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紫外線対策


【里美、緒誌理】「嶋川先生、のぞめさん今晩は。最近は暖かい日が続いていますね。」
【嶋川】「そうですね。ところで里美さんも緒詩里さんも、紫外線には気を使っていますか?」
【緒誌理】「今度、親戚の子..
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2011年06月02日(木) No.486 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

子どもの予防接種 水痘ワクチン


 水ぼうそう(水痘)の感染力は、はしか、百日咳に次いで強く、1人の患者から周囲の人に感染させる人数は約10、家族内発症率は80〜90%とされています。年間約80万人が罹患し、年齢は小学校入学前の小児がほとんど..
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2011年06月02日(木) No.485 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(81) 〜小児アトピーと漢方薬〜


 『4歳Mちゃん。母親がアトピー性皮膚炎。カゼをひきやすく、中耳炎と扁桃炎も起こしやすい。湿疹は1歳ごろから出始めて、便秘が続いたり、汗をかくと悪化する。弟の出産前後から「赤ちゃん返り」がひどくなり、皮膚症状もますます悪化し、最近は体をかきむしって、肘関節のあたりは一部ただれて、分泌液も出ている。母親が「ステロイド外用薬は使わないで」と、漢方治療を希望して来院。』


 母親の漢方熱望?に応じて、ステロイドは使わず、『黄耆建中湯(オウギケンチュウトウ)』を飲んでもらうことにしました。二週間目あたりから背中・腹部の湿疹は改善し、四週目からは手足・顔面の発赤も消えてきました。そのまま継続して飲んでもらいましたが、二ヶ月ぐらいから便秘も解消し、中耳炎の再発などもみられなくなりました。
 『黄耆建中湯』の効能・効果は「虚弱体質、病後の衰弱、ねあせ」とありますが、ここで注目したいのは「汗」です。「アトピー性皮膚炎持続例の悪化因子」について調べた報告の中で「汗の成分が皮膚のバリアが脆弱な人には痒みの刺激になると考えられる」と記されています。虚弱な体質の小児には『小建中湯(ショウケンチュウトウ)』がよく使われることは何度も紹介しましたが、私の使用経験では『黄耆建中湯』を使うと、特に痒みが取れてくるのが大きなポイントである印象があります。
 Mちゃんの母親のように「アトピー性皮膚炎に最も効く漢方薬は何でしょうか?どのくらい飲むと完治するのでしょうか?」というご質問は多いのですが、回答は「これがアトピー性皮膚炎に最も効くと知られている漢方薬はありません。人それぞれに合う、合わないということもありますし、漢方薬のみに頼って悪化した人も少なくありません。あくまでも漢方薬は治療の選択肢の一つであり、絶対的なものではありません。ステロイド外用薬も毛嫌いせずにうまく使っていくことが大切です。」とお話しています。
 Mちゃんのように小児アトピー性皮膚炎も漢方的視点で捉え、それに適応する症例を選べば、『黄耆建中湯』などは治療に有効な選択肢の一つとして位置づけられるのではないかと思います。
2011年06月02日(木) No.484 (山内先生(産婦人科)のコラム)

膵疾患について


 膵臓は胃と十二指腸に囲まれ胃の後ろに位置する臓器で、糖代謝と消化に関わっています。糖代謝の働きとしては、血糖値を上げるグルカゴンと血糖値を下げるインスリンというホルモンを血液中に放出して、血糖値を調整しています。また消化の働きとしては、トリプシン、アミラーゼ、リパーゼなどの消化酵素を含んだ膵液を膵管から十二指腸に放出し、蛋白質や炭水化物、脂質の消化に関与しています。膵臓の主な病気には炎症と腫瘍が挙げられ、それぞれについて説明していきたいと思います。


 ①炎症…膵臓に炎症を起こす膵炎は、急性膵炎と慢性膵炎に分けられます。脂物やアルコールを摂取した後に、急激な腹痛や背部痛が出現した際には急性膵炎が疑われます。また長期間の脂物やアルコール摂取、急性膵炎を繰り返している方で、腹痛や背部痛を繰り返している方は慢性膵炎が疑われます。急性膵炎の中には急激にひどい膵炎を起こす重症急性膵炎という状態もあり、これを発症すると4人に1人は死亡すると言われています。これは最初の急性膵炎を発症した際になることもありますし、慢性膵炎に合併することもあります。急性膵炎や慢性膵炎が悪化した際の治療としては絶食+点滴の治療となり、改善後には低脂肪食+禁酒が必要となります。また一度重症急性膵炎を発症したり慢性膵炎を繰り返していると、膵臓でホルモンがうまく作れなくなることで糖尿病となり、インスリン治療が必要となることがあります。
 ②腫瘍…膵腫瘍には良性と悪性の腫瘍があります。良性腫瘍にはホルモンを勝手に多く作ってしまうホルモン産生腫瘍や、粘液を産生する腫瘍、水が貯まる腫瘍など様々ですが、これらの中には悪性を合併するものも存在するため、良性の可能性が高くても精密検査が必要となることがあります。悪性腫瘍は主に膵臓癌です。膵臓癌は早期の発見が非常に難しい癌の一つで、手術で完全に切除できるケースも少なく、抗癌剤治療となるケースが多いです。
 膵臓は胃や腸のように直接カメラを入れて見ることができる臓器ではなく、肝臓や胆嚢のように腹部超音波検査で見やすい臓器でもないため、精密検査を行う際には腹部超音波検査やCT、MRI、超音波内視鏡、太い胃カメラで十二指腸から膵管造影をする検査などを組み合わせて行うことにより、総合的に病気を判断する臓器です。膵癌の危険因子には喫煙や糖尿病、慢性膵炎、家族に膵癌になった人がいるなどが挙げられるため、禁煙したり、糖尿病や慢性膵炎にならないように飲酒や高脂肪食を控えること、これらの危険因子が複数ある方は定期的に検査をすることなどが私達にできる範囲のことだと思います。
2011年06月02日(木) No.483 (本間先生(内科)のコラム)

残薬や頓服薬の期限について


 今回は残った薬や飲み忘れで余った薬の取り扱い、頓服薬の使用期限などについてお話します。
 医療機関からの処方薬は薬を処方された日から飲み切る日まで(7日分なら7日後まで)というのが原則ですと何度もお話しましたが、本当のところどのくらいまで使えるの?と言う方もいます。
 一般的には、医療機関に有効期限が6カ月以下のものは、滅多に出ない薬や特殊な薬を除いて在庫してあることはないと思います。


 そこで頓服薬(症状のある時だけ使う薬…頭痛、生理痛など)などの期限について当薬局では「6カ月程度を目安に」と話すことが多いのが現状です。実際には1年以上期限のあるものもありますが、一般家庭での保管状況ではその位を目安に考えた方が安全かと思います。
 もちろん、保管の仕方についてはそれぞれの薬によって違うので、解らない場合は薬をもらう時に薬剤師に聞いてみてください。ただしこれは、錠剤や粉薬などの薬であって、目薬の場合開封前は外に書いてある期限までで、開封後は10日から20日以内に使うのが望ましく、子供のシロップ剤の場合、夏などの暑く湿度が高い時期の冷蔵庫などへの保管など色々な条件がありますが、10日から14日以内に使用して、あとの余った薬は捨てていただいた方が安全かと思います。
 これも製剤の仕方などによって違いがあるので、薬を出してもらう薬局の薬剤師さんに聞いてみてください。
 インシュリンなどの注射製剤は中のタンパク質が熱で変性するため、冷蔵庫での保存が好ましいのですが、冷蔵庫の奥の送風口近くは冷気が強く、注射液が凍る場合があります。タンパク質は凍ると変性し使えなくなるので、ドアポケットなどの冷気の強くないところで保管しましょう。
2011年06月02日(木) No.482 (原口先生(薬剤師)のコラム)