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第39話/男の子の思春期 その2


驚くことに、生後2歳から7歳ごろの男の子供のオチンチンが大きくなり、陰毛が生えてくることがあります。これを「思春期早発症」と呼びます。
さて、男の子供のオチンチンが大きくなり、性毛やのど仏、夢精など..
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2006年11月10日(金) No.219 (古屋先生(泌尿器科)のコラム〜ドクトル・フルヤの知って得する泌尿器科講座〜)

赤ちゃんの突然死


前回、あおむけ寝とうつぶせ寝の話で赤ちゃんの突然死との関連について触れましたが、今回はSIDS(乳児突然死症候群)についてお話します。


SIDSは、健康と思われる乳児が突然死亡し、病理解剖によっても死因が解明できない場合をいいます。生後2〜7ヶ月の児に多く、ほとんどが家庭内で夜間睡眠中に起こるので、観察者がいません。しかし、偶然に観察していた人によると、急に蒼白となり、呼吸を止め、ぐったりしてしまったといいます。普通の健康な赤ちゃんでも無呼吸になることがありますが、すぐ回復します。しかしSIDSはその無呼吸からの回復の遅れが原因といわれ、無呼吸を回復させる指令が脳から出ない「病気」とされています。日本でも毎年300人くらいの乳児が死亡しており、乳児死亡の原因の3位となっています。
SIDSの予防対策として次のことがあげられています。参考にしてください。
・乳児を常にあおむけで寝かせる。
・赤ちゃんを固いマットレスに寝かせる。柔らかいものの上に決して寝かせない。ふわふわの毛布、ぬいぐるみ、枕を赤ちゃんの傍に置かない。睡眠環境から柔らかいものを取り除く。
・赤ちゃんが寝ている時に、部屋が暖かすぎないかをよく確認する。
靴下、足付きロンパースの使用、着せ過ぎなどは赤ちゃんの放熱を妨げるので注意する。
・妊娠中の喫煙、飲酒をしない。
・赤ちゃんのいる部屋で、だれであってもタバコを吸わないこと。
・できる限り母乳で育てる。
・6ヶ月までは、親の寝室にサークルベッドを置くなど、乳児と親が同室で別々に寝ることが望ましい。添い寝は勧められない。
・ベッドの飾り、モビールなど、赤ちゃんが絡まってしまう可能性のあるものを近くに置かない。ベッドフレームとマットレスの間に隙間がないようにする。
・1歳以下の子供には枕を与えない。クッションやソファー、アームチェアーの上などで昼寝させない。
・ストーブのそばやホットカーペットの上に寝かせつけない。
2006年11月10日(金) No.218 (秋山先生(小児科)のコラム)

女性と漢方26〜ひどい生理痛(その1)〜


今回から数回シリーズで「生理痛と漢方」のお話をします。まず、患者さんに登場してもらいましょう。『28歳、Lさん。最近ひどい生理痛で悩んでいる。冷え症もあり、手足は冷たい。鎮痛薬は手放せないが、漢方薬を試してみたい希望で来院。』
Lさんは、色白な方で、舌を診るとややうすいピンク色でちょっと歯痕(歯の痕が舌に残る)がありました。この方には「冷え症」もありましたが、こちらを治すには大きく2通りの方法があります。「(気・血・水のいずれにせよ)巡りをよくして温める」というのと「暖かみを補充する」という方法です。これは、ストーブに空気をふいごで送るのと、原料の薪を補充するイメージと同じですね。


私はLさんに「冬場にアカギレができやすくないですか?」という問いかけをしました。答えはイエスでした。なぜ、こんな問いをしたかというと、「血虚」(以前の号を参照)の有無、つまり、血液の栄養循環が隅々までいきわたっているかを確認したかったのです。実際にLさんは、爪が割れやすく、皮膚もカサカサしていました。そこで「血虚」を治す生薬を選ぶことになるわけですが、その中でも生理痛のような子宮の筋肉のしこりを和らげる生薬には『芍薬(シャクヤク)』があります。
Lさんにもう一つ注目する所見がありました。それは舌の歯痕です。
コレは以前お話した「水毒」の所見で、やはり生理のときはむくみが出やすいとの事でした。
この両者を治す生薬が含まれているもの、つまり、血液の循環を良くして、体内の水分のバランスを整える薬のひとつに『当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)』があります。今回はこちらを処方しましたところ、冷えやむくみはよくなったが、生理痛は以前よりは軽いものの時折発作的に痛いことがあるとの事でした。そこで『芍薬』のパワーを増強するために『芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)』という即効性のある薬を痛いときだけ飲んでもらうように指導しました。
3ヶ月後に来院したときは「あのよく効く薬はあまり飲まなくてもいいようになりました」とのお話でした。これが漢方薬の不思議な点で、鎮痛剤を多用していた方も不要になるケースが珍しくありません。
2006年11月10日(金) No.217 (山内先生(産婦人科)のコラム)

身近な医療器具「体温計」


薬局では薬だけではなく医療器具の取り扱いもしていることを、皆さんご存知ですか?
お宅にある医療器具は?と聞かれて、すぐ思いつかないと思いますが、どこの家でもたいてい置いてあるのが体温計だと思います。今回はこれについてお話します。
熱があるかなと思ったとき、みなさんはどこで体温を測りますか?
まずは一般的に多い、わきの下についてですが、使う体温計としては、温まると膨張する液体の特性を利用したガラス体温計とセンサーで温度を感知する電子体温計があり、今の主流は電子体温計ですが、それも大きく「実測式」と「予測式」の2種類に分けられます。
ガラス体温計と「実測式」は変化している温度がそのまま表示されるので、2分で取り出せば2分間暖めた時の最高温度が表示されます。これらは正確に測るために10分以上の時間が必要ですが、一般的には3〜5分程度測って目安にしている場合が多いと思います。
「予測式」は10分以上測った時の体温を短時間で予測し表示することができますが、そのまま測り続けることで実測式と同じ測り方をすることも出来ます。


口でも測る場合も同じ体温計を使いますが、わきに比べて口の中の温度は早く安定するので、実測式でも5分程度で計測することが出来ます。
耳穴式と言って、耳の中から出ている赤外線をセンサーが瞬時(数秒)に計測する体温計もあります。ただし、耳式体温計は耳の中の汚れなどによって温度が変化するため、正しく測れない場合があります。
体温は、一般的に高齢者の場合、若い人より低めで、まれに肺炎などの感染症にかかっても高熱が出ないことがあり注意が必要です。気温の変化によって体温のリズムが狂うこともあり、気温が暑いときは高めに、寒いときは低めに出ることもあります。また、日内変動で、朝や就寝前は低く、日中はそれより少し高くなります。食事や運動、入浴後も高めなりますので、このような時は30分位経ってから測るといいでしょう。
2006年11月10日(金) No.216 (原口先生(薬剤師)のコラム)