 それは圧倒的に中高年の人に多いのですが、その相当数が「うつ病」によるものと見られています。不景気、リストラ、過労、人間関係などの様々な心の圧迫要因が身をさいなみ、「心の風邪」と言われる様な軽度のうつ病ならば、春先の卒業、進学、就職などの将来への不安、環境の変化やストレスからも、中高年のみならずあらゆる世代に多くなります。
 残念ながら、日本ではまだまだうつや不安などの心の症状に理解が深まってはおらず、こうした病気に対する認識も浅く、抵抗感もあって受診の機会を逃したり、放置することで心の病が悪化し深刻化する事もあります。


 しかし、これらの症状を改善する薬は着実に進化していて、脳の神経伝達物質の仕組みにおける研究が進み、うつ症状の改善に効果を上げています。
 アメリカでは「飲めば元気」と言われているSSRI、SNRIがそれでうつ病患者さんにとっては大変な朗報となったようです。
 脳の神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンを調節する機能がストレスなどの何らかの理由で低下すると、心がマイナスに作用して行き、たとえば「気分が落ち込む」「仕事がしたくなくなる」「人生がつまらなく思えてくる」など何もかも嫌になっていきます。また、体の方も時には「疲れやすい」「だるい」「頭が重い」「不眠」という症状が現れうつが進行していきます。それを防ぐためにセロトニンの不足を解消し、神経細胞間の情報伝達を正常な状態に近づけることでうつ状態を改善していくのがSSRI、SNRIというお薬です。
 次回は五月病の時期でもありますし、うつを疑うべき主な症状、新旧の薬の違いや用法などについてお話します。
2013年04月03日(水) No.593 (原口先生(薬剤師)のコラム)