タイトル

小麦アレルギー


 嶋川先生は今日は、バー里美に行っているようです。
【嶋川】「今晩は。」
【里美】「嶋川先生、のぞめさん、今晩は。」
【緒詩理】「嶋川先生、私のお友達が小麦アレルギーで困っているようなんです。最..
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2011年12月29日(木) No.521 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

子どもの予防接種 小児用肺炎球菌ワクチン②


【ワクチンの効果】
 アメリカでは、2000年のワクチン導入(定期接種)1年後に、2歳未満の肺炎球菌による髄膜炎や敗血症が69%も減少したことが報告されました。また肺炎球菌による肺炎の入院例も65%、7つの血清型の肺炎球菌による急性中耳炎は54%も減少しました。3年後には、肺炎球菌による髄膜炎や敗血症の有病率は94%減少し、明らかな有効性が証明されています。
 また興味深い現象として、ワクチン導入後、65歳以上の高齢者における肺炎球菌による全身感染症が65%も減少したことが明らかになりました。乳幼児に接種したワクチンによって乳幼児ののどや鼻に常在していた肺炎球菌の保菌が減った結果、伝播する菌が少なくなり、間接的な効果として肺炎球菌ワクチンを受けていない人の肺炎球菌感染症を減らしたものと考えられています。これは集団免疫効果といわれるもので、集団免疫効果は直接的な予防効果の2倍以上あるものと推測されています。


【ワクチンの副作用】
 世界でこれまでに2億本以上使用されていますが、重篤な副作用の報告はほとんどみられません。主な副反応は、接種部位の発赤、腫張、硬結などですが、とくに治療せず自然に改善します。接種の翌日に発熱する頻度はヒブワクチンと比較すると高率ですが、1〜2日で解熱します。
【接種方法】
 ヒブと同様に、肺炎球菌に対する母親からの免疫の移行は十分ではなく、肺炎球菌ワクチンもヒブワクチンと同じように生後2ヵ月からの接種開始となっています。念願がかなって日本でも平成23年2月から無料の接種が開始されました。効果があり安全性も高いワクチンですので、積極的に早期から接種されることが強く望まれています。標準的な接種のスケジュールを表に示しますが、他の予防接種との関連などよくわからない点は小児科医にご相談下さい。
2011年12月29日(木) No.520 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(88) 〜高齢者の夜間の冷えに伴う不眠〜


『85歳Mさん。普段から身体や足に冷えを感じており、寝つきは良いのですが、夜間に何回も眼が覚めるようです。そして、眼が覚めるとトイレに行く際に身体が冷え切ってしまい、もう眠れなくなってしまうので、何か良い治療法はないかというご相談で来院。』
 Mさんの症例は、夜間の中途覚醒時に習慣的にトイレへ行き、そのたびに冷えによって入眠が妨げられたもの、というように解釈できましたので、まず寝るときに枕元にお湯と『麻黄附子最細辛湯(マオウブシサイシントウ)』を用意してもらい、夜間に眼が覚めたらこれを飲んでもらうように指示しました。これを繰り返してもらったところ、身体がすぐに温まるようになり、トイレへ行って戻ってきてもすぐに眠れるようになったとの事でした。


 『麻黄附子最細辛湯』は高齢者には使いやすく、かつ即効性のある漢方薬です。我々は排尿した後に、あたかも寒さにあたったかのように身震いすることを度々経験しますが、高齢者ではトイレに行った後に気分が悪くなって倒れてしまう、いわゆる排尿後の迷走神経反射による失神にも似たようなことが起こっている可能性もあります。
つまり、気分が悪くなったためになかなか寝つけなかったとすると、『麻黄附子最細辛湯』を事前に飲んでもらってからトイレに行くことで、それを予防できたと考えられます。
 不眠に対しては、「頭寒足熱」つまり頭が冷えて足が温まるとよく眠れるように昔から云われており、一般的には、頭が熱くなって足が冷たくなると眠れないタイプが多いようです。このような場合は、寝る前に『酸棗仁湯(サンソウニントウ)』など飲んでもらいますが、高齢者になると、Mさんのように逆に温めて眠れるようになる症例も少なからずいらっしゃいます。
2011年12月29日(木) No.519 (山内先生(産婦人科)のコラム)

体重減少


 特にダイエットをしている訳ではないのに、食事をきちんと摂っているにもかかわらず、体重がどんどん減ってしまうという方はいらっしゃいませんか?もしそのような症状があれば、次のような病気が潜んでいる可能性..
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2011年12月29日(木) No.518 (本間先生(内科)のコラム)

おせち料理と薬食同源


 先日、友人の薬剤師と台湾に行く機会があり、いかに食が健康と結びついているかを学びました。昔からある漢方薬の卸町などを見て回ったのですが、タツノオトシゴや鹿の角、乾燥ナマコや燕の巣、朝鮮ニンジンの髭な..
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2011年12月29日(木) No.517 (原口先生(薬剤師)のコラム)

顔のしみ、いぼ


 今日は休暇の帰り、嶋川先生は千歳空港内のザムーンで一休みのようです。
【嶋川、のぞめ】「今日は。」
【田部】「嶋川先生、のぞめさん、いらっしゃいませ。」
【坂脇】「丁度良いところにいらっしゃいました。実は私の母が、最近顔にしみが増えてきて困っているようなのですが、どうしたら良いでしょうか?」
【嶋川】「顔のしみにもいろいろな種類があります。女性に多いのが肝斑と呼ばれるものです。中年の女性の頬などを中心に褐色の平らなしみが出てきます。飲み薬や塗り薬を根気よく続けることによって薄くなって行きます。子供の頃に出てくる小さなしみ、いわゆるそばかすは、年齢とともに自然に少しずつ目立たなくなっていくことが多いですね。レーザー治療が有効なこともありますよ。」


【坂脇】「私の母のしみは、色は褐色で平らですが、少し盛り上がっているようなのですが。」
【嶋川】「それは脂漏性角化症と呼ばれる症状かもしれませんね。紫外線が影響していると言われています。これもレーザー治療によって、ほとんど分からない位に目立たなくなると思います。」
【田部】「私の知り合いは、顔にしみではなく、イボのようなものが増えてきて困っていると言っていました。」
【嶋川】「顔のイボにもいろいろな種類があります。いわゆるウイルス性のイボの場合は、治療をしないで放っておくと、感染して増えて行きますので、皮膚科で治療した方が良いですね。」
【田部】「どんな治療をするのでしょうか?」
【嶋川】「普通は液体窒素を使った凍結治療というものを行います。数回の通院が必要ですが、すっかり治ってしまいます。その他にも顔面のイボ状のものには、先ほどの脂漏性角化症や、脂腺増殖症と呼ばれるものなど、多くのものがあり、治療方法も別ですので、皮膚科を受診して診てもらった方が良いですね。高齢者などの場合には、皮膚癌の初期のこともありますからね。」
【田部】「分かりました、どうも有難うございました。ところで、今日はなにを飲みますか?」
【嶋川】「今日は顔の話が出たのであれを頂こうかな?」
【のぞめ】「分かった。顔の絵のボトルでしょう。カーというテキーラだね。私にも同じものを下さい。」
【坂脇】「有難うございます。」
2011年12月01日(木) No.516 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

子どもの予防接種 小児用肺炎球菌ワクチン①


・肺炎球菌感染症とは
 乳幼児期の子どもたちの多くは、鼻の奥に、普段から肺炎球菌を持っています。その割合は、集団保育をしている0〜3歳の子どもでは約80%が保菌しているといわれています。その中でウイルス..
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2011年12月01日(木) No.515 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(87) 〜終末医療と漢方薬〜


『87歳Nさん。高齢で寝たきりに近い状況で、風邪をひいて治りが悪いため、往診で点滴を受けているが、日に日に体力が落ちてきて食事も喉を通らなくなった。漢方薬も工夫して投与してもらっているが、はかばかしくない様子。本人は言葉を発するのも大儀なのか、ただただボーッとしている。もうダメかと思うけれど何か手だてはないものかと相談されました。』


 知り合いの娘さんからのお電話による相談でしたが、漢方医学の立場では、「裏寒(リカン)」(身体の内部が冷えている)という状態に陥ったために風邪の治りが悪いばかりか生命力が衰えているために認知症のような状況になっているのではないかと想像されました。既に投与されている漢方薬には「裏」を温める生薬は含まれていないようでしたので、以前娘さんが当院に受診していた頃に処方した『人参湯(ニンジントウ)』と『附子末(ブシマツ)』を合わせて飲んでもらい、身体を温めるようにお話しました。
 後日、喜びの連絡がありました。『人参湯』と『附子末』を飲んでからは、元気を取り戻したとの事でした。
 『人参湯』は消化器だけでなく心肺も全身も同時に温め、生命力を高め、冷えに起因する鼻水・咳・喘息にも効果のある漢方薬です。他の部位と比較して胸を触ると冷たいときは特に有効です。最近の乳幼児はよく診ると隠れた「裏寒」に陥っていることが意外に多く、乳幼児の諸疾患にも用いる医師もいます。
 Nさんの症例のような著しい体調不良に対して現代医学の立場では経過観察しか手がないときでも、漢方薬に温裏薬(内部を温める薬)があることを知っていれば、患者さんのお役に立つことがあります。漢方薬を扱っている者にとっては何とも嬉しい限りですね。
2011年12月01日(木) No.514 (山内先生(産婦人科)のコラム)

貧血について


 皆さんご存知のように、貧血とは身体の血液が不足している状態です。もう少し詳しく説明すると、血液中の赤い血の成分である赤血球というものが不足していることを言います。赤血球は鉄分やビタミン、葉酸などを原..
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2011年12月01日(木) No.513 (本間先生(内科)のコラム)

カビ毒の危険性


 お正月に食べる雑煮には餅が欠かせませんが、この餅にはカビがつきものです。昔から餅のカビは食べても毒にならないと言われてきました。たしかに多少食べても下痢や腹痛、頭痛、発熱なども起きないし、死に至る病..
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2011年12月01日(木) No.512 (原口先生(薬剤師)のコラム)