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万病のもと「動脈硬化」



「脳梗塞」や「心筋梗塞」は、多くの人がかかりたくないと思う病気ですが、その原因のほとんどは「動脈硬化」です。動脈硬化は、脳梗塞や心筋梗塞以外にも、脳出血や動脈瘤、末梢動脈疾患などの病気を引き起こし、認知症にもなりやすくなるというから、まさに悪の黒幕なのです。
 動脈硬化とは、血液中のカス(粥腫:じゅくしゅ)が血管にこびりついて、血管の壁が厚くなることを指すのですが、この動脈硬化は多くの原因から起こります。動脈硬化は「血管」の「老化現象」ですので、高齢者に多く生じます。女性より男性の方が進行しやすいのですが、高齢男性の中でも、動脈硬化が進んでいる人と、動脈硬化がほとんどない人がいます。これには、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病を患っているかどうか、肥満になっていないか、喫煙しているかなどが関連しています。
 我々医師が、患者さんに、痛くもかゆくもない高血圧や高脂血症、糖尿病、肥満などに気を付けるようアドバイスし、禁煙を勧めるのは、これらの病気が動脈硬化を招き、最終的には脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすからなのです。病院では、色々な検査で、動脈硬化の度合いを評価することができますので、興味のある方はご連絡ください。
2020年08月26日(水) No.977 (仲澤先生(心臓血管外科)のコラム)

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