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第21話/膀胱炎の予防法はあるの?


膀胱炎は、女性にとっては「膀胱の風邪ひき」と言われるくらい、繰り返しかかる病気なので、予防法が実際にあれば、そんな良いことはありません。
一般的に、疲労、排尿の我慢、体の冷えなどが誘因になると考えられています。しかし、医学的に「これだ!」という絶対的な予防法は残念ながら見あたりません。
そんななかで、米国泌尿器科医ゴダード氏が薦めている予防法を紹介しましょう。

○排尿をあまり我慢しないこと。だいたい3時間ごとの排尿を心がける。
○水分は毎日比較的多めにとる。
○性交の後は排尿し、水を2杯飲む。
○排便後は肛門の周辺を丁寧に前から後ろにふき、同じトイレットペーパーを二度ふきしない。
これらの予防法のうち、最後のものは医学的にも根拠があります。というのは膀胱炎の原因菌となる大腸菌は肛門の周辺に常在しています。
そこから、この菌は膣内に入り込み、そこで増殖してから、尿道を逆行して膀胱に侵入し膀胱炎を起こすのです。ですから、排便後はトイレットペーパーで前から後ろの方向にふいて、膣の方に肛門周辺の細菌を移動させないことが膀胱炎の予防になるというわけです。
ところで、18世紀までヨーロッパの女性はノーパンティーで、排尿後に紙でふく習慣はありませんでした。
ところが19世紀になり、女性がパンティーをはくようになってから、排尿後ぬれたままではパンティーが汚れるので、紙でふくようになったのです。
そこで、排尿後のトイレットペーパーのふき方は排便のときとは反対に、後ろから前の方にふくことです。そうしないと、膣の周囲の雑菌が尿道へ移動してしまい、膀胱炎が起きやすくなりますから。
2005年05月10日(火) No.134 (古屋先生(泌尿器科)のコラム〜ドクトル・フルヤの知って得する泌尿器科講座〜)

ソフトサイン〜赤ちゃんの授乳(欲しがるときに欲しがるだけ)


生後2ヶ月頃の赤ちゃんは、疲れるまでおっぱいを飲みます。そのため母乳栄養と比較して、大きな吸引力を必要としない哺乳瓶からの授乳(人工乳の場合)では、必要以上に大量のミルクを飲むことがあります。3ヶ月検診で、びっくりするくらい太った赤ちゃんをよくみかけます。太りすぎているといって哺乳量を制限するよう指導されているケースをよくみますが、この時期太っているからといってむやみに哺乳量を制限する必要はありません。前回述べたように、生後3ヶ月をすぎると疲れなくても満腹になれば飲むことをやめますから、さらに哺乳量が増えてゆくこともなく、またお座りやハイハイなどの体の動きも活発になり、体重の増加は自然に抑えられてきます。

生後しばらくは時間ごとにお乳を与えますが、すこし慣れてきたら、赤ちゃんが泣いてお乳を欲しがる時に欲しがるだけ与えるやり方でよいのです。最初のうちは、一回に飲む量も、欲しがる間隔も不規則です。とくに母乳はミルクと比較すると、胃に留まっている時間が極端に短く、すぐ腸に移行します(腹持ちが悪い)。
このため赤ちゃんは、すぐ空腹のため泣き出してしまい、哺乳の回数は人工乳と比べとても多く大変です。しかし3ヶ月頃には哺乳量は大体一定してきますし、ほぼ一定の間隔をおいてお乳を欲しがるようになっています。
3ヶ月をすぐると遊び飲みの要素も加わり、機嫌が悪いときなどおっぱいを飲まないとこもよくみられます。この頃、急におっぱいを飲まなくなったという相談をよく受けます。前に述べたように、この時期が哺乳の形の変わる転換期であることを考えると、この「ミルク嫌い」が一時的な現象であることがわかります。ジュースなど与えずに、少し我慢させて十分空腹にさせることも必要となります。
そのほかの症状に気をつけながら、おおらかな気持ちで授乳させてあげてください。ちなみに生後6ヶ月まではジュースをあげる必要はありません。
2005年05月10日(火) No.133 (秋山先生(小児科)のコラム)

本当にあるかもしれない怖いお話(二人のマキ子さん)


まず一人目は、すでに何度か登場して頂いてお馴染みの…競馬好きの駄目夫を持つ主婦マキ子さんの妊娠中の出来事です。
第二子妊娠7ヶ月頃、マキ子さんは、豊満なお尻から少しムチムチした太ももにかけての半分ほ..
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2005年05月10日(火) No.132 (国分先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方8〜カゼと漢方薬(その3)〜


シリーズ(その1)では、カゼのとらえ方で「表裏」「寒熱」というお話をしましたが、カゼの初期は「表裏」(悪寒のイメージ)が多いのですが、「表熱」(顔面が真っ赤なイメージ)の状態では、漢方医学では当然お薬..
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2005年05月10日(火) No.131 (山内先生(産婦人科)のコラム)

コーヒーブレイク!3杯目


コーヒーと飲むと眠れなくなると言うのはカフェインの働きと皆さんご存じの事と思います。カフェインには中枢興奮作用があり、その中のひとつとして眠気をとる働きがあります。
いま、午後からの仕事の効率を上げる為に昼寝が良いと言われていますが、その際もコーヒーはいいようです。「えっ?コーヒーを飲んだら眠れなくなるのでは?」と思いますよね!なぜコーヒーが活躍するかというと、広島大学精神生理学の堀教授によれば、コーヒーは飲んでからカフェインが脳に届くのに30分ほどかかるので20分くらいの昼寝なら寝る前に飲んでおけば、目覚めスッキリ、作業の効率もアップするとのことでした。

また、暖かい春がやってきて新入職員も仕事に慣れてきた頃ではないでしょうか。この時期にあるのが5月病ですね。桜も咲き、日も長くなってきて気分がいいはずなのに、スッキリしないとか、気分がめいったり、やる気が起きないなど、軽いうつ状態の一つではないかと思います。
誰でもかかる心の風邪と言われるうつ病ですが、軽いうつ状態の人にもコーヒーはいいようで、浜松医大の高田名誉教授の研究報告では、アメリカで9万人の看護師さんを対象に調査して、コーヒーを飲む人は飲まない人に比べてうつ状態になる率が少ないとの結果が出ています。
生活や食習慣を変えることで精神状態を安定させることを考えると、その手段の一つとしてコーヒーやお茶の作用も見直さなくてはならないですね。
ただし、コーヒーは薬ではないのであまり効果がなければ、心の風邪が軽いうちに精神科や心療内科の先生に気軽にご相談してみてはいかがでしょうか?
2005年05月10日(火) No.130 (原口先生(薬剤師)のコラム)