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円形脱毛症のお話と…開業医だって楽じゃない


円形脱毛症は決してめずらしい疾患ではなく皮膚科の新来患者さんの2%くらいが円形脱毛症の患者さんです。
最近は自己免疫性の病気と考えられていますがはっきりした原因は不明です。病型もさまざまで、一つだけ..
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2010年02月04日(木) No.403 (国分先生(皮膚科)のコラム)

理容師さん、美容師さんの手荒れ


理容師さんや美容師さんが手荒れや腕の湿疹で来院されることが多くなっています。
仕事で頻回に洗髪をすることで皮膚の角質が破壊され皮膚のバリアがなくなってしまいます。
そこにシャンプーなどの界面活性剤やパーマ液、染毛剤、トリートメントなどにより、刺激性の接触性皮膚炎を起こしたり、アレルギーを起こしやすい染毛剤などによってアレルギー性の接触性皮膚炎を起こしたりします。
染毛剤に含まれるパラフェニレンジアミンという成分は非常にアレルギーを起こしやすく、皮膚科を訪れる理容師さん、美容師さんの9割以上がアレルギー検査でこの成分に陽性だったという報告が出ています。
染毛剤によるアレルギー性の接触性皮膚炎は重症になることが多く、このことはほとんどの理容師さん美容師さんに知られています。
ですので最近では染毛剤を使うときグローブを着用することが大分浸透していますが、染毛後の洗髪は素手で行われたり洗髪の際に頭を支える腕は無防備だったりします。
手荒れがひどくなると離職にも繋がってしまいます。仕事を長く続ける為にも常に洗髪時に必ずグローブを着用しバリア機能維持すること、染毛剤使用時や染毛剤洗髪時には直接染毛剤が皮膚にふれないように工夫することが必要ですし、その対策には職場の上司の方の理解が必要です。


私の友人に3×歳独身、趣味…競馬、健康ランド、女子スタッフとの会話、特技…自称仕事、好きな色…ピンク…の竜一くんという人がいます。
競馬の能書きはすごいのですが、ほとんど(全然)当りません。それでもひたむきに馬の勉強をして楽しそうに話してくれます。
今年は私にとって、人生最悪な年だったように思えるのですが、そんな竜一くんを見ているとまた来年も頑張ろうと思います。
竜一くん、有馬記念当るといいですね。
皆様も来年が良い年でありますように。
2009年12月03日(木) No.391 (国分先生(皮膚科)のコラム)

外歯瘻


歯科と関係する皮膚病は意外と多いものです。歯科金属アレルギーが原因となっている可能性のある掌蹠膿疱症、異汗性湿疹、扁平苔癬、歯や歯の周囲の感染症が悪化の原因となりうる掌蹠膿疱症、乾癬、貨幣状湿疹など、さまざまな皮膚病の治療をときどき歯科の先生方に協力をお願いすることがあります。今回、紹介する外歯瘻という病気は患者さんが皮膚科を受診することが多いのですが、治療は歯医者さんにしてもらうという珍しい病気です。
外歯瘻というのは、歯周囲炎や慢性歯性病巣などの化膿性炎症が悪化し顔や首の皮膚までトンネルを作ってしまう病気です。皮膚の症状としては1㎝前後のドーム状で中央が陥没した少し赤みのある腫瘍が出来ます。


一番多く出るのは下顎で次いで頬ですが、たまに鼻の横にも出ることがあります。良く粉瘤や面ちょうといった皮膚病や、鼻の横に出来ると米粒大で小さいことが多いのでニキビみたいなものと良く間違えられてしまいます。外歯瘻は歯や歯周囲の疾患が原因で出来たものですから皮膚だけの治療をしても全く治りません。歯科で原因になっている歯や歯周囲の検査をし、根本的な治療をしていただくと皮膚の方もすっかりきれいに治ってしまいます。
美人でいつも優しい泉山先生、若くてピチピチで可愛らしい麻生hosp口腔外科のスタッフの皆様、(おっと忘れてました、鈴木先生も…)公私共にいつも大変お世話になっております。
2009年10月01日(木) No.379 (国分先生(皮膚科)のコラム)

スネ当てかぶれ


このコラムで皆さんお馴染みの薄毛で悩むイースト・バーの東君。
特効薬が効いて、さぞかし髪の毛がフサフサになっていると思いきや、薬の服用をサボっていた為に、再び髪の毛がスカスカに…。皮膚科のK医師に『..
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2009年06月04日(木) No.356 (国分先生(皮膚科)のコラム)

スズメサシダニ症


三寒四温の気候で雪解けが進むと、虫や鳥など動物たちもポカポカ陽気に誘われて活動を開始しますね。
今回の登場人物は、薬剤師さんの御夫婦…高山さん。
夫は梅町調剤薬局、妻はニッキ調剤薬局に勤める若いラ..
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2009年04月02日(木) No.347 (国分先生(皮膚科)のコラム)

眼の周りのカブレ


最近、眼の周りの湿疹やカブレで来院する患者さんが増えています。
眼の周りの湿疹やカブレの原因には色々なものがあります。目薬、アイシャドウやマスカラなどの化粧品、アイプチ、プールで使用する水中メガネ、..
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2008年12月29日(月) No.335 (国分先生(皮膚科)のコラム)

水虫じゃないかも…。


平和の祭典、アスリート達の競演…北京五輪も終わり、やっと寝不足から解放されましたが、皮膚科の病気に(英語で)athlete's foot(アスリーツフット)と呼ばれる物があります。これは、水虫の事です。おそらく、運動選手の足が、ムレて水虫になりやすいところから名付けられたのでしょう。
さて、秋風の立ち始めた今夜もまた、皮膚科の嶋川先生が、イースト・バーの東君のもとを訪れました。



【東】先生いらっしゃいませ。
【嶋】いやぁ東君、また一段と髪の毛が増えたね〜!
【東】先生に出して頂いたお薬のお陰で、ふさふさですよ〜!先生もこの薬使えばいいのに。
【嶋】「…………」
【東】(慌てて)と…ところで先生、随分痩せたんじゃないですか?
【嶋】実は、血糖値が上がってね。糖尿病にならないように一日5〜6キロ歩いて、炭水化物を食べないようにしたら10
キロも痩せちゃってさ。アルマーニのスーツを新調しちゃったよ。(…と得意げ)
【東】すごいっすね先生!!お酒も控えたんですか?
【嶋】それがさ、お酒だけはやめられないんだよね。
【東】そうですよね〜(笑)先生からお酒を取ったら、何も残らないですもんね〜!
【嶋】「…………」
【東】(また慌てて)あっ、そういえば僕、水虫になっちゃったみたいなんですよ。

【嶋】ふ〜ん。仕方が無い。ちょっと観てみようか。東君の足は臭そうだから気が進まないなぁ〜。
【東】いいんですか、すいません。最近、足に小さな水ぶくれが出来て、かゆいんですよね…。
【嶋】東君、これ多分水虫じゃないよ。
【東】えっ!本当ですか?
【嶋】水虫に似た病気が色々あってね。東君のは異汗性湿疹だよ。原因はまだはっきり分かってないんだけど、金属アレルギーとか、汗によるムレが原因ではないかと言われているんだ。
【東】へー!嶋川先生って、本当に皮膚科の先生みたいですね!
【嶋】「…………」

さて、今年は爪水虫のCMの影響か、水虫を気にして来院される患者さんがとても多いです。しかし、水虫と思い込んで来院される患者さんの3割は、水虫以外の皮膚病です。市販の水虫治療薬で治らなかったり、悪化するようでしたら、皮膚科専門医を受診される事をお薦めします。
2008年09月04日(木) No.318 (国分先生(皮膚科)のコラム)

ステロイド外用剤を使っても色は黒くなりません


最近赤ちゃんで全身の湿疹がひどくなり来院される患者さんが増えています。中には湿疹がひどくなり、掻き壊してばい菌が付き、感染を起こしている赤ちゃんがいます。話を聞くとほとんどの赤ちゃんは、最初はきちんと小児科の先生に赤ちゃんでも使えるような弱いステロイド外用剤をもらい、湿疹が出たときにそれを塗ったらきれいに治っていたとのこと。しかしある素人さんにステロイド外用剤はシミが残ると言われ、羊の脂だか豚の脂だか訳の分からない外用剤を使用するようになりひどく悪化してしまったとの事です。
まず動物の脂の外用剤ですが、ある程度皮膚の保湿作用や皮膚をなめらかにする作用があるのではと思われていますが、湿疹を治すような抗炎症作用は全く証明されていません。それどころか、今回のように皮膚に合わずに湿疹を悪化させたり、湿疹が悪化するとその動物の脂にアレルギーを起こすようになる可能性もあるので、止めたほうが良いでしょう。
もうひとつ問題なのは、ステロイド外用剤を使うと色が黒く残ってしまうと言われ、ステロイド外用剤の使用を止めてしまったことです。ステロイド外用剤を使用したために色が黒くなることはありません。日焼けの後のように強い炎症が治まった後や長く炎症が続くと炎症後色素沈着といって肌が黒くなることがあります。ですから逆にステロイド外用剤を用いて早く炎症を取ることがシミを残さない為にも大切です。


一度このコラムにも書きましたが、まだまだステロイド外用剤に対して誤解が多いようです。ステロイド外用剤はもともと皮膚だけに作用して体内に入るのは微量ですから、骨がボロボロになったり成長障害が起きることはほとんどありませんし、皮膚への局所の副作用も体の部位、年齢、皮膚の症状に合わせて上手に使用すれば問題のないものです。
赤ちゃんの湿疹にも一番効果があるのはステロイド外用剤です。赤ちゃんにも使えるような弱いステロイド外用剤はたくさん出ておりますので、上手に薬を塗って赤ちゃんの皮膚をきれいな状態にしてあげましょう。
2008年04月30日(水) No.301 (国分先生(皮膚科)のコラム)

オホーツクの地域医療を守れ


北見日赤の内科医6人が一斉に退職する事になり、その波紋が大きく広がっている。
北見日赤は、北見市のみならず近郊の町村を含めた地域の基幹病院である。今回退職する医師の専門分野である膠原病やリウマチの患..
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2008年03月06日(木) No.291 (国分先生(皮膚科)のコラム)

皮膚科医の憂鬱


私達皮膚科医は、皮膚病や皮膚科に関連する疾患以外は、全くと言っていい程、診察する事はありません。なぜなら、他の科の病に苦しむ患者さんを診察する専門的な知識や自信が研修医レベルしか無い為、患者さんの利益..
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2007年11月30日(金) No.277 (国分先生(皮膚科)のコラム)

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