タイトル

第16話/子供をもつお母さんに知ってもらいたい泌尿器の病気


3・「息子のオチンチンが短い?」
若いお母さんが「息子のオチンチンが小さい!」と、相談に来ることが時々あります。わが子のオチンチンが、他のこと比べて小さいのでは…と心配なわけです。そこで今回は、男の子のオチンチンの成長について話しましょう。
さて、2?3歳の小さな男の子から思春期前の男の子のオチンチンは、小さくてあたりまえなのです。しかも、顔が一人一人違うように、そのサイズにも個人差があります。また、幼稚園から小学校の高学年の頃まで、男の子の身長は伸びますが、オチンチンのほうは身長の伸びに比例して大きくなるわけではありません。

ほとんど差がないといってもよいでしょう。ところが、個人差はありますが、だいたい中学1年?2年生になって、うっすらヒゲが生え、恥毛が生えてくる頃になると、ペニスは大きくなり、18歳頃にかけて急激に大きくなります。これは陰嚢の中にある精巣(睾丸)から作られるテストステロンという男性ホルモンの働きによるものなのです。そして、この男性ホルモンによって、ペニスが急激なスピードで発育するばかりでなく、恥毛も生え、夢精も経験するようになるわけです。というわけで、高校生ぐらいまでは、ペニスの大きさなんて気にしなくてもいいのです。ただし、万に一つ。高校生になってもペニスが大きくならないときは、心配です。「矮小陰茎」といって、ホルモン分泌や性染色体の異常の病気が隠れていることがあります。また、肥満児によくみられるもので「埋没陰茎」があります。これは、ペニス本体である海綿体の大きさは正常なのですが、皮下脂肪の中に埋まったようになって小さく見えるのです。肥満だけが原因の場合、体重減少でよくなりますが、ホルモン異常が原因の場合にはその治療が必要になります。ですから、高校生以降になってもオチンチンが大きくならなければ、泌尿器科専門医に相談するのが良いでしょう。
2004年12月10日(金) No.108 (古屋先生(泌尿器科)のコラム〜ドクトル・フルヤの知って得する泌尿器科講座〜)

日本の医療と他国との比較?日本の医療は…?医療環境は…?


最近『日本の医療に未来はあるか?』(鈴木厚・ちくま新書)を読みました。現在の日本の医療の問題点を的確に指摘し、解決策を提示しています。一読をお勧めします。
今回は、この本から2?3皆さんが知らないこ..
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2004年12月10日(金) No.107 (高橋先生(内科)のコラム)

皮膚の変化に注意!肝機能低下による皮膚の症状


師走に入り、忘年会やクリスマス会etc…と、お酒を飲む機会が増える時期ですね。さて今回の主役は、通称『ヤマさん』。医薬品流通業界に勤めるヤリ手営業マン。仕事柄、接待などの付き合いも多く、ネオン街へ繰り出す回数も多い。しかもヤマさん…サミーデービスJrに似た面差しに白髪がよく似合い、性格はちょっとH…なもんだから、夜の街で働く女性たちにモテモテ。当然毎日のように飲み歩いてしまうのでした。そんなヤマさんは、ある日、顔に小豆位の大きさの赤黒くてやわらかなデキ物が出来ているのに気づいたのです。しかもよく見ると、他にも細い血管がクモの巣状に走っているような赤い箇所が数箇所あるのです。さすがにちょっと気になって、仲の良い皮フ科のK医師の所へ行きました。診察をしたK医師は「ヤマさん、肝臓を調べてみましょう。」と一言。さて、これは…?

『小豆大のものは静動脈血管種、細い血管の集まりはクモ状血管種という、肝臓機能低下による皮膚の変化の一つです。この他に肝臓の機能が低下して生ずる皮膚症状には次のようなものがあります。ご心配でしたら一度病院で診ていただいたらいかがでしょうか。』
肝臓機能低下による皮膚の変化
[1]色調の変化
1.黄疸=全身が黄色っぽくなり、特に白目が黄色くなる。
2.色素沈着=全身が黒っぽく変化する。
[2]血管の変化
1.手掌紅斑=手のひらがまだらに赤くなる。
2.クモ状血管種=クモの巣状に血管がみえる。
3.紙幣状皮膚=網の目状に血管が走る。
[3]全身の皮膚がかゆくなる。
[4]爪甲の変化
1.爪が全体に白くなる。
2.時計皿のような爪になる。
3.爪半月が青くなる。
[5]毛の異常
1.脱毛
[6]男性のおっぱいが、女性のように大きくなる。
※今回のお話ももちろんフィクションです。
2004年12月10日(金) No.106 (国分先生(皮膚科)のコラム)

女性と漢方3〜冷え〜


足が冷えてよく眠れないとか、手足は冷えているのに顔はのぼせるなどという症状は特に女性には多くみられ、成人女性の約半数はこうした「冷え」に悩んでいるようですが、西洋医学ではこれを病気としてとらえていないので、血行不良を改善する末梢循環改善薬やビタミン剤を処方するくらいです。当然、症状が全くなくなることはあまり期待できませんね。このようなときにこそ活躍するのが漢方薬です。冷えはそのままにしておくと、頭痛や、生理痛、しびれなど様々な症状を招くことになりますので予防医学の立場からも大切です。冷えは一般的に血行不良が原因と考えられがちですが、漢方医学では食生活や生活環境、ストレス、ホルモン異常などによる自律神経の乱れや新陳代謝の低下、胃腸機能の低下など多岐にわたって原因を考えます。冷えにもいくつかのパターンがあり、診察のときに注意しなければならないのは、「手で直接さわる」ことなのです。

当たり前と思う方がいらっしゃるかもしれませんが結構お話を聞いてもらうだけで触られていないケースが多いのでは?漢方医学では「往来寒熱(おうらいかんねつ)」というとらえ方がありまして、寒さと熱がアンバランスに存在、つまり冷えとのぼせが共にある状態があります。例えば、上半身が暑く下半身は冷たいとか、右半身のみ冷えるなどです。本人の冷えの自覚があっても、さわると暖かいのも「往来寒熱」なのです。となると、こういう方に強力に暖める漢方(ブシ剤など)を処方しても効かないんですね。というか、証が違うのに薬が効くわけないのです。以外に多いのは「気逆(きぎゃく)」の冷えです。前回お話した「気」は本来上から下へ流れていくのですが、そのめぐり方が逆になると「気」の少ない方は冷えが、多い方は熱がでてくるのです。こういう方には「気逆」の薬の方がよく効くことがめずらしくありません。このように冷えにも漢方ではその人の状態で薬が異なりますので、つらい方は一度漢方薬を試してはいかがでしょうか?
2004年12月10日(金) No.105 (山内先生(産婦人科)のコラム)

子供の怪我?熱傷?


これからの季節に、お子さんがやけどに遭遇する事故が多くなります。やけどは痛みが強いことと、やけどの場所や程度によっては、ケロイド状に痕が残ることもあるため、その対応には充分な注意が必要です。やけどは通..
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2004年12月10日(金) No.104 (上村先生(小児科)のコラム)

フレッシュジュースで健康維持を!


昨年、弘前大学農学生命科学部の城田助教授が、リンゴの生ジュースを毎日飲むことで、免疫細胞の一種であるNK細胞が活性化され、ガンなどの発病を防ぐ作用があると発表したそうです。リンゴジュースがそのままガン..
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2004年12月10日(金) No.103 (原口先生(薬剤師)のコラム)

成人歯科健診の重要性


成人歯科健診と学童期の学校歯科健診との大きな違いは何でしょうか、考えてみましょう。学校歯科健診では主にむし歯の有無について調べます。もちろん歯列不正や口腔内清掃状況や歯肉炎についても調べますが、主にむし歯の有無に関心が集まるのではないでしょうか。ところが成人歯科健診では、歯周病(歯槽膿漏)について詳しく調べていくところが、主な違いです。むし歯は注意深く見れば見つけることは難しいことではありません。お子さんのお口の中を注意深く診る姿勢があれば初期のむし歯で対処する事が可能です。しかし、成人歯科健診での歯周病は目に見えて進行しないのが問題です。お口の中から血がでる、腫れる、歯が浮く、それらの症状が出てはじめて歯周病(歯槽膿漏)ではないかと気づくのが一般的です。

むし歯と違い見えないうちに進む、いわゆる生活習慣病と同じです。しかも子供と違い、見守ってくれる保護者はいません。又、定期的に行われる学校健診もありません。就業先の歯科健診、歯科医院での定期健診をお勧めします。又、北見歯科医師団では1年に一回北見市健康祭りに関連して、歯科健診・唾液検査・口臭検査などの健診事業を行っております。各歯科医院での成人健診とあわせて参考にしてください。
2004年12月10日(金) No.102 (北見歯科医師団のコラム)