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第59話/たかが小便、されど小便


泌尿器科は排尿(小便)に関する病気が中心です。ところで、医学の発達が未熟な昔でも、現代と同じような病気が存在していたのでしょうか。今回は、江戸時代の川柳を調べて、当時の泌尿器科の病気について探ってみま..
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2008年07月03日(木) No.312 (古屋先生(泌尿器科)のコラム〜ドクトル・フルヤの知って得する泌尿器科講座〜)

ソフトサイン/ゆさぶられっこ症候群


『ゆさぶられっこ症候群』聞いたことありますか?
乳児の脳は頭蓋骨の発達に比べて未発達のため、脳表面と頭蓋骨の間にスペースがあります


ゆさぶられっこ症候群とは、赤ちゃんの頭が強くゆすられることによって、脳と頭蓋骨の間に走っている血管が切れてしまい脳出血を起こし、重篤な神経症状を引き起こすものをいいます。
もともと虐待との関連で問題となっていたものですが、普通にあやしていたつもりが大変なことになってしまった事例が報告され注目されるようになりました、とはいってもまだ広く認識されてはいないようです。
硬膜下血腫またはクモ膜下出血、網膜出血があり、体表の外傷が軽微またはない、ことなどを診断の基準としています。
首がすわる生後4ヶ月ころまではだれしも壊れ物を扱うように赤ちゃんに接します。首がすわっていろいろ知恵がついてくると、赤ちゃんはあやしてもらうととても喜びます。とくに大きくゆすってもらったり、「たかいたかい」など大好きで、きゃっきゃとはしゃぎます。私も自分の子どもに「たかいたかい」をしてよく遊びました。
ただ高く上げるだけでは物足らず、かなり上まで放り上げるような乱暴な「たかいたかい」をしたこともありました。
「たかいたかい」をすごいスピードで繰り返したり、高く放り上げたり、ふざけて赤ちゃんの体をパッと逆さまにしたりすることで、赤ちゃんの頭は前後に激しくゆすぶられます。このような乱暴な取り扱いが『ゆすぶられっこ症候群』を引き起こしてしまう可能性があります。
具体例として
1.強い子に育てたいと父親が乱暴に「たかいたかい」をした
2.ゆらゆらと20分間ゆさぶり続けた
3.いすに座った状態で、赤ちゃんの上半身をぱっと離して逆さまにした
4.父親が2秒間強くゆさぶった
5.鼻血が出るほど背中を強く叩いた、
4、5のように明らかに虐待と思われるものもありますが、1〜3のように親の認識不足から『ゆさぶられっこ症候群』を引き起こしてしまうケースがあります。
普通にあやすのはもちろん大丈夫です、そっとやさしくあやしてあげましょう。1歳を過ぎてくると脳の発達とともに脳表のスペースもなくなってきますから、出血を起こすことは少なくなります。だからといって頭に強い衝撃を与えていいわけはありません。転んで頭を打たないよう周囲が十分注意してあげましょう。

2008年07月03日(木) No.311 (秋山先生(小児科)のコラム)

食物アレルギー


今回は食物アレルギーのお話です。最近、特に小児のアトピー性皮膚炎の診察をしていると、お母さんに食物アレルギーの相談をされることがよくあります。アレルギーの検査をして欲しい、学校(幼稚園、保育園)でアレ..
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2008年07月03日(木) No.310 (川嶋先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(46)〜癒着?による腹痛に大建中湯〜


『80歳Hさん。30歳代に腸閉塞を含めて3回の開腹手術の既往のある方で、以来腹痛が持病?との本人の弁。お腹が張ってシクシクと痛み、便通はすっきりせず残便感が常にある。下剤を飲むと痛みが強くなるばかりでかえ..
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2008年07月03日(木) No.309 (山内先生(産婦人科)のコラム)

旬を食べる(夏2)


今回は夏が旬の食べ物の話の第2回目です。
キュウリはヒマラヤ山系原産のウリ科一年草の果実です。
その96%が水分ということで、その栄養価を考えるよりは夏の食卓に欠かせない、清涼感そのものの食材としての価値を認めるべきでしょう。
ナスと並んでキュウリの新漬け、キュウリもみ、ワカメとの酢の物、そして新鮮なものに味噌をつけて食べる美味しさ。みずみずしさとパリッとした歯ごたえが身上です。
栄養素が少ないといいながらβーカロテン、ビタミンC、カリウムなどが含まれていて、特にビタミンCは生で食べるため、熱による破壊がありません。ただし、キュウリに含まれるアスコルビナーゼは空気に触れるとそのビタミンCを破壊する性質を持っています。
しかし、この働きは酸に弱いためキュウリの酢の物、サラダにドレッシングなどは理にかなった食べ方ではないでしょうか。
キュウリはイボイボが鋭く、触るとチクチクするのが新鮮な証拠です。できるだけ触って確かめてみましょう。


トマトはペルー付近原産でナス科の1年草の果実です。
トマトを水に入れると沈むのと浮かぶのがあります。その差は甘さの違いで、糖度6以上のトマトが水に沈むそうです。
畑で完熟させたトマトは糖度が高く、完熟前に取り追熟させたものは糖度が低い替わりにビタミンCが多く含まれています。
抗酸化物質であるリコピンやβーカロテンが豊富なので老化予防や免疫機能を高めるのに有用な果実です。
真っ赤に熟したトマトは生で食べるのが最高ですが、加熱するとうま味成分のグルタミン酸や糖度が上昇するので煮込みに加えたり、ピューレやケチャップの形で保存して、料理に利用するのもいいですね。

2008年07月03日(木) No.308 (原口先生(薬剤師)のコラム)