タイトル

毒蛾皮膚炎


嶋川先生、今晩はイーストバーにご出勤のご様子です。
【東】「嶋川先生、今晩は」
【嶋川】「東君、村木君、今晩は」
【東】「最近は暑い日が続きますね。夏は皮膚科の病院は患者さん多いんですか?」
..
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2010年07月01日(木) No.431 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

子どもの事故④浴槽での溺水


子どもの死因第1位は、不慮の事故です。このうち不慮の溺死の比率は高く、意外なことに死亡事故は、海やプールだけでなく家庭内でも多く起きています。特に多いのは浴室での事故です。平成17年には、全国で40人近い..
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2010年07月01日(木) No.430 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(70)〜くしゃみが止まらない〜


『59歳Sさん。花粉症で薬局にて『小青竜湯(ショウセイリュウトウ)』を購入して飲んでいるが効かないとの事。別な漢方薬?を希望して来院。』
水様性の鼻汁・くしゃみを主訴とし、目のかゆみなどを伴うときに『小青竜湯』を用いることはあります。もちろん、よく効いてくれる方もいらっしゃいますが、Sさんのように全くといってもいいくらいに効かない方もいるのも事実です。


Sさんは来院時に「貧血はないのに顔色がすぐれず、顔がむくむ。『小青竜湯』を飲むと、胃が荒れる?んだよね。」と言って、自分は昔から胃下垂だとおっしゃいます。実はこの言葉は重要で『小青竜湯』には「麻黄(マオウ)」という生薬が含まれているので胃腸虚弱な方には避けた方がよいのです。そこで、Sさんには『小青竜湯』に似ていますが虚弱者向けの『苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)』を飲んでもらうことにしました。
2週間後、「飲んですぐにくしゃみが減ったみたい。続けて飲んでいるが、症状が軽くなって助かる。」との事でした。「時々、くらっとするめまいがあって地震かなという事があるんだよね。脳神経外科行ってみたけど大丈夫だって。」と言うので、『真武湯(シンブトウ)』も昼一回追加して飲んでもらったところ、「とても手足が温まっていいわ。」とおしゃっていました。以後も好調で、春先〜初夏にかけて毎年薬を取りに来ていただいています。
『苓甘姜味辛夏仁湯』は、手足が冷たく、貧血様の顔をしているどちらかというと虚弱なタイプの方には有効です。花粉症ときたら『小青竜湯』だけではありませんから、ご自分にあった薬を選んでもらってはいかがでしょうか?
2010年07月01日(木) No.429 (山内先生(産婦人科)のコラム)

検診はなぜ必要?〜実際の医療現場から〜


ちょうど1年前にこのコラムで、北見市の検診受診率が他の都市に比べて非常に低いということを書かせて頂きました。北見市の広報誌の情報では、昨年は例年よりもやや検診受診率が上がったと書かれていましたが、それ..
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2010年07月01日(木) No.428 (本間先生(内科)のコラム)

薬を有効に使う5


ワーファリンは血栓の患者さんやその予防薬として多くの病院で使われています。この薬の血栓溶解作用は非常に強力なので、通常は患者さん1人ひとりの状態を検査した上で、その都度投与量を決め処方されます。大量のワーファリンが体内に入ってしまうと、血液サラサラが限度を超えてしまい、体内の血管が破れた場合大量出血で死に至る場合もあります。この薬を服用している人は軽くぶつけただけでアザ(毛細血管の出血)が出来やすかったり、怪我をして出血が止まらなくなることもあります。健康診断の採血による注射針の小さな穴や歯科での抜歯の出血でも止まらなくなる事があるので、注意が必要です。
ニンニクの主成分にアリシンという物質があります。このアリシンには殺菌作用、解毒作用、抗酸化作用などがあり、欧州では血栓の予防薬としても使われています。そこで血液をサラサラにするために病院からワーファリンを処方されている方は同じ作用のアリシンを飲み合わせることによって、作用が増強されすぎて出血することがあります。ギョウザに入っている程度なら問題ありませんが、脳梗塞予備軍でワーファリンを服用している人は、大量の生ニンニクを摂ることは避けた方が無難です。


結核治療薬にイソニアジドという薬がありますが、この薬と一緒にビール、チーズ、ワインを摂取するとそれらの食品に含まれている、チラミンという物質の代謝が抑えられ、血液の中に多くのチラミンが蓄積します。このチラミンには人間が興奮した時に多く分泌されるアドレナリンという物質と似た作用があり、血中に多くたまると血圧上昇、発汗作用、心臓がドキドキする、頭痛、嘔吐などの症状が現れることがあるので、結核患者さんでイソニアジドを服用している人はチーズ、ワイン、ビールなどを控えた方が賢明です。
これらは「効き目のいい薬ほど副作用も強い」ということの典型的な例で、薬は使い方を間違えると、途端に毒物にも変わりうるので正しい使い方をして病気を治すことに心がけましょう。
2010年07月01日(木) No.427 (原口先生(薬剤師)のコラム)