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第52話/血精液症の話し(その1)赤い精液が出た時は?


ヒトの体から血液が出てくる症状は、重症の病気が存在する信号です。例えば、尿に血液が混じって赤くなる血尿の場合、膀胱癌や腎癌がしばしば発見されます。喀血や血痰では肺癌、吐血や下血の場合は胃癌や大腸癌が原..
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2007年11月30日(金) No.279 (古屋先生(泌尿器科)のコラム〜ドクトル・フルヤの知って得する泌尿器科講座〜)

ソフトサイン/子どもの利き手2[左利き]


【左利きの頻度】
一般的に民族にかかわりなく約10%といわれています。イギリス、中国、イスラエルの調査でも約10%の頻度が報告されています。
最近の遺伝学の研究によると、両親と子どもの聞き手の関係につ..
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2007年11月30日(金) No.278 (秋山先生(小児科)のコラム)

皮膚科医の憂鬱


私達皮膚科医は、皮膚病や皮膚科に関連する疾患以外は、全くと言っていい程、診察する事はありません。なぜなら、他の科の病に苦しむ患者さんを診察する専門的な知識や自信が研修医レベルしか無い為、患者さんの利益..
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2007年11月30日(金) No.277 (国分先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(39)〜冷え性と漢方薬(1)〜


『23歳Fさん。やせ型の色白な方で、これからの季節は特に手足が冷たく、寒いとお腹まで痛くなり、指先なんかは氷みたいになるとの事。以前は当帰芍薬散を処方されましたがあまり改善されなかったようです。どういう漢方薬が良いのかご相談に来院されました。』
Fさんが処方された『当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)』は「婦人の聖薬」という別名があるくらいに有名な漢方薬です。たしかにこの方は色白で古人のいう「芍薬美人」タイプで、いかにも『当帰芍薬散』が効きそうな印象を受けました。でも、以前飲んでイマイチだったとの事。


そこで手足の冷えに有効な生薬の「附子(ブシ)」が含まれる生薬で、水をさばく利水剤も含む『真武湯(シンブトウ)』を飲んでもらうことにしました。2週間後は「少し、前よりは暖かい感じはします。」との返事でしたので、「附子」の粉末をさらに加えて飲んでもらい、冷えてお腹が痛くなったら『大建中湯(ダイケンチュウトウ)』を追加して飲んでもらうことにしました。
一ヶ月後、「身体はだいぶ温かくなり、以前にような我慢の出来ない冷えは無くなりました。お腹はほとんど痛くなかったんですけど、前に外に居る時間が長くて、冷えてお腹が痛くなったので、云われたとおり『大建中湯』を飲みましたが、すぐに良くなりましたよ。即効性があるんですね。」との事。
『大建中湯』は、以前も紹介しましたが、イレウス(腸閉塞)対策で有名になった薬なのですが、元々は「お腹の痛みを温めて治す」薬です。つまり「冷えたときの腹痛」が使用するときのキーワードなのです。
若い女性の頑固な冷えは、強力な温薬(オンヤク)の代表選手である「附子」などで一度温めてあげないと、なかなか改善しないようです。つまり、身体が自らを温めることを忘れてしまった状態なのでしょうね。また、現代人の冷えは「水」も関わることが多く、お水の取りすぎも要注意なのです。
2007年11月30日(金) No.276 (山内先生(産婦人科)のコラム)

旬を食べる1


食べ物がおいしくてたくさん取れる時期、つまり「旬」がある様に、薬食同源にも旬があります。春のニラ、夏のトマト、秋のサンマ、冬のダイコンなどが旬といわれます。
長い年月、自然界のものだけを食べてきた人は食べ物の取れる時季と体に状態が調和するようになりました。ですから旬のものを食べることが季節の体のリズムに合うのです。逆に言うと季節外のものばかり食べていると体調を崩します。


暑い季節には体を冷やすものが、寒い季節には体の温まるものが旬を迎えます。また旬のものはそれの成熟期ですから美味しいのはもちろん栄養もたっぷりです。
旬のものを食べるのは健康に良いだけではなく、季節の変化を感じる喜びもあります。
これから旬を迎える冬の食べ物の代表といえばカキ(牡蠣)があります。
カキは酢の物、フライ、鍋物など、何にしても美味しいですが、そのうま味のもとは豊富なグリコーゲンとグルタミン酸です。
日本ではほとんどが養殖物のマガキです。シーズンは秋から早春にかけてですが、旬は冬と言われています。
カキは美味しいだけではなく「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価が高く、完全食品と言われる牛乳と比べてもタンパク質、鉄分、ビタミンなどは勝っています。
最近、味覚障害の原因の一つに亜鉛不足があるといわれていますが、カキにはその亜鉛が豊富に含まれています。またカキをはじめ貝類にはタウリンが多く、肝臓の働きを助けてくれるので、お酒の好きな人には強い味方でしょう。
2007年11月30日(金) No.275 (原口先生(薬剤師)のコラム)

第51話/膀胱炎と似た症状の新しい病気「間質性膀胱炎」


「トイレが近い」、「排尿の時に痛い」などは、膀胱炎の典型的な症状です。その診断にはまず、尿を採ってもらい、顕微鏡でその尿を調べます。尿中に白血球と細菌が多数認められると、急性細菌性膀胱炎と診断します。..
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2007年11月06日(火) No.274 (古屋先生(泌尿器科)のコラム〜ドクトル・フルヤの知って得する泌尿器科講座〜)

ソフトサイン/子どもの利き手1


みなさんは右利きですか?左利きですか?そしてお子さんは?子どもの利き手はいつごろ決まってくるのでしょう。
・利き手の発達
生後6ヶ月くらいになると、おもちゃを右手で持ったり左手で持ったり、左右に持..
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2007年11月06日(火) No.273 (秋山先生(小児科)のコラム)

いよいよ乾燥肌シーズンの到来です。


ホルモンの美味しい焼肉店「H」のママ真紀ちゃんも、最近すねが時々痒くなり、ちょっと掻いたら白く粉をふいたようになるのが、悩みの種。まだまだ若いつもりの真紀ちゃんですが、お肌の乾燥はもう始まっていますよ..
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2007年11月06日(火) No.272 (国分先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方(38)〜アトピー性皮膚炎を漢方薬で治す(3)〜


『29歳Uさん。アトピー性皮膚炎で皮膚科の受診歴ある方で、汗をふきふき診察室に入ってきました。体重?キロの肥満体で今年の夏は暑くて大変だったとの事。季節の変わり目にアトピー?が悪化するのか時々激しく痒くなり、皮膚症状も出やすいようです。ここ数年ステロイド軟膏のお世話にはなっていないものの何か漢方薬で体質改善?ができるのかとの相談で来院。』
とはいえ、皮膚のトラブル以外はとても楽天的な方で快活な印象を受けました。体質改善まではいかなくとも、Uさんは体型的にはいわゆる固太りタイプでしたので『防風通聖散(ボウフウツウショウサン)』を服用してもらいました。また、時々出現する皮膚症状に対しては、ジクジクをとる『消風散(ショウフウサン)』、熱を冷ます『黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)』を合わせて処方しました。(前々号でも紹介済み)
2週間後には、皮膚症状が4日に一度位となり、2ヶ月後には月に2〜3回ほどに軽快。6ヶ月の服用で、熱がりや汗も減り、身体も軽くなった感じなするとの事でした。体重は3キロ減のようです。


東洋医学では、肥満は余分な水分や血が停滞した状態と考えます。これらの停滞が病気をもたらし、身体の表面に現れ、さらに熱をもった結果として、皮膚症状が出現したのがUさんなのでしょうね。ですから、その治療はこれらの体内の停滞を取り除き、熱を冷ませばよいことのなります。Uさんの場合に特に大切なことは、肥満の解消です。
『防風通聖散』の名前の意味ですが、「防風」は生薬名で、風を防ぎ、痒みを消す働きがあります。「聖」とは耳からまっすぐに通るのが元の意味で、そこから、ものわかりが良い、さらに優れた人(聖人)という意味にもなりました。つまり、「通聖」とは体内に詰まったものを除去して、通りを良くし、その結果、身体が優れた状態になるという意味なのです。
ここで、一言注意を。『防風通聖散』は、熱がりの肥満体質の体調改善が目的であり、決して痩せるための薬ではありません。服用で体重が2〜3キロほど減量することもありますが、減量はあくまでも食事・運動療法等が大切ですので・・・
2007年11月06日(火) No.271 (山内先生(産婦人科)のコラム)

薬食同源


みなさんは医食同源という言葉はよくご存じと思いますが、薬食同源という言葉はどうでしょう?
その語源についてですが、1972年のNHK『今日の料理』9月号で、新宿クッキングアカデミー校長の新居裕久氏が中国の薬食同源を紹介するとき、薬では化学薬品と間違うので、薬を医に変え医食同源を造語したと述懐されています。これは、食生活のよしあしで、病気にもなれば、健康にもなれる。また、病も、食生活を改めれば改善できると言う意味を持っています。医薬と食べ物は同じ根元をもつとする考え方です。


昔からあることわざにも「災いは口から出、病は口から入る」というのがあります。
昔の人はうまいことを言うもので、人の体はたしかに食べ物で出来ています。体に悪いものを食べていていい体が出来るわけがありません。では体にいいものとは何でしょう。
どんなに文明が発達しても人は自然界の一部であることに変わりはありません。数十万年に及ぶ長い年月が体に刻み込んだ、朝夕や季節などの自然界のリズムがあります。そのリズムに合わせて自然に生きるのが理にかなっているのです。このリズムに合わせた食生活が「薬食同源」の基本なのです。
食物の栄養素は糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、それに食物繊維が上げられます。これらは生きていく上でどうしても必要な物です。
さらに食物にはそれ以外に体を温めたり、冷やしたりする性質があります。また、特殊な働きをする薬効のような物を持つ物もあります。特に香辛料にはこのような作用を持つ物が多くあります。
食物の性質、薬効、旬を知り、毎日の食事に生かしていくことが大切で、今後はそれについてお話していく予定です。
2007年11月06日(火) No.270 (原口先生(薬剤師)のコラム)