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女性と漢方9〜カゼと漢方薬(その4)〜


前回、カゼの症状は「表」(体表)から「裏」(内臓)へと次第に進み、そのステージに合った漢方薬があるお話をしました。「表」から「裏」へ変化する前段階の「半表半裏」には「往来寒熱」(前回参照)の他に「胸脇..
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2005年06月10日(金) No.136 (山内先生(産婦人科)のコラム)

女性と漢方8〜カゼと漢方薬(その3)〜


シリーズ(その1)では、カゼのとらえ方で「表裏」「寒熱」というお話をしましたが、カゼの初期は「表裏」(悪寒のイメージ)が多いのですが、「表熱」(顔面が真っ赤なイメージ)の状態では、漢方医学では当然お薬..
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2005年05月10日(火) No.131 (山内先生(産婦人科)のコラム)

女性と漢方7〜カゼと漢方薬(その2)〜


前回に続き、カゼのお話をします。
葛根湯[カッコントウ]はドラッグストアでも見かける位に有名な漢方薬ですし、病院でもよく処方されますね。では、なぜそんなによく使われるのでしょうか?
葛根湯に含まれ..
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2005年04月10日(日) No.126 (山内先生(産婦人科)のコラム)

女性と漢方6〜カゼと漢方薬(その1)〜


「カゼは万病のもと」といわれますが、漢方の得意分野の一つです。女性に限られた疾患ではないのですが、漢方診療のルールを知っていただく上では好都合のテーマなので今回より数回に分けてお話します。
カゼの患..
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2005年03月10日(木) No.121 (山内先生(産婦人科)のコラム)

女性と漢方5〜肩こり〜


肩こりは誰にでも程度の差はあれ起こりうるもので、日常的なだけに長く医療の対象になってきませんでした。また、西洋医学ではなかなか改善しにくい症状の一つであり、使う薬も鎮痛剤、消炎剤、筋弛緩剤などに限られがちです。一時的に症状をやわらげることが可能でも、しばらくすると症状がぶり返したりすることも少なくありませんね。
一口に肩こりといっても、原因は様々で、単なる筋肉疲労や血行障害によるものから頚椎(骨・神経)の異常、高血圧、心臓病、さらには他の内臓の病気が原因になっていることもあります。
もし、肩こりの陰に重大な病気が隠れているならば、その治療が優先されます。そうでない肩こりに対しては、ある程度漢方治療も有効な手段となる場合があります。
急性の肩こりによく用いられるのは、カッコントウ(感冒のときよく使います)です。
ただし、長く飲み続ける薬ではないですし、1週間飲んでも効き目がなければ別な薬に変更すべきでしょう。カッコンとは葛(クズ)のことですから、古人が葛湯を肩こりのとき飲んでいたのは経験的な知恵なんですね。また、御自分で横になって臍のすぐ左横を人指し指で押して軽く痛みがあれば、カッコントウが効く目安になります。

慢性の肩こりの場合は、いつもお話するように証(身体の状態)の見極めが大切になります。漢方医学の診察で「望・聞・問・切」という四診というのがあるのですが、何の事はない「望診」は目でみる(顔色・舌・皮膚・体の動き・精神状態)、「問診」は耳から聞く、においを嗅ぐ(声、体臭、咳、口臭)、「問診」は西洋医学と同じ、「切診」は体に触れて診ることなのです。
しかし、「望・聞」だけでも結構な情報は得られるんですね。同じ患者さんを診ていると、「今日は顔の色つやがいい」とか「声にハリがある」とか分かるんです。以前、「顔の色がいい」と患者に言うと「今日は化粧してきたんです」と言われましたが、要は化粧する位に身体の気力が充実してきた証拠でもあるのです。(笑)
肩こりにばかりに気を取られると、正しい治療ができなくなります。「冷え」「頭痛」「ストレス」などが伴っているかは非常に重要です。基本的には前回話した「お血(おけつ)」と「水毒」によるものが多くみられますが、一人一人に合わせた漢方薬が必要になります。
2005年02月10日(木) No.117 (山内先生(産婦人科)のコラム)

女性と漢方4〜舌を診る〜


今回は、漢方の診断方法の一つである「舌診」に関してお話します。
カゼの高熱や二日酔いのときなどに舌が赤くなったり、舌の苔(こけ)が厚くザラザラし黄色くなっていることがありますね。舌は身体の状態を知る..
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2005年01月10日(月) No.111 (山内先生(産婦人科)のコラム)

女性と漢方3〜冷え〜


足が冷えてよく眠れないとか、手足は冷えているのに顔はのぼせるなどという症状は特に女性には多くみられ、成人女性の約半数はこうした「冷え」に悩んでいるようですが、西洋医学ではこれを病気としてとらえていないので、血行不良を改善する末梢循環改善薬やビタミン剤を処方するくらいです。当然、症状が全くなくなることはあまり期待できませんね。このようなときにこそ活躍するのが漢方薬です。冷えはそのままにしておくと、頭痛や、生理痛、しびれなど様々な症状を招くことになりますので予防医学の立場からも大切です。冷えは一般的に血行不良が原因と考えられがちですが、漢方医学では食生活や生活環境、ストレス、ホルモン異常などによる自律神経の乱れや新陳代謝の低下、胃腸機能の低下など多岐にわたって原因を考えます。冷えにもいくつかのパターンがあり、診察のときに注意しなければならないのは、「手で直接さわる」ことなのです。

当たり前と思う方がいらっしゃるかもしれませんが結構お話を聞いてもらうだけで触られていないケースが多いのでは?漢方医学では「往来寒熱(おうらいかんねつ)」というとらえ方がありまして、寒さと熱がアンバランスに存在、つまり冷えとのぼせが共にある状態があります。例えば、上半身が暑く下半身は冷たいとか、右半身のみ冷えるなどです。本人の冷えの自覚があっても、さわると暖かいのも「往来寒熱」なのです。となると、こういう方に強力に暖める漢方(ブシ剤など)を処方しても効かないんですね。というか、証が違うのに薬が効くわけないのです。以外に多いのは「気逆(きぎゃく)」の冷えです。前回お話した「気」は本来上から下へ流れていくのですが、そのめぐり方が逆になると「気」の少ない方は冷えが、多い方は熱がでてくるのです。こういう方には「気逆」の薬の方がよく効くことがめずらしくありません。このように冷えにも漢方ではその人の状態で薬が異なりますので、つらい方は一度漢方薬を試してはいかがでしょうか?
2004年12月10日(金) No.105 (山内先生(産婦人科)のコラム)

女性と漢方2/生理痛


今回から、女性のいろいろな症状に対して漢方がどのように使われるか、と同時に漢方の考え方を簡単に解説していきますので、漢方医学をより身近に感じていただけたらなぁと思います。
漢方医学では「気・血・水」..
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2004年11月10日(水) No.98 (山内先生(産婦人科)のコラム)

女性と漢方1


最近は、街角のドラッグストアーで、感冒薬のドリンクを買い求めようとすると、「葛根湯」「桂枝湯」「小青竜湯」などがずらりと棚に並んでおり、漢方薬が多いのに驚きます。
需要が出てきたというわけでしょうが..
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2004年10月10日(日) No.91 (山内先生(産婦人科)のコラム)

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