タイトル

子どものひきつけ(2)


5才までの子どもが熱のためにひきつけることはまれではありません。上気道炎などの病初期に急に体温が上がる時におこり、多くは3分以内におさまり、意識障害も改善します。あわてずに、よく冷やしてあげて解熱剤を..
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2009年03月06日(金) No.344 (秋山先生(小児科)のコラム)

温泉と皮膚


毎日寒い日が続いていますが、今夜も嶋川先生はイーストバーのようです。
【嶋川】「マスター今晩は、最近は寒い日が続くね」
【東マスター】「そうですね。でも先日休みを取って、両親と温泉に行ってきたんで..
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2009年03月06日(金) No.343 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(54)〜更年期障害と漢方薬(2)〜


『49歳主婦Nさん。いつもお酒を飲んでいるように顔が真っ赤で恥ずかしいとの訴えでした。5年前に他院にて子宮筋腫のため子宮を摘出する手術を受けたとの事。去年から、のぼせと顔面の紅潮が起こり始めたようです。漢方薬を試したい希望で来院されました。』
週に数回起こる頭痛と汗を伴う顔面の強いのぼせ、いつもある下腹部の張った感じ、不眠、イライラ、頻尿…と症状もたくさんありました。Nさんは、小太りの体型で頬はたしかにお酒を飲んだように赤く、足の皮膚にはちょうど糸ミミズのような細い血管(細絡といいます)が浮き出ていました。お腹を押すと、左下腹部は痛がります。これらは東洋医学的には典型的な「お血(オケツ)」(以前に紹介済み)の症状で、血の巡りが悪化し滞った状態で、Nさんのように小太りの中年女性(失礼!)によく見られ、また手術などによって必ずしもではないのですが起こりやすくなります。
Nさんには、熱をもった「お血」で便秘もありましたので、『桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)』を処方してみました。3日間で頭痛・のぼせ・発汗・便秘が、一ヶ月でイライラや不眠などが消失したようです。


「桃核(トウカク)」とは「桃の種」という意味で、停滞した血を巡らせる作用があります。つまり、『桃核承気湯』は「桃の種」が成分として含まれ、「承気」とは、熱をもち上昇した気を下に受け流すことを意味します。いわば、体力の水分・栄養分である血を動かし、活発な生命サイクルを起こさせる漢方薬ともいえます。Nさんのような上半身ののぼせや熱を下げようというのがこの薬の名前の由来です。
Nさんが次回来院したときは、「お酒を飲んだのではなく、桃の花のような素敵なお顔ですよ。」と声をかけようかなと思っています。とにかく、『桃核承気湯』はNさんに回復の兆しを与えたお薬のようですね。
2009年03月06日(金) No.342 (山内先生(産婦人科)のコラム)

薬と健康食品1


先日、ある慢性疾患を持つ患者さんから相談を受けました。知り合いに免疫を上げるから体にいいと健康食品を勧められて飲み始めたが、しばらく続けていると体調が悪くなってきたとのこと。その方はもともとの病気で免疫を抑える薬を飲んでいて、もしその食品に免疫を上げる作用があったとしたら治療とは全く逆の働きになります。その後、飲むのをやめて症状は落ち着いてきたとのことでした。免疫の作用があるかないかは別にしても、食品中に含まれるビタミンやミネラル、その他の成分などによって、薬の効果が弱くなったり、強くなったり、副作用が出やすくなることはあるとお話しました。ということで、今回と次回は薬と健康食品のことについてお話します。
薬(医薬品)とは、病気の予防や治療をするために、名称、成分、分量、用法・用量、効能効果、副作用について、品質、有効性及び安全性に関する調査を行い厚生労働大臣が認めたものです。
健康食品は法令上明確な定義はないのですが、普通の食品よりも健康によいと称して売られていて、栄養成分を補給したり、又は特別の保健用途(乳児用、妊産婦用、病者用など)として販売する食品のことで、バランスのとれた食生活が困難な場合においての補助的な働きをするというものが多い様です。しかし、健康食品はあくまで「食品」なので、医薬品として認められているような効能・効果は標榜できません。ですから、食品に対して医薬品と判断されるような標榜をしたり、医薬品としての承認や許可を取得せずに広告や販売をしたと判断された場合は、薬事法違反となります。(これについては次回詳しく説明します。)


ただし、健康食品でも特定保健用食品は個別に国の審査や許可を行っており、効能・効果をうたうことができます。そういう特定保健用食品も医薬品と比べると治療効果というレベルではなく、生活習慣病などの1次予防が期待できる保健効果レベルだと思っていただいた方がいいのではないかと思います。
しかし、いくら食品とは言え薬との飲み合わせとなると心配な部分も多く、新たに健康食品などを飲む場合や今現在飲んでいる場合も必ず相談していただければ、薬をより安全に、有効に使っていただけると思います。
2009年03月06日(金) No.341 (原口先生(薬剤師)のコラム)