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ニキビについて


皆さんこんにちは。私は皮膚のトラブルやその対策について、連載します。今月のテーマはニキビです。
ニキビは男性ホルモンの働きとプロビオネバクラリウムアクネスという菌によって起こる皮膚線の炎症です。


■生活上の注意
◆洗顔…体温よりやや高めのお湯で一日3〜5回位洗います。ニキビ用の石鹸もありますが、普通の浴用石鹸でも大差はありません。ただし、良く泡立ててから使用しましょう。
◆化粧…毛穴をふさぐ化粧品は、ニキビには大敵です。
特に油性の化粧品は使用しない事をおすすめいたします。ファンデーション等を使用する場合は、できるだけ短時間にし、きれいに洗顔しましょう。
◆毛髪…顔や額に髪が触れると刺激になり、ニキビを悪化させてしまいます。髪はできるだけ清潔にして、患部に触れないような髪型にしてみましょう。
◆睡眠…一日7〜8時間の睡眠をとり、体調を整えてください。
◆食事…食べ物とニキビの関係は、まだはっきりと確立されていませんが、甘いお菓子やピーナッツ等は控えた方が良いようです。
また、便秘がニキビの悪化の原因になりますので野菜等の食物繊維を多く摂取しましよう。
■病院で行う治療
抗菌剤の軟膏や、イオウ、ビタミンC誘導体のローションを塗布する外用療法と、ビタミンB2、B6、抗生剤を飲用する内服療法が主なものです。
その他、特殊な波長の光線(フォトフェイシャル、クリアライト)をあてる光線療法や、ケミカルピーリング等を行う場合もあります。
2003年09月10日(水) No.19 (国分先生(皮膚科)のコラム)

ピルについて


皆さんこんにちは。私が産婦人科医として今まで経験したこと、見聞きしたことなどから、みなさんのお役に立ちそうな情報をお届けしていきたいと思います。
できるだけ肩のこらない内容にしますので、どうぞよろしくおつきあいください。今回はピルのお話をしましょう。
妊娠中絶は避けたいもの。実際、戦後の1955年に日本で117万件あった中絶数も、意識の高まりもあって毎年ほぼ一貫して減り続け、2001年には34万件となっています。これを0に近づけるためにピルは大事なものと考えます。

3年前の秋に、産婦人科医が待望していた低用量ピルが解禁、発売されました。欧米に遅れること、約20年でした。その間は、ホルモン量の多いピルを使っていたわけで、副作用のことを考えるともっと早くならなかったかという思いがします。遅くなったのにはわけがあって、エイズが世界中で猛威を振るっていたころは、このピルが普及するとコンドームを使わなくなり、日本でもエイズが蔓延するのではと厚生省がなかなか認可しなかったという裏話があります。
さて、ピルは正式には経口避妊薬といいまして、女性ホルモン(2種類あり、本来卵巣で分泌される)でできています。たいていのピルは毎日飲むことにより、排卵が起こらなくなって妊娠が避けられます。他の避妊法にくらべて特にすぐれた点は、その避妊効果の高さです。飲み忘れがなければ、限りなく100%に近いのです。これは安心ですね。それと、コンドームなどと違い、相手の男性の協力がなくてもできるのも利点です。これを飲んでいると、避妊以外の良いこともおこります。
まず、月経に関する不調が治ってきます。月経不順、量が多い、そのため貧血だ、痛みがつらいなどの症状をもった女性にはありがたいかぎりでしょう。その他、最近多い子宮内膜症の改善や、子宮外妊娠、子宮内膜がん、卵巣がんの予防効果が期待できます。
とはいっても、ピルは薬。マイナス面ももちろんもっています。プラスとマイナスをよく知って、使うかどうかを決めねばなりません。そのあたりは、次回にお話しましょう。
2003年09月10日(水) No.18 (浅井先生(産婦人科)のコラム)

風邪の症状と対処


皆さんこんにちは。皆さんはどういう時に病院で受診しますか?体調の悪い時や健康診断で異常を指摘された時でしょうか?
しかしどの程度の体調悪化で受診するかは人それぞれで、また判断も難しいところです。
手遅れになっては困るし、放っておいても治る病気で1時間も2時間も待たされるのはバカバカしいと思いますから。
今回から種々の症状(体調の悪化)がどういう時に起こるのか、どう対処したら良いのかを簡単に説明しますので、病院受診の目安にして下さい。
今月号では、感冒つまりカゼについてお話します。カゼの症状で受診のきっかけになるのは熱と咳でしょう。熱の為に節々が痛み、全身倦怠や食欲不振になります。皆さんは、38度とか39度などの熱の高さにびっくりして受診される事が多いと思いますが、熱はカゼを治す為の身体の反応です。元気のある人、体力のある人、若い人ほど高熱になりやすいのです。熱で病原体を弱らせて病気(カゼ)を治そうとしているのです。

ですから、解熱剤を使って無理に熱を下げようとせず、体を温めるものを食べたり飲んだりして発汗をするようにつとめ安静にしていれば、通常3〜5日くらいで治ります。
したがって、受診の目安は、飲んだり食べたりできなくなったり、症状が1週間から10日以上にも長引くような場合です。また老人や体力の落ちている人(慢性の病気があったり、大病や手術後の人)は熱を出す反応が弱く、37度くらいでも重症の場合があるので要注意です。
次に咳ですが、安静にしていてもひっきりなしに咳が出て眠れない時は受診すべきでしょう。咳は、痰のあるものと無いもの(空咳)がありますが、痰のある咳の場合は充分な水分を取る事が大事で、空咳の場合はのどの炎症が原因の事が多いので、のどに湿り気を与え、マスク(眠るときも)をすると良いです。
カゼは、放っておいても治る病気とはいえ、カゼは万病の元。油断は禁物です。
2003年09月10日(水) No.17 (高橋先生(内科)のコラム)

第1話/泌尿器科って、身体のどこを診察するの?


皆さんこんにちは。これから、私が泌尿器科のお話の連載を担当します。老若男女、誰が読んでも役に立つ、ためになる講座にしたいと思っていますので、よろしくお願いします。
さてはじめに、泌尿器科というのは、どのような診療科なのかお話しましょう。
人間には、尿路系といって、尿を生産する腎臓・その尿を輸送する尿管・またそれを貯め最後に排泄する膀胱と尿道などの器官があります。これらは、男女同じです。また、男の生殖器系の器官には、精子を生産する睾丸・それを運搬する精管・精液を作る精嚢と前立腺があります。それに、夫婦生活円満のシンボルで、精液を放出するために必要な陰茎があります。これらの、男女の尿路系の器官と、男の生殖器系の器官の病気を診断治療するのが泌尿器科なのです。一方、女性の生殖器系の器官(子宮や卵巣など)の病気になると、産婦人科の先生方が診療します。

泌尿器科の器官の病気の症状には様々なものがあります。尿路系の病気の場合、代表的なものが、肉眼的血尿(赤い色の尿)、頻尿(排尿回数が昼間8回以上・夜2回以上)、排尿困難、尿失禁(尿を漏らしてしまう)、排尿時の不快感や痛み、脇腹の痛み、尿道の痛みなどです。一方男子生殖器系の病気の症状は、陰嚢の腫大と痛み、不妊症、血精液症(精液が赤い色)、勃起不全などです。
これらの症状から診断される泌尿器科の病気を具体的に挙げてみましょう。私の病院で一番多いのは、前立腺肥大症と腎・尿管結石です。その他に、急性膀胱炎、慢性膀胱炎(過活動膀胱)、前立腺炎、尿道炎、膀胱癌、前立腺癌などがあります。
ところで、泌尿器科の病気は「ヘソから下の病気」なので、症状があっても、羞恥心のため病院に行くのが遅くなり、病気を悪化させてしまうことが珍しくありません。何事も、早期診断・早期治療が肝心ですので、心配な症状があれば早めに受診しましょう。
2003年09月10日(水) No.16 (古屋先生(泌尿器科)のコラム〜ドクトル・フルヤの知って得する泌尿器科講座〜)