タイトル

第29話/歴史の中の性感染症


性感染症は紀元前のギリシャ医学の頃から知られた悩ましい病気です。そして古今東西、歴史上の有名人物が性感染症にかかったと言われています。たとえば、シーザー、ゲーテ、ニーチェ、モーツアルト、ヒトラー等数多..
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2006年01月10日(火) No.173 (古屋先生(泌尿器科)のコラム〜ドクトル・フルヤの知って得する泌尿器科講座〜)

ソフトサイン〜母乳とくすり〜2


前回、特別なくすりを除いて、市販のかぜぐすりや病院から処方される一般的なくすりは、授乳中でも短期間なら服用しても大丈夫という話をしました。しかし実際には、授乳中ということで医師からくすりを処方されないケースがみられます。これは医師の認識(勉強?)不足ということだけでは片づけられない他の理由がありそうです。
医師がくすりを処方する際、参考にするのが医薬品添付文書です。この添付文書が『くせもの』。この中には授乳中の赤ちゃんへの安全が確認できていない(調べていない)ため「授乳婦への投与は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与する」また「投与中は母乳を中断する」などと記載されていることが多く、なんと76.7%のくすりに及びます。添付文書だけみると、授乳中はほとんどの薬剤が処方できないことになってしまいます。
乳汁へのくすりの移行に関するデータの多く(80%)がラットの実験結果であり、ヒトでのデータではありません。ラットの乳汁たんぱく質はヒトの1.8倍、脂質が3.5倍と多いことから、ラットの実験データをそのままヒトに当てはめることはできません。添付文書の記載と実際の医療の常識に大きな食い違いがあることを多くの医師が感じています。このことは授乳中のくすりだけに限りません。

たとえば小児とくに新生児において使用されるくすり全般にいえることで、実際によく使用しているくすりが、実は小児(新生児)への適応がとれていない場合が多くみられています(Off Label薬)。この点をなんとか是正できないのか、最近学会内でも大きな話題となっています。
現在、添付文書に従うと授乳中の母親に薬を処方しにくい状況にあるわけです。
しかし、前回お話したようにほとんどの薬剤は、授乳中でも安全に使用できます。
授乳の中断は、たとえ短期間であっても母親と赤ちゃんの精神的、肉体的な大きな負担になります。医師の不適切な指導で安易に授乳を中断させてはいけませんし、母親も誤った思い込みで母乳を中断しないようにしましょう。迷ったら小児科医に相談してみてください。
2006年01月10日(火) No.172 (秋山先生(小児科)のコラム)

低温やけどにご注意を


好評につき、女医、泉谷真由利先生の続編をお送りします。
案の定…クリスマス・イヴを一緒に過ごす彼は現われず、ルスツヘ行ってスキーでも楽しもうかと思い、頼みの綱の女友達を誘ったのですが、さすがに「イヴの夜は恋人や家族と過ごしたいわぁ」と断られてしまい、ヤケになった真由利先生は、恋人たちで賑わうゲレンデに一人ぼっちの寂しいシュプールを描き、北見へ帰ってきたのです。


スキーに行っても全く楽しくなかった真由利先生は、気晴らしに歯科医Mと皮膚科医Kを引き連れて、ふぐコースを食べに出掛けました。愚痴をこぼしながらヒレ酒をたらふく飲んで、その夜もグデングデンに酔っ払って帰宅しました。「あ〜ぁ心が寒いわぁ〜」などと独り言を言いながら、生温かいスチームの上に足を乗っけたまま爆睡してしまったのです。
次の日、目が覚めるとスネに指先位の水ぶくれが出来ていました。1週間後その部分が真っ黒になり、強い痛みが出てきたため、慌てて皮膚科医Kに診て貰うと、「黒い所を全部取って、植皮したほうがいいよ」と言われ、「えーっ!植皮?」と真由利先生はビックリ…。
これは、いわゆる低温やけどです。低温やけどとは、通常ではやけどを生じない程度の温度(41℃〜51℃)であっても、長時間くっついていると出来てしまうやけどです。原因としてアンカ・湯たんぽ・カイロはもちろん、最近では真由利先生のように女性が暖房機の前で泥酔して熟睡してしまったために、やけどを作ってくる患者さんが多いです。症状の初期段階は水ぶくれと赤みですが、1週間ほどして黒い壊死組織に変わります。低温やけどは皮膚の深いところや皮下まで組織が破壊されますので壊死組織の除去と植皮が治療の原則です。
2006年01月10日(火) No.171 (国分先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方16〜気になるのぼせ〜


今回の患者さんは、「めまい・ふらつき・のぼせ」を主訴とする方です。
『31歳、Gさん、女性。元々健康。以前から入浴時にのぼせを自覚していた。最近、のぼせに加えてめまい・ふらつき感が出現。気になって耳鼻..
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2006年01月10日(火) No.170 (山内先生(産婦人科)のコラム)

薬とアルコール(新年編)


明けましておめでとうございます。
新年を迎えてお酒を飲んでいる方も多いと思いますが、お薬との飲み合わせは大丈夫ですか?救急車で運ばれているなんて事はないでしょうか?
前回お話したように、今回は市販ドリンク剤や清涼飲料水に含まれるアルコールなどについてお話します。
まずはオロナミンCに含まれるアルコールですが、実際メーカーに問い合わせたところ、ガラナ成分の抽出時や香料などにアルコールが使われており、現在では1本(120ml)中の約0.4%にあたる0.48mlほどアルコールが含まれているとのことです。
だいぶ前のことですが、乳児にオロナミンCを飲ませたところ、顔が真っ赤に熱くなって泣きやまず、小児科に連れて行って調べたがよく解らず、もしやと医師がメーカーに問い合わせたところアルコールが含まれていることが解り、急性アルコール中毒であったと言う話を聞いたことがあります。

前回お話した、抗生物質の点滴後にオロナミンCを飲んで有害作用が出たのはそのアルコールによるものと考えられます。
では、どんなものにアルコールが含まれているのでしょうか?
1984年の北海道消費者協会などのデータによると、ドリンク剤ではリポビタンDが100ml中約0.3ml、新グロモントで100ml中約0.6ml、ユンケルDには50ml中0.8ml含まれています。炭酸飲料ではリアルゴールドが140ml中約0.1ml、コカコーラにも250ml中約0.02ml、清涼飲料水ではゲータレードが250ml中約0.2ml、ポカリスエットでは250ml中約0.1ml、タフマンは110ml中0.5ml含まれていたとの結果が出ています。
「二日酔いには!」のテレビコマーシャルで有名なソルマックも、もちろんきちんとした薬の成分は含まれていますが、25ml中0.5mlと2%近くのアルコールを含んでいます。これって「いわゆる迎え酒では!?」と思ったのは私だけでしょうか?
2006年01月10日(火) No.169 (原口先生(薬剤師)のコラム)