タイトル

腸内フローラ1


 私たちの腸の長さは約10メートルです。それを広げるとテニスコート1面分にもなります。そこに、まるでお花畑のように腸内細菌が生息しています。腸内細菌だけで重さにすると1.5キログラムから2キログラムにもな..
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2015年10月29日(木) No.718 (原口先生(薬剤師)のコラム)

新しい研究!腸の花畑!?


 今回は、最近TVでもよく特集が組まれている新しい研究、腸内フローラについてお話したいと思います。
 そもそも腸内フローラとは何なのでしょうか?


 私たちの腸の中にはたくさんの細菌が生息していて、その種類は100以上で、個数は100兆個にもなります。
 特に小腸の終わりから大腸にかけては植物が種類ごとに集団で群れて花畑を作っている様に、細菌も集落をつくって群れています。そこでその様子を見て腸内フローラ(腸内花畑)と呼んでいます。(専門的には腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)と言います。)
 ではそれが私たちの健康とどう結びついているのかということを新しい研究として進めている人たちがいます。今年の2月に放送されたNHKスペシャルでは、お腹の調子が良くない、ダイエットの成果がなかなか出ないなど、ちょっとした事に腸内フローラの影響があるかも知れないと、最新の遺伝子解析技術を用いて腸内細菌の持つ知られざるパワーに迫りました。
 腸内細菌と言えば単純に善玉菌、悪玉菌という言葉が頭に浮かぶでしょうが、先ほどお話したようにその種類は100以上に及びます。その細菌の種類によっては菌自体が出す物質が、私たちの美容や健康に様々な影響を及ぼしている事が解ってきました。
 がんや糖尿病などの病気や肥満や肌のシワなどの体質、うつ病や痴ほう症などにも関係しているのではないかと、欧米では国家研究プロジェクトが動き出し、腸内細菌の全貌を解明すれば医療に大きな変革をもたらすのではないかという期待が高まっていて、日本でも腸内フローラを治療に生かす研究が、順天堂大学医学部などで次々と始まっています。
 次回はその詳しい内容についてお話する予定です。
2015年10月02日(金) No.714 (原口先生(薬剤師)のコラム)

地域医療と人口減


 現在、地方の市町村の人口減が問題視され、年々都市部に人口が集まりつつありますが、それとともにと言いますか、深い関連で地方の地域医療も切り捨てられようとしている様な気がします。
 医療関係の機関が自..
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2015年09月03日(木) No.710 (原口先生(薬剤師)のコラム)

医療費を高くするのはあなたかもしれない!?


 前回お話したとおり、日本薬剤師会が2007年に、薬剤師がケアする在宅患者さん812人の残薬を調査した結果、患者さんの4割以上に「飲み残し」「飲み忘れ」があり、1人1カ月で3、220円が服用されていませんでした。金額ベースでは処方された薬全体の24%にあたり、厚生労働省がまとめた75歳以上の患者さんの薬剤費から推計すると、1年に処方される薬のうちの475億円が毎年残薬として残っている計算になります。75歳以下のあなたの分も入れると軽く1、000億円は捨てている事になるかも知れませんね。
 1日3食分の薬を処方されながら食事を1日1食しか取っておらず薬がたまっている高齢者や、複数の薬を処方され何をどう飲めばいいかわからないと90日分も残薬があった糖尿病患者さんなどの事例が全国各地から報告されています。


 お医者さんでもある日本在宅薬学会の狭間会長も「薬を飲んでいない患者さんに、飲んだ事を前提に対応している訳だから、治療自体が成り立たないし、薬代も無駄になる。」「薬の処方が必要以上に膨らめば、高齢化社会が進む中で医療費の拡大も危惧される」とおっしゃっていました。
 厚生労働省では去年より薬局での調剤報酬規定に残薬の確認を盛り込み、患者さんが面倒でも毎回一人一人に確認をする方向性を示しました。
 また、薬剤師が家まで行って服薬指導や薬の管理指導などを行う、在宅医療もすすめられていて、高知県の医事薬務課では「残薬の整理だけでは原因はわからず、薬剤師が出向いて解決のきっかけにしたい」と県内72の薬局に働きかけています。
 日本大学薬学部教授(社会薬学)の亀井美和子先生は、残薬の理由は複雑で、高齢者が1人暮らしで話し相手がいない事や、処方された薬の多さ、使用法の煩雑さなどが絡み合っており、結果的に治療効果が得られず症状が悪化し、不要な薬を追加される事もある。かかりつけの薬局やかかりつけの薬剤師さんなどに相談し、薬の種類や飲み方を見直してほしいとおっしゃっていました。
2015年07月30日(木) No.706 (原口先生(薬剤師)のコラム)

あなたの家も社会問題のゴミ屋敷!?


 最近TVでよく見るゴミ屋敷ですが、これを医療に置き換えると、高齢者宅(高齢者に限らず)の飲めないのか飲まないのかで山積みとなっている残薬が同じ問題となっています。
 その事例として大阪の78才の女性宅..
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2015年07月02日(木) No.702 (原口先生(薬剤師)のコラム)

利便性と危険性!?


 先月号でお話したように、かぜ薬の様な皆さんがよくのまれる市販薬でも、日本国内で年間3名以上の副作用による死亡者が出ています。
 国が経済界におされてすすめようとしているセルフメディケーションでは、..
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2015年06月04日(木) No.698 (原口先生(薬剤師)のコラム)

かぜ薬で死亡!?


 今だに、薬の事はわかっているのでお医者さんがいれば、いちいち薬剤師の説明を聞くのは時間の無駄だから早く薬だけ渡してくれと言われる患者さんがたまにいます。
 お医者さんや歯医者さん、多くの医療関係者..
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2015年04月24日(金) No.697 (原口先生(薬剤師)のコラム)

大麻入りのピザソース!?


 アメリカでは「大麻」の成分が入ったピザソースが発売され話題になっています。発売元はアメリカの食品会社PODDEY PIZZAで、価格は日本円にすると2、000円程度で、記事によると、ソースをぬったピザを3切れ程..
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2015年04月02日(木) No.689 (原口先生(薬剤師)のコラム)

かかりつけ薬剤師


 カリフォルニアの薬剤師学校(KGI School of Pharmacy)の副学部長 Minh Dang氏が、患者さんに向け薬剤師を選ぶときに注目すべき5つのポイントについて述べています。
【1】あなたに関心を持っている
どん..
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2015年03月05日(木) No.685 (原口先生(薬剤師)のコラム)

薬剤師の仕事


 薬剤師の仕事の中の一つとして薬の調剤、正しい説明、投薬がありますが、薬の効果や残薬の確認、副作用の発現など、患者さんにとってはいちいち聞かれるのが面倒と思える事がたくさんあるかも知れません。
 し..
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2015年02月06日(金) No.643 (原口先生(薬剤師)のコラム)

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