タイトル

肝斑


今日も嶋川先生はバー里美に夜のご出勤の様子です。
【嶋川】「今晩は」
【里美】「嶋川先生、いらっしゃい。丁度良かった、ちょっと教えて欲しいことがあったのですが、いいですか?」
【嶋川】「勿論、ま..
続きを読む
2010年08月05日(木) No.436 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

子どもの予防接種(BCG)


現在、子どもに行われている予防接種の最近の話題などについて取り上げてみましょう。
まず、BCGからです。
日本で結核を発症する患者数は、2006年で26384人、死亡数は2296人で、これは米国の4倍にもなります..
続きを読む
2010年08月05日(木) No.435 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(71)〜不定愁訴に香蘇散〜


『57歳Hさん。とにかく多彩な症状(後述)があり、内科で安定剤を処方してもらっている。飲むと眠れるが、漢方薬を飲んでみてはと知人に勧められて来院。』
Hさんの話によると、昨年から、娘の結婚のことでいろいろと心を痛め、寒気がしたり、気分が変になったとの事でした。毎日眠れなくなり、精神科で「抗うつ薬」を三ヶ月処方され、娘の結婚とともに調子が良くなるやいなや、夫が病気となり、心身ともに疲れたら、また具合が悪くなりました。特に胃が悪く、胸やけがして、胃腸の精密検査を受けたところ、特に異常なしでした。
最近はカーッと体が熱くなり、汗が出る。しばらくするとスーッとひいて逆に寒くなる。精神的なことで気を遣うと肩がこって仕方がないようです。一週間前に、娘の誕生日で外食をした際、フランス料理で自分は嫌いなのですが、我慢して食べたらしく、それ以来、胃がむかついて苦しいといいます。


話を聞いていると、一部は更年期障害のような症状ですが、どうもHさんは生来神経質で、生真面目な性格に感じました。胃腸虚弱な方のようでしたので、『香蘇散(コウソサン)』を手始めに内服してもらいました。
2週間後、飲んでいると気分が良いとの事でしたので、他の漢方薬は併用せずに二ヶ月飲んでもらいました。すると「自分でも気分が明るくなった感じがします。体全体?が調子いいんですよ。」との事。その後、半年近く飲んでいただきましたが、調子がいいというので薬を中止しました。
『香蘇散』は以前も紹介したことがありますが、「気」を発散させる作用があります。
元来は、『葛根湯(カッコントウ)』などはもちろん飲めないような胃腸の弱い方向けの感冒薬として用いられたのですが、Hさんのような「血の道症」「不定愁訴」などで普段から胃が弱い方には、とりあえず飲んでもらう価値は十分ある漢方薬です。
2010年08月05日(木) No.434 (山内先生(産婦人科)のコラム)

この症状があったらすぐ病院受診!


今回のコラムでは、代表的な内科の病気に関するチェックリストを作ってみました。こちらの項目で、該当するものがないかチェックしてみましょう!

□最近のどがよく渇くので水分を多 くとり、何故か体重がど..
続きを読む
2010年08月05日(木) No.433 (本間先生(内科)のコラム)

薬とその歴史1


古代から人間は薬と関わりを持って生きてきましたが、古代人にとってはそれを薬として認識していなかったのではないかと思われます。
人間と薬の最初の出会いは自然の中にある、毒との出会いです。
現代でもそうですが、植物や動物の毒や火山活動に伴う硫化水素などの有毒ガス、病原菌(細菌、ウイルス)によるものなど、これらの毒が身近にたくさん存在しています。
我々の祖先である古代人は、どれだけその犠牲になってきたのでしょうか?色々なキノコを食べてみたり、いろいろな植物を食べてみたり、食べられるものかどうかを命がけで試してきたと思われます。
そのおかげで私たちは、あのおいしいウニやなまこ、フグ、松茸などのキノコ類など、多くの食品を安全に食べることができています。


昔の言い伝えに「毒水」「死水」と言われるものがあって、例えば日本では「高野山の毒水」と言って、高野山の玉川という深山の流水は、上方に毒虫が多いため水が毒化すると伝承されていたのだが、実際には近くにある「丹生川」などの名称からいっても、丹(水銀と硫黄の化合物)を含む鉱水だったのではないかと考えられます。水銀の溶け込んだ水を飲み続けたら、水俣病の有機水銀とは違うものの人体には良くないことは、水銀の知識を持っていた弘法大師もわかっていたようで、玉川の水を飲んではいけないという歌まで残しています。
また、微生物の毒で言えば、疫病が細菌やウイルスの仕業であること知るすべもない古代の人たちは、部族の壊滅さえ起こす状態を見て、これは自分たちの信仰心に怒った「神のたたり」や「罰」か「悪魔の呪い」だとして考えていた様で、中国や朝鮮からの文化・文明が入ってくると共に、他民族との交流も深まり新たな病原菌が侵入してきたと考えられ、それがまた新たな毒との出会いでもあったのです。
次回は毒を薬として使う話をする予定です。
2010年08月05日(木) No.432 (原口先生(薬剤師)のコラム)