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第32話/熟年男性の宿命病前立腺肥大症の症状と診断


前立腺という臓器は、膀胱の出口に存在し、尿道を取り巻いています。たとえて言いますと、リンゴの果肉が前立腺で、真中の芯の部分が尿道というわけです。この前立腺が大きくなって、尿道を圧迫しますと、尿道が狭くなり、尿が出にくいという症状が出現するというわけです。
典型的な症状は、「夜中二回以上トイレに起きる」、「残尿感」、「チョロチョロ排尿」、「尿意が強くて排尿を我慢することができない」、「排尿の勢いが弱い」、「排尿のときおなかに力を入れる」などです。

診断は、最初に患者さんに排尿に関する症状のアンケートである「国際前立腺症状スコア」に記入してもらいます。そこには7つの症状の項目があり、それぞれの症状の軽い重いで点数が付けられています。その点数の合計が8点以上の場合は治療が必要となります。
次に、尿流検査を行います。特殊な機械を取り付けた便器に、普通の状態で排尿してもらいます。そうすると、自動的に排尿状態がグラフとなって表れます。そして、最大尿流率という数字が計算されます。正常は1秒に15mlですが、前立腺肥大症の患者さんでは1秒間に5mlとか10mlという低い値を示します。ついで排尿した後、超音波でお腹の皮膚の上から膀胱に残っている残尿を測定します。正常は10ml以下です。しかし、私の経験のなかでは、残尿が実に1800mlもあった尿閉の患者さんがいました。
前立腺の大きさも問題で、特殊な超音波装置を肛門から入れて測定します。この方法は泌尿器科専門医のあいだでは世界的に広く行われており、正常の大きさは20g以下です。中には、大きくなると100gを超える患者さんがいて、泌尿器科医の頭を悩ませます。
ところで、前立腺肥大症の簡単な自己診断をお教えします。「排尿が始まってから終わるまで1分以上かかる」人は要注意ですよ。
2006年04月10日(月) No.188 (古屋先生(泌尿器科)のコラム〜ドクトル・フルヤの知って得する泌尿器科講座〜)

ソフトサイン〜おしゃぶり〜


赤ちゃんが泣いたときに泣き止ます手段として、おしゃぶりを使用する母親がみられます。最近はとくに「おしゃぶりは舌やあごの発達を助けて鼻呼吸を促す」という宣伝文句やフォルダーを付けたファッション性が受けて..
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2006年04月10日(月) No.187 (秋山先生(小児科)のコラム)

美容ブーム…そろそろ心にブレーキを


北見周辺では農業や漁業に従事する人が多く生活していますので、昼間ずっと日光に当たっている人達が多く、シミで悩んでいる女性の数も他の地域に比べて多いのではないかと思います。
私の診療所ではシミの治療に..
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2006年04月10日(月) No.186 (国分先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方19〜春先になると調子が悪い〜


春も少しずつ近づいてきましたが、今回の症状の人って結構いらっしゃるのでは?
『35歳、Gさん、女性。毎年のことだが春先になると身体の節々が痛くなり、手が腫れたりもする。心配でリウマチの検査をしたが異常..
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2006年04月10日(月) No.185 (山内先生(産婦人科)のコラム)

薬剤師の信頼度


平成18年4月から薬剤師になるためには、医師、歯科医師と同じく、大学(薬学系)に6年行かなければ国家試験を受けることができなくなりました。
これは薬学系のカリキュラムが医学・薬学の進歩に伴い4年間では習得できなくなった他、昔の薬剤師と違って今の薬剤師は薬局の小さな窓口から飲み方の説明だけをして薬を渡す仕事ではなく、臨床的知識や実務経験が必要になってきたためです。
さて、薬剤師の信頼度と言うことでお話しをします。お薬のアンケートや登録票などの記載をお願いすると「そんなもの書かない、書く必要ない。何の権利があって言っている。」とおっしゃる方の中には、自分の病気のことを知られたくない、人の話されたら困ると思っている方もいらっしゃると思います。

それでは薬剤師の守秘義務について法律的にはどうなっているのでしょうか?
医師、弁護士とともに薬剤師は、刑法134条の第1項で「医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、公証人またはこれらの職あった者が…知り得た秘密を漏らしたときは…懲役又は…罰金に処する。」と規定されており、患者さんの権利は厳しい法律で守られています。
「車の運転はしますか?」は眠気が出る薬などに対しての注意だったり、「タバコは吸いますか?」はタバコにより血管が詰まりやすくなったり、効果が強くなったり弱くなったりする薬など、「妊娠していますか?」は奇形、流産など胎児に対する影響についてなど、薬剤師が患者さんにいろいろ確認するのは、あくまでも興味本位ではなく、安全に薬を服用してもらうためですので、ご協力いただければと思います。
ちなみに日本リテイル研究所が調査した「平成17年度の職業信頼度調査」では第1位が消防士、第2位は裁判官、第3位は薬剤師と平成16年度の4位より順位を一つ上げましたが、オホーツク地区での薬剤師の信頼度は、まだまだなのかな…と思う今日この頃ですが、6年制の薬剤師が出てくる頃までには…と思っています。
2006年04月10日(月) No.184 (原口先生(薬剤師)のコラム)