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3歳児健診


 3歳児健診は、母子保健法により満3歳〜4歳未満に行うように決められています。北見市は3歳で実施していますが、視聴覚検査の精度や、小学校入学前の就学時健診までの間隔が空くことから、全国的には3歳6か月..
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2018年04月25日(水) No.839 (秋山先生(小児科)のコラム)

9か月、1歳6か月健診(図によるチェック)


■シャッフリングベイビー
(9か月)
抱き上げて下肢をつかもうとしても、股関節を屈曲して、下肢を伸ばしてつこうとしません。


■パラシュート反射
(9か月)
うつぶせで持ち上げ、頭を下にした状態で急に下降させる。


■後方へのホッピング反応
(1才〜1才6か月)
立位で脇の下を後方から支え、体を後方へ傾けると、下肢が後方に出る反応。
※この反応が出れば1〜2か月で歩行がみられます。


■つかみ方の発達
4か月:ガラガラを持たせると振って遊ぶ
5か月:手掌持ち
6か月:親指側持ち
14か月:指先き持ち


1才6か月:玉子ボーロ、ビー玉を親指と人差し指でつまむ
2018年03月28日(水) No.835 (秋山先生(小児科)のコラム)

1歳6か月健診


やせ型になり、体重は10〜12圈⊃板垢80〜85僂らいです。

●歩行の完成
 90%を超える児が一人歩きができます(20〜30m)。靴をはいて転ばないで歩き、小走りもします。手をつないで(一人でも)階段の昇り降りができるようになります。

●動作、やりとり
 本のページをめくったり、靴下を脱いだりします。手で食べることやストローを使ったりコップで飲めるようになります。握り方も進歩し、手のひら全体でのはさみ持ちから、指突つまみ(finger-tip-pinch)で小さな物をつかむことができます。積み木も2つか3つ積めるようになります。何かができると褒めてもらいたくて視線を合わせてきます。

●言語の発達
 意味のある単語が2〜3個以上出てきます。単語は、パパ、ママ、ワンワン、ニャンニャン、マンマ、ブーブー、ネンネ、イタイ、チョウダイなどで、最近はアンパンマンが入っています。有意語がなくても絵カードなどの指さしができればまず心配ありませんが、経過をみる必要があります。ちなみに言葉の遅れは、1歳半から2歳で有意語がない場合や、3歳で2語文がみられない場合と定義されています。


●その他の注意する事項
・親から離れない
・部屋の中を動き回っている
・造語(何を言っているのかわからない発語)を話している
・おもちゃで遊び、大人に関心を持たない
・やりたいことを止めさせるとパニックになる

●1歳半健診のチェックポイント
・転ばないで上手に歩ける
・意味のある単語を2〜3個以上言う
・おもちゃで遊び、簡単な指示に従う
・積み木を2〜3つ積める
・水をコップで飲める
2018年02月28日(水) No.831 (秋山先生(小児科)のコラム)

9、10か月健診


 赤ちゃんは生後6か月を過ぎると体重の増加がゆっくりとなり、9か月健診では体重は8〜9圈⊃板垢70〜74僂らいです。

●運動発達
 お座りは6〜8か月ででき、9か月ではほぼ全例でできるようになります。ハイハイは個人差が大きく、運動発達の指標になりにくい面があります。タカバイでかなり早く移動できる児もいる一方で、全くしようとしない児や後ろにハイハイする程度の児もいます。つかまり立ちは、10か月になるとほとんどの児でできるようになります。脇を持って立たせても下肢を床につこうとせず、うつぶせをいやがり、ハイハイを全くしないで座ったまま移動する場合、シャフリングベビー(いざりっ子)の可能性があります。他の発達は正常ですが、歩行の開始は遅れ、大体1歳半から2歳で歩きはじめます。歩ければその後の運動発達に問題はありません。家族歴が3分の1くらいあるとされていますが、なぜこのような特異的な発達過程をとるのかよくわかっていません。
 シャフリングベビーは10〜20人に1人くらいの頻度ですが、注意して経過を見てゆく必要があります。



●パラシュート反射
 9か月健診で重要な検査があります。赤ちゃんをうつぶせにして持ち上げ、頭を下にした状態で急に下降させると、手を広げて身体を防御しようとします(大人がよろめいた時、とっさに手を出すのと同じ)。
この原始反射は、10か月にはほぼ全例にみられます。反応がない、手の開きが悪い、左右差があるかなどをチェックします。

●ものまね、やりとり
 9か月児は、バイバイ、イヤイヤなどのものまねをします。喃語が出る児もいます。ダメとかいうと手を引っ込めたりお母さんの顔をみたりと、他者とのやりとりができるようになります。機嫌よく一人遊びができるようになり、両手でおもちゃを持てるようになります。母指がかなり独立するようになり小さなものを親指と他の指の腹側でつかめるようになります。

■9か月健診のポイント
・つかまり立ち
・パラシュート反射
・母指の独立
・ものまね
2018年01月31日(水) No.827 (秋山先生(小児科)のコラム)

6か月健診


 赤ちゃんが生まれて半年、寝返りが上手になり、お座りが少しずつ安定します。人見知りも始まり、離乳食にも慣れてきています。お母さんからの免疫がなくなってくる時期でもあり、カゼをひいたり、熱をだしたりすることがあるかもしれません。

6か月健診の質問項目とチェックポイント
●両手をついて背を丸くして、ほんのわずか座れますか
●どちらかに寝返りしますか
●抱っこしていると顔をいじりますか
●そばにあるものを手を伸ばしてつかみますか
●お母さんがわかりますか
●立たせると足をピョンピョンしたり、足をつきますか
●お母さんが名前を呼ぶと振り向きますか
●話しかけるような声を出しますか
●声をかけると、泣き止んだりうれしそうな様子をみせますか
●目の位置がおかしいと思いますか


 あおむけでしばしば足の指をもって遊んだり、しゃぶったりします。6か月ではお座りが出来なくても異常ではありません。6か月前半では背中を丸めて両手をついてほんの数秒座れます。7か月では手をついてしばらくの間座れます。寝返りは6か月でできなくても異常ではありません。抱っこしていると、顔を見て手で触れて確かめようとします。興味のあるものに手を伸ばしてつかむようになります。手を伸ばしてつかむか、つかまないか、どんなつかみ方で取るかをチェックするために、顔にタオルなどをかけるテスト(ハンカチテスト)を行います。5か月児では布をかけると両手でさっと取り、6か月児では片手で取ることが多くなります。

6か月健診のキーポイント
●体重の1日あたりの増加量は10〜15g(3か月健診から1圓倭加)
●寝返り、お座りの状況
●うつぶせで、肘ではなく手で上半身を支える
●顔にかけた布を手で取る
●手を伸ばして物をつかむ(親指、人差し指、中指で物をつかむ)
●両手を合わせる
●人見知りをする
●話しかけるような声を出す
●予防接種の接種状況のチェック
2017年12月27日(水) No.823 (秋山先生(小児科)のコラム)

乳児3、4か月健診


 乳児健診は、赤ちゃんの発育状態を確認すると同時に、お母さんの育児に対する不安を解消する大切な役割があります。法律によって義務付けられている健診は、1歳半と3歳健診の2回です。その他多くの市町村で3か月健診(北見市は9か月)が行われ、公的な健診は3回となっています。これらの健診はほぼ100%に近い受診率となっています。


 各健診のキーポイントについて述べてゆきましょう。
【3、4か月健診】
人の顔や声に反応し始め、体重は出生時の約2倍になり、著しい成長を見せる時期です。
 満期産では、4か月では体重はおおむね6圓魃曚┐討い泙后1浜槓法は母乳のみが40%、混合栄養、人工栄養がそれぞれ30%程度です。
 1日の覚醒、睡眠のリズムは多くの児でできてきていますが、半数くらいの児ではまだ夜間、夜中の授乳があります。
 4か月では、約90%の児でほぼ首がすわり、腹ばいで頭部を挙上します。
 当院で行っている健診の流れは、まず身体計測(体重、身長、胸囲、頭囲、カウプ指数の計算)の後、股関節のレントゲン撮影があります。医師の診察(心音、呼吸音の聴診、追視の有無、大泉門の状態、股関節の開排制限の有無、首のすわりのチェックなど)、気になっている点について質問を受け、生後2か月から開始されている予防接種の状況、スケジュールなどについてお話ししてゆきます。
 最後に、そろそろ始まる離乳食などについて栄養士さんからアドバイスがあります。
【3、4か月健診のキーポイント】
■体重は、出生児の約2倍(少なくとも5坩幣紂法■影約20〜30g増加
■首がすわる
■目で動くものを追う(追視)
■あやすと笑う
■手を開く、つかむ(手にふれた物をつかまなかったり、持たせた物をすぐ放すことはしない)
■声のほうに振り向く
2017年11月29日(水) No.819 (秋山先生(小児科)のコラム)

小児の受動喫煙 その タバコと微小粒子物質(PM2.5)


●北見市でも測定
 2013年春に中国の大気汚染が深刻となり、大量のPM2.5がわが国にも飛来して問題になりました。PM2.5は直径が2.5㎛以下の小さな粒子です。肺の奥深くまで侵入しやすいため、呼吸器疾患の原因になるだけでなく、肺胞に炎症を起こして循環器疾患のリスクを増大させることも指摘されています。
 日本の環境基準では、大気1㎥中のPM2.5濃度は「1年間の平均値が15㎍以下で、かつ1日の平均値が35㎍以下」と定められていますが、この度の中国での大気汚染を受けて、急きょ70㎍/㎥を「外出自粛基準」としました。すなわち「PM2.5が70をこえたら不要な外出や屋外での活動を控えましょう」との注意喚起を行っています。
 大気汚染が深刻な北京では、時にPM2.5が400を超えて大きな問題になります。日本への影響が懸念され、全国でPM2.5濃度の測定が始まりました。北見市でも平成28年4月から常盤町にて測定が行われています。幸い、これまで基準値を超えたことはありません。
タバコとPM2.5
 わが国では中国から飛来するPM2.5よりも、屋内のPM2.5汚染の方が深刻であること、さらにその原因がタバコである、という事実はあまり知られていません。
 タバコの煙には大量のPM2.5が含まれているため、部屋の中でタバコを吸えばただちに数百㎍/㎥レベルに達し、自動車の中で吸えば軽く1000㎍/㎥を超えます。わが国では自宅の中だけでなく多くの飲食店なども禁煙になっていないため、非常に高濃度のPM2.5汚染が屋内の至る所で喫煙によってもたらされているのが現状です


 子どもがこのように高いPM2.5濃度の環境に置かれることはまれです。しかしとくに家庭内で常時タバコの煙にさらされている場合、多くの影響を受ける危険があります。
 家庭内では完全禁煙を、分煙もダメです。
2017年11月01日(水) No.815 (秋山先生(小児科)のコラム)

小児の受動喫煙 その◆ー動喫煙と子どもの病気


 子どもたちが受ける健康被害について、十分なエビデンスに基づいて受動喫煙との関連が証明されている疾患として、乳幼児突然死症候群、気管支喘息、呼吸器感染症、中耳炎があげられます。
●乳幼児突然死症候群(SIDS)
 SIDSは近年徐々に減ってきていますが、今でも年間150人前後の赤ちゃんが亡くなっており、妊娠中の母親の喫煙と出産後の乳児の受動喫煙が重大なリスクファクターとなっています。わが国の調査では、両親がともに喫煙していると、リスクが4.7倍に増大すると指摘しています。英国の報告によると、妊婦の受動喫煙で3.9倍、乳幼児の受動喫煙で3.5〜15.8倍にリスクが増悪すると
しています。


●気管支喘息
 受動喫煙によって、子どもの気管支粘膜の絨毛が傷つくことで炎症が起こりやすくなり、気道の過敏性も亢進します。それにより、気管支喘息、気管支炎、肺炎などの呼吸器疾患にかかりやすくなるだけでなく、重症化しやすくなることが知られています。気管支喘息の発症オッズ比は、父親のみが喫煙している場合は1.07、母親のみで1.33、両親とも喫煙している場合は1.42と報告されています。
●中耳炎
 子どもの中耳炎についても、受動喫煙によってリスクが1.5倍に増大することが明らかになっています。受動喫煙によって咽頭に入ったタバコの煙が耳管を通って中耳まで侵入し、耳管内部の繊毛が障害されることや、中耳内部の局所免疫が低下することが主な原因とされています。
 これら以外に、現在、受動喫煙との関連が強く疑われている疾患として、小児がん、動脈硬化、血清脂質異常、虫歯、精神発達障害などがあります。
●知能、精神発達障害
 子どもの受動喫煙は、知能の発達に悪影響を及ぼすとの報告もあります。米国で小中学生4、000人余りに読解力や計算能力テストを実施した調査によると、家庭での受動喫煙の程度が強い生徒ほど試験点数が低かったとしています。(図)さらに最近、受動喫煙が子どもの精神障害のリスクを高めるとの報告もあり、うつ病、不安障害、注意欠如多動性障害(ADHD)などとの関連が指摘されています。
2017年10月01日(日) No.811 (秋山先生(小児科)のコラム)

小児の受動喫煙 その


 タバコの煙には一酸化炭素、ニコチン、シアン化水素、多数のフリーラジカルなど、250種類もの有害物質が含まれており、そのうちの70種類に発がん性が認められています。そのため受動喫煙でも健康に大きな害があ..
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2017年09月01日(金) No.807 (秋山先生(小児科)のコラム)

小児の細菌性腸炎「血便」 その


▲ンピロバクター腸炎
 あまり聞いたことがないかもしれませんが、食中毒では、サルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌についで発生頻度が高く、近年増加傾向にあります。カンピロバクターは、ニワトリ、牛..
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2017年08月02日(水) No.803 (秋山先生(小児科)のコラム)

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