タイトル

乾癬③


今月も前回までの続きで、嶋川先生はバー里美にいる様子です。

【里美】「乾癬という病気の事、少しは分かってきた気がします。医学が進んで、いろいろと新しいお薬が開発されても、費用の問題などもあって、..
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2010年06月02日(水) No.426 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

子どもの事故③誤嚥(ゴエン)


誤嚥は、気管や肺に食べ物や異物が入ってしまうことを言います。
誤嚥事故は、1歳をピークにして3歳までの乳幼児が約80%を占めています。誤嚥の原因となる物は多岐に及びますが、気管・気管支異物の6割以上が..
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2010年06月02日(水) No.425 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方(69)〜更年期の高血圧〜


『55歳女性Nさん。52歳頃から内科にて高血圧を指摘され、降圧薬を服用したが、ふらつきがみられ、中止。53歳で閉経した後から血圧が不安定となり、頭痛・肩こり・のぼせの症状が出現したとの事。来院時に一度循環器科を受診することを勧めるが、本人が降圧薬の服用を強く希望せず、漢方薬を試したい希望あり。』
Nさんの当院での初診時の血圧は156/94mmHg。赤ら顔で
肥満ぎみな方で、「とにかく、のぼせやすい。毎日、排便はあるがスッキリ感がない。」と言いながら、家族や職場への不満を延々と訴えていらっしゃいました。
「胸脇苦満(キョウキョウクマン)」(詳細は以前の号)がしっかりと認められ、下腹部のハリ、ストレスも考慮し、まずは『大柴胡湯(ダイサイコトウ)』と『桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)』を4週間投与しました。「胸脇苦満」はやや軽減しましたが、肝心の自覚症状は変わりません。そこで、「のぼせ」にも注目して、『三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)』に変更してみることにしました。


変更して2日目に多量の排便があり、「顔のほてりが軽くなり、つかえがスーッととれていく感じがした。」との事でした。4週間の服用で血圧もほぼ正常となり、諸症状も軽減したようです。
更年期の高血圧症の中には、しばしば心気症傾向が強く、降圧薬だけではコントロールが困難なばかりか、逆にその薬の副作用に悩まされることもあります。一般的には「柴胡(サイコ)」という生薬が配合されている漢方薬が有効ですが、症状によっては「お血(ケツ)」(詳細は以前の号)を改善する薬も併用したりします。Nさんの場合は、『桂枝茯苓丸』という「お血」の改善薬の代表選手を使いましたが、有効ではなく、「柴胡」に加えて「黄連(オウレン)」という「清熱薬」が配合された『三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)』が効果的でした。このような薬の加減は個人差があり、難しい点もあるのですが、いずれにせよ「柴胡」が配合された漢方薬は、更年期にみられる「動揺性」高血圧には使ってみる価値はあるかと思われます。
2010年06月02日(水) No.424 (山内先生(産婦人科)のコラム)

食道がんについて


食道がんには大きく分けて食道腺がんと食道扁平上皮がんというタイプのものがあります。食道腺がんは前回のコラムで書いた逆流性食道炎などに代表される、食道への胃酸の逆流などで、長い期間下部食道に炎症がもたら..
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2010年06月02日(水) No.423 (本間先生(内科)のコラム)

薬を有効に使う4


かぜの症状が悪化した時や扁桃炎などの感染症の治療に用いる一部の抗菌薬に、牛乳や制酸剤系の胃薬、便秘薬(アルサルミン、マグミット、SM散)などと一緒に使うと極端に薬の効きが悪くなるものがあります。
それはニューキノロン系の抗菌剤でタリビット、クラビット、シプロキサン、オゼックス、ガチフロなどと言う商品名で呼ばれている薬もその一部です。
風邪の時などは体力をつけるために温かい牛乳などを飲む方もいらっしゃると思います。牛乳は完全食品(ビタミンCは含みませんが)として滋養にとても良いのですが、これらの薬の成分がキレートと言って牛乳の中のカルシウムや胃薬の中のアルミニウムやマグネシウムといった金属成分等と結びついて、大きな結晶となるため腸管から吸収が出来ず、薬が効果を出す量が血液中に入りません。つまり効果を出すための必要量が患部まで届かない為、感染を抑えることができないのです。
つまりお医者さんがせっかく良い薬を処方して下さっても、あなたの飲み方が薬の効果を無くしていると言うことです。このキレートを防ぐためにはせめて1時間以上、出来れば2時間はあいだをあけて飲んで頂くと基本的には影響がほとんどなくなり問題が解決されます。あとは牛乳には含まれていないビタミンCもかぜに効果があると言われ市販薬にも配合されているものもあるくらいですので、果物などでいっしょに採る様にするとなおさらいいのではないでしょうか。
それでも3、4日薬を飲んで良くならない場合や悪化している場合は、稀にその薬が効かない菌の場合もあるので、病院に再度受診してみて下さい。


今処方された薬がどういうものなのか?食べ合わせや飲み合わせで駄目なものは無いか?解らなければ、お医者さんや薬剤師に聞いていただければ良いかと思います。
「あそこの病院に行って薬もらって飲んでいるけど、ぜんぜん良くならない。ヤブ医者じゃないか?」と言っている方、あなたの薬の飲み方がヤブなのかも知れませんよ。
2010年06月02日(水) No.422 (原口先生(薬剤師)のコラム)