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第35話/とても稀な男性シンボルの病気(その2)プリアピスム


突然、男性シンボルが「立ちっぱなし」になり、それが何時間も何日も持続するとしたら、紳士諸氏はどう思うでしょうか。うれしい?ビックリ?
実はこの病気、正式には「持続勃起症」と呼ばれています。自分の意思..
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2006年07月10日(月) No.201 (古屋先生(泌尿器科)のコラム〜ドクトル・フルヤの知って得する泌尿器科講座〜)

ソフトサイン〜赤ちゃんの笑いと夢〜


うとうとと眠っている赤ちゃんの寝顔は本当に可愛いものです。お母さんにとって、母親になって本当に良かった…と実感するときではないでしょうか。
でも寝顔をじっと見ていると、ほんの1〜2秒ですが時折、「ほほ笑み」の表情に気がつきます。これは出生直後からみられる「新生児微笑」とか「えな笑い」と呼ばれている外的な刺激と無関係の赤ちゃん独特の睡眠中のほほ笑みです。


この睡眠中のほほ笑みは、成熟児に限らず、未熟児にもよくみられます。ほほ笑みがみられるのは、動睡眠(レム睡眠)のときといわれています。ここでいうレム睡眠とは、眼を動かしたり、口をもぐもぐさせたり、手や足をぴくぴくさせたりする動きを伴った眠りと理解してください。大人が夢を見るのはレム睡眠の時期だといわれていますから、ほほ笑んでいる赤ちゃんは楽しい夢をみているかもしれませんね。
ところで赤ちゃんはいつごろから夢をみるのでしょうか?乳児はレム睡眠の占める割合が非常に大きく、眠りながら泣いたり、笑ったりすることなどからひょっとすると夢を見ているのかもしれません。子どもの口から、夢の内容を聞き出すことができるのは、2歳頃からといわれています。年齢とともに夢の報告は増えてゆき、3〜5歳では半分くらいの子が、夢をみたという感覚を持っているようです。夢の内容は、恐ろしい夢や不快な夢が多いという報告がありますが、全く逆の意見もあるようです。せめて子どものときだけでも楽しい夢をみて欲しいものです。
この睡眠中のほほ笑みは、生後2ヶ月ごろになるとほとんど消えてしまいます。そしてこの時期になると、あやされたり、話かけたりといった外からの刺激に対し「社会的ほほ笑み」が芽生えてきます。声を立てて笑うことも始まってきます。この社会的ほほ笑みは、最近の報告では生後6週で始まるといわれています。2、3ヶ月児はあきらかにお母さんの表情を読み取り、笑い返します。お母さんの顔の細かな動きや表情の読み取りが、3ヶ月ですでに学習されるようです。
2006年07月10日(月) No.200 (秋山先生(小児科)のコラム)

サンスクリーン剤について


いよいよ夏本番。紫外線の気になる季節です。紫外線からお肌を守るサンスクリーン剤について説明します。
サンスクリーン剤に表示されているSPFとPAとは何のことかご存知ですか?
SPFとは紫外線B波に対する防御指数のことです。紫外線B波は皮膚が赤くなったりひどくなると水ぶくれを作る、いわゆるサンバーンを引き起こします。SPF値はそのサンバーンを起こしにくくする指標です。例えば、SPF10のサンスクリーン剤を塗った皮膚はサンスクリーン剤を塗らない皮膚と比較して10倍長く日光浴して同じくらい皮膚が赤くなるということです。
PAとは紫外線A波に対する防御指数です。
紫外線A波は日光にあたった直後から皮膚を少しずつ黒くする、いわゆるサンタンを引き起こします。PA値がPA+、PA++、PA+++で示され+が多いほどUVAの防止効果が強く、皮膚が黒くなりにくいということです。


正しい日焼け止めの選び方、塗り方についてご説明します。
ライフシーンに合わせたSPFを選ぶことが大切です。通勤や買い物など、通常の日常生活であればSPF10程度のもの、スポーツや仕事で2・3時間外にいる場合はSPF20〜30程度のもので十分です。4〜5時間以上の長時間、紫外線にあたる場合はSPF30以上のものを使用することが望ましいです。(色白の人は少し高めのSPFを選んだほうがよいでしょう)シミの気になる人や黒くなりたくない人はPA++やPA+++のものを選ぶようにしてください。
ただし、日常生活では汗やいろいろな物理的な刺激でサンスクリーン剤が流れ落ちたりムラが生じたりするので2〜3時間おきに塗り直す必要がありますし、マリンスポーツをする場合は耐水性の優れたサンスクリーン剤を使用しなければなりません。また、サンスクリーン剤に表示されているSPFとPAは1cm2当たり2mgの塗布量で測定されているのですが、一般の人が実際に使用している量はこれよりもかなり少ないようです。たっぷり使用したほうがよいでしょう。
2006年07月10日(月) No.199 (国分先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方22〜食欲がなくて元気がない〜


『31歳、Iさん、女性。最近、どうも食欲がない。お腹をこわすことが多い。やる気もないし、元気が出ない感じがしてたまらない。内科で消化器の検査をしたが特に異常なしといわれ、友人に漢方薬を試してはと云われて来院。』
Iさんのような方は結構いらっしゃいますし日常よくあることですが、これといった原因が見当たらないことも多いですね。食欲の低下は、単に消化器の問題ではなく、気分の問題のこともしばしばあります。東洋医学では「五臓」という考えの中で「脾」という概念があるのですが、これは西洋医学の「脾臓」とは全く異なり、「消化吸収機能」そのものを意味する言葉です。そもそも「食べる」ことでエネルギーを補充するのですから、「脾」の機能低下はいろいろなトラブルの原因にもなります。
では、「脾」の機能低下をどうやって見抜くのでしょうか?顔色?それもありでしょうが、東洋医学では「胃内停水」「正中芯(セイチュウシン)」などというお腹を触って調べる手段もあります。前者は、横になって胃のあたりに軽く手を当てて上下に揺さぶるとポチャポチャと音がすることをいいます(知り合い同士でやってみて下さい)。後者は、お臍のすぐ上か下のお腹の真ん中に鉛筆の芯みたいものがあることをいいます。コツは指を軽く立てて左右に軽く押してみます。このサインがある方は「冷え」や「気虚」(詳細は以前の号参照)があることも多く、「人参」を使うとよいといわれています。


私はIさんには『六君子湯(リックンシトウ)』を処方しました。この方には「正中芯」がありましたので、「人参」が含まれた薬がいいはずです。『人参湯』という「人参」そのものの名前がついている薬があるのですが、私はあえて『六君子湯』にした理由はIさんには「胃内停水」もみられたことにあります。これがあるということは「余っている水をさばく」生薬も使いたいわけです。となると、『人参湯』よりは『六君子湯』の方が「水をさばく」作用が一枚上手ですし、かつ「人参」も含まれているのでこちらを処方したのです。
この方には『人参湯』でもそこそこ効くとは思いますが、基本骨格が「人参」という生薬以外に、患者さんの状態によってより有効と思われる生薬が含まれている方がいいはずです。こういう選択ができるのも漢方薬が生薬の複合剤(寄せ集め)だからなのです。
2006年07月10日(月) No.198 (山内先生(産婦人科)のコラム)

薬の剤型と意外な副作用


薬と言えば、みなさんはどんな剤型を頭に浮かべますか?
薬の剤型にはみなさんがよくご存じの錠剤、カプセル剤、粉薬、シロップ剤、坐薬の他にドライシロップ、テープ剤、パップ剤、エアゾル、液体や粉末の吸入剤、点眼薬、眼軟膏剤、軟膏剤、クリーム剤、点鼻薬、点耳薬、ローション剤、漢方の浸煎剤や消毒剤、注射剤など、まだまだ多くの剤型が存在します。
その中でも、喘息薬のテオフィリンのように発作を予防するために血中濃度を一定に保つ必要のある薬や1日1回など薬の飲む回数を減らし飲み忘れを防ぐ薬など、成分が徐々に放出され、効果が持続するように工夫されている除放剤と言われているものもあります。
このタイプの薬は砕いて服用すると急に薬の濃度が上がり、副作用が起きることがあるので、潰さないでそのまま飲む必要があります。
また、胃酸によって薬の効果が無くなったり、胃腸障害を起す薬は、胃の中で溶けないで腸内で溶けるように工夫してあり、それは腸溶剤と呼ばれています。


水無しで飲める口腔内崩壊錠や噛み砕いて服用するチュアブル錠なども多くなってきました。
今では錠剤に限らず粉薬でも、薬の成分の苦みや臭いが強い場合、また吸湿性などがあるものは、甘みのある糖衣やフィルムでコートするなど、加工されていることがあります。
こうした多数の剤型や工夫されている薬がある中で、飲み合わせなどの相互作用をチェックするために「お薬手帳はありますか?」と聞くと「目薬しか使っていないから大丈夫。」と言う方がいらっしゃいますが本当に安全なのでしょうか?
目薬を使ったとき口の中が苦くなった経験をした方が、沢山いらっしゃると思いますが、それは目薬が涙点から鼻を通じて、のどに流れていくため起こる現象です。
実際に目薬と内服薬で全身に影響する相互作用を起した例もあります。貼り薬など、薬にはいろいろな用法がありますが、それぞれの薬に相互作用が考えられます。副作用が起きてからでは遅いので、新しい薬が処方された時は、素人考えで判断しないでお薬手帳などを上手に使って、かかりつけの薬剤師に確認してみてはいかがですか?
2006年07月10日(月) No.197 (原口先生(薬剤師)のコラム)