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はじめての発熱


母親から移行した免疫物質(IgG)や母乳からの免疫物質(IgA)が生後3〜6ヶ月くらいから減少してくると、赤ちゃんはいろいろな感染症にかかりやすくなります。
赤ちゃんがはじめて熱を出した場合、お母さんはそ..
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2008年12月29日(月) No.336 (秋山先生(小児科)のコラム)

眼の周りのカブレ


最近、眼の周りの湿疹やカブレで来院する患者さんが増えています。
眼の周りの湿疹やカブレの原因には色々なものがあります。目薬、アイシャドウやマスカラなどの化粧品、アイプチ、プールで使用する水中メガネ、..
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2008年12月29日(月) No.335 (国分先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(52)〜なかなか咳が止まらない〜


『49歳Nさん、教員。内科で「うつ病」の薬が処方されている方ですが、二ヶ月ほど前に軽い熱が出た後、咳が止まらないそうです。二週間しても一向に軽くならないので、内科を受診して、「マイコプラズマ感染症」の疑いにて精査をしましたが、特別な異常は認められませんでした。そこで、「うつ病」の傾向から咳が止まらないのかもしれないとのことで抗うつ剤と精神安定剤が処方されたようです。しかし、咳は少しも変わらず、むしろ眠くなるので、飲みたくないとの事。漢方薬を試したい希望で来院。』
Nさんには『麦門冬湯(バクモンドウトウ)』を処方してみましたが、効きませんでした。そこでインフルエンザや肺炎の後に治りにくい咳が続くときに用いる『竹茹温胆湯(チクジョウウンタントウ)』を処方しました。変更後はたしかに咳は楽になりましたが、完全に止まったわけではありません。


「学校では声を張り上げないと子供たちのパワーに負けちゃいますから、喉を休めようとしても休めないんですよ」というNさんの一言に、この方にはパワーを補給しないと漢方薬の咳止めだけでは治らないのではと感じました。そこで、治っていく力が落ちて、いつまでも治らないと考えれば、「柴胡(サイコ)」という生薬が含まれた薬の出番です。咳を止める薬にこだわるのを止めて、『柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ)』に変えてみたとたんに、咳はほとんど出なくなり、声がかすれなくなりました。
『柴胡桂枝乾姜湯』は咳をとめる薬ではありません。落ちている免疫力を活発にして、
からだを元の状態に戻していくイメージの薬です。ですから、Nさんのように体力を消耗して免疫力が落ち、カゼばかりひくようになって、咳が止まらないときには、咳もピタリと止まり、からだもシャンとする場合がよくあります。実は、この薬は更年期で疲れきった方にも有効です。Nさんには更年期のことは一切触れませんでしたけど…。
2008年12月29日(月) No.334 (山内先生(産婦人科)のコラム)

正月からやる気の出る話!?


からだには様々なストレスに対処するため、興奮とやる気を高める機能があります。この反応に関わるホルモンが、副腎髄質(副腎の内側)から分泌されるアドレナリンです。
同じ副腎の皮質(副腎の表側)から出るホ..
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2008年12月29日(月) No.333 (原口先生(薬剤師)のコラム)

ソフトサイン子どもの低体温(2)


最近、慶応大学保健管理センターの木村先生が、子どもの低体温について話されているので紹介しておきましょう。
木村先生は、都内の私立学校の校医として在任した1970年から1993年の24年間にわたり、健康..
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2008年12月03日(水) No.332 (秋山先生(小児科)のコラム)

新しいにきびの治療


今日も嶋川先生はナイトキャップを楽しみに、バーに現われているようです。今日はいつもと違い、バーSATOMIと言うお店のようです。
【嶋川】「サトミさん、今晩は」
【サトミ】「嶋川先生、いらっしゃい」「嶋..
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2008年12月03日(水) No.331 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(51)〜しつこい副鼻腔炎〜


『5歳Mちゃん。女性と漢方のテーマですが、今回は男児です。副鼻腔炎といわれて1年以上経つのですが、一進一退を繰り返し、病院通いと縁を切れないようです。鼻汁は出にくく、鼻閉がひどく、いつも口を開けているとの事。かぜもひきやすく、いったんひいてしまうと、鼻汁が止まらず、大変らしいです。漢方薬を試したいと母親に連れられて来院。』
Mちゃんには『葛根湯加川 辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)』を処方してみました。この薬は有名な『葛根湯』をベースにしているので「麻黄(マオウ)」という薬効の強い生薬が含まれているのですが、なぜか子供は「麻黄」に強いのです。Mちゃんにも成人量に近い位に増やしても大丈夫でした。また、子供は良くなる経過も早いので、大変分かりやすいものです。
一ヶ月後、鼻汁がよく出るようになり、鼻閉が取れてすっきりした様子との事でした。
三ヶ月で、鼻の症状はかなり良くなりました。おもしろいと感じたのは、以前は車酔いがひどいお子さんだったようですが、最近は車に乗っても酔わないというのです。


今、Mちゃんは7歳になっていますが、お母さん曰く「鼻の症状が取れてから、落ち着きがでてきた感じがします。学校の成績も良くなって、驚いています」。その子の同級生の母親同士で、子供の成績の話題が出たところ、「頭の良くなる漢方薬」があるらしいとうわさ?になったらしいです(笑)。
Mちゃんはもともと頭の良いお子さんで、副鼻腔炎のため集中力が悪かったのでしょう。漢方薬の服用によって鼻の状態が改善するにつれ、頭の働きが良くなるのは不思議なことではないと思います。
2008年12月03日(水) No.330 (山内先生(産婦人科)のコラム)

食べ物と漢方(2)


今回は前回に続いて漢方薬の葛根湯に含まれる成分でその中の大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)についてお話します。
大棗(タイソウ)は南ヨーロッパまたはアジア西南部原産のクロウメモドキ科ナツメの果実です。日本には古くから渡来して「延喜式」(九二七年)に大棗の名が出ていて、当時から食用や薬用にしていたようです。
暗紅色に熟した果実は生で食べたり、甘味を加えて煮たりしますが、日干しで乾燥してから蒸して再び日干しにしたものを生薬の大棗と言います。
大棗は緩和、強壮、利尿、鎮痙、鎮静作用があるといわれています。漢方では生姜とともに用いることが多く、他の生薬の作用を穏やかにし、胃腸の働きを整えるので最も汎用される生薬の一つです。
○甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)
これは甘草、小麦、大棗の食べ物三種のみで、神経の興奮を鎮め、不眠などにも使う薬食同源そのものの漢方です。
詳しくは、前月号の中村病院院長 山内智文先生のコラムに処方された貴重な経験などが出ていますので是非ご覧ください。
生姜(ショウキョウ)はインドから東南アジアが原産のショウガ科の多年草・ショウガの地下茎を食用および薬用にします。


日本の古事記に「はじかみ」の名で登場するほど昔から使われてきました。
日本では薬味として主に肉や魚の臭みを消すと共に、独特の香りで料理に風味を加え、食欲をそそります。
漢方では生姜は体を温め発汗を助ける、特に胃を温めて水を追うとされています。生姜の辛み成分はジンゲロンやショウガオールで、優れた殺菌作用を持つとともに、吐き気を抑え、食欲を増進させることが知られています。またジンゲロンは血液の循環を良くし、胃腸や内臓の機能を活発にし、新陳代謝を促進します。
○小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)
半夏と茯苓に生姜を加えたもので、吐き気、つわりの薬です。
2008年12月03日(水) No.329 (原口先生(薬剤師)のコラム)